12団体の地域活動に思いを託す 市民活動助成基金「伝達式」〔東京〕

総額約500万円 多様な立場の人たちを支える活動を応援

パルシステム連合会

パルシステム東京(本部:新宿区大久保、理事長:松野玲子)は10月7日(土)、オンラインで2023年度市民活動助成基金の助成決定団体への「伝達式」を開催しました。パルシステムの商品やサービスの売り上げから生まれる剰余金を、誰もが安心して暮らせる社会と地球環境をめざして活動する市民団体の資金面の支援に活用します。

2023年度助成団体が抱負を表明

パルシステム東京市民活動助成基金は、生協の事業の剰余金をもとに都内で活動する市民団体を資金面で支援するしくみです。行政などのサービスが届きにくい課題に対応する地域団体とパルシステム東京のネットワークを広げ、よりよい地域社会作りに貢献することを目的とします。

2023年度は総額499万1,980円を12団体の活動資金として助成します。伝達式には全ての助成団体が参加し、助成金を活用する事業の目的や達成に向けた抱負を語りました。

 一般的に「贈呈式」と呼ぶ助成金の目録贈呈の場を「伝達式」とするのは、各団体の事業に対し期待と応援の思いを伝えるためです。資金助成のみでなく、各団体の取り組みを利用者はじめ多くの人たちに伝えるなど、生協としてできることで連携していきます。

▲2023年度の伝達式▲2023年度の伝達式

立ち上げ段階の団体にも利用しやすい助成金

同助成金は一般的な助成金制度よりも使途の範囲が緩やかで、団体の運営費や人件費にも利用できるのが特徴です。立ち上げたばかりの団体も申請でき、規模や活動に必要な資金に応じて、上限50万円と10万円までの2つのコースから選べます。

同基金は1998年に創設され、2022年度までにのべ295団体、総額約1億 1,570万円を助成しています。

パルシステム東京はこれからも、多様な立場の人たちを支える団体に積極的な応援の輪を広げていきます。

 

2023年度「市民活動助成基金」助成団体

■NPO法人アジアの子どもたちの就学を支援する会(あきる野市)

カンボジアの母親たちが縫製した布小物の販売収益を子どもたちの学費とする活動の広報とスタッフ雇用の費用を助成。

■NPO法人ASIAN PEOPLE'S FRIENDSHIP SOCIETY(A.P.F.S.)(板橋区)

差別や生活の問題に苦しむ外国人住民に対する相談活動や基本的人権擁護、多文化共生のための活動費用を助成。

■あだち子ども食堂 たべるば(足立区)

「たべるばハウス」での子どもたちへの週1回の食事支援と保護者が安心して来られる居場所づくりの活動費用を助成。

■食の安全・監視市民委員会(新宿区)

有機フッ素化合物(PFAS)による水道水汚染、容器包装や家庭用品等への使用実態に関する調査、情報収集と啓発活動の費用を助成。

■白子川源流・水辺の会(練馬区)

白子川の水辺環境の保全・回復を目的とした川の清掃や水質調査、生き物調査等の定例活動と「白子川源流まつり」の費用の一部を助成。

■公益財団法人東京子ども図書館(中野区)

子どもたちが自分を育てるために生涯本を活用することを願った読み聞かせや紹介、貸出、お話会などの活動費用を助成。

■NPO法人トイミッケ(豊島区)

ネットカフェなどを生活拠点とする不安定な就労で通信環境が必須ながら、アクセスできない人たちへの無料サービス提供の活動費用を助成。

■難民・移民フェス実行委員会(豊島区)

就労を禁じられる難民申請者や仮放免者、また移民の支援を目的とするチャリティ販売などを行う「難民・移民フェス」開催費用を助成。

■NPO法人フードバンク八王子えがお(八王子市)

子どもたちの成長に必要な安全で栄養価の高い食料を生活困窮者世帯へ優先的に提供する活動費用を助成。

■府中JSL学習支援の会(府中市)

外国にルーツのある子ども達と保護者への日本語支援と生活相談、放課後学習支援、外国人ママたちの居場所つくりなどの活動費用を助成。

■ポレポジさぽーと2(八王子市)

外見ではわかりにくい発達障がいのある子どもたちの保護者の負担を軽減し、子どもの自己肯定感を育む学習支援活動の運営費を助成。

■NPO法人レジリエンス(渋谷区)

DVや性暴力、虐待などの暴力被害者のトラウマ回復と自立支援を目的とするオンラインの居場所提供やピアサポート活動の費用を助成。

 

▼2021年度市民活動助成基金 伝達式 |11の市民活動団体が活動紹介

https://www.palsystem-tokyo.coop/report/64904/


▼2022年度 「市民活動助成基金 」成果報告会を開催しました

 https://www.palsystem-tokyo.coop/report/119281/


【組織概要】

生活協同組合パルシステム東京
所在地:東京都新宿区大久保2-2-6、理事長:松野玲子
出資金:217.1億円、組合員数:52.6万人、総事業高:864.8億円(2023年3月末現在)
HP:https://www.palsystem-tokyo.coop/


パルシステム生活協同組合連合会
所在地:東京都新宿区大久保2-2-6 、理事長:大信 政一

13会員・統一事業システム利用会員総事業高2,530.9億円/組合員総数171.4万人(2023年3月末現在)

会員生協:パルシステム東京、パルシステム神奈川、パルシステム千葉、パルシステム埼玉、パルシステム茨城栃木、パルシステム山梨、パルシステム群馬、パルシステム福島、パルシステム静岡、パルシステム新潟ときめき、パルシステム共済連、埼玉県勤労者生協、あいコープみやぎ

 HP:https://www.pal.or.jp

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会社概要

URL
https://www.pal-system.co.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都新宿区大久保2-2-6 ラクアス東新宿
電話番号
03-6233-7200
代表者名
大信政一
上場
未上場
資本金
148億7000万円
設立
1991年02月