2026年予測: 企業の95%が成長を見込む一方、そう確信する働き手は半数にとどまる。ランスタッド最新報告書で判明した「成長へのリスク」

世界最大*¹の人材サービス企業であるランスタッド(本社:オランダ王国ディーメン、CEO:サンダー・ヴァント・ノールデンデ)は、世界の労働者を対象にした意識調査「ランスタッド・ワークモニター」の最新結果を発表し、世界の労働市場において「自信の乖離」が顕著になっていることが明らかになりました。企業の95%が今年の成長を確信している一方で、同様の楽観的な見方を持つ働き手は51%にとどまり、世界的な情勢不安の中で労働者が大きなプレッシャーにさらされていることが浮き彫りになっています。
世界35の市場で27,000人以上の労働者、1,225社の雇用主、および300万件以上の求人広告を対象に実施した今回の調査では、AIによる業務効率化、ポートフォリオ型キャリアへの転換、そして安定の鍵を握るマネージャーとの関係強化という大規模な「労働力の適応」が進んでいることが明らかになりました。
-
AIは脅威ではなく解決策:働き手の5人に1人がAIによる業務への影響はないと予想する一方、企業は効率化を加速。「AIエージェント」スキルを求める求人は2025年を通じて1,587%急増。
-
直線的なキャリア形成の終焉:雇用主の72%が従来の「昇進制度(コーポレート・ラダー)」を「時代遅れ」と見なしており、働き手は自らのキャリアを多角的に進化させる「ポートフォリオ・キャリア*² 」へと積極的にシフトしています。
-
安定の鍵を握るマネージャー:経営陣への信頼が低下する中、労働者の72%は、経済的な不確実性を乗り切るために直属のマネージャーとの関係強化を重視しています。
■ AIは脅威ではなく解決策
人工知能(AI)は労働力の適応において重要な役割を果たしていますが、決定的な認識のずれが依然として存在します。企業が広範なAI導入を加速させている一方で、労働者の21%は自分の業務がAIによる効率化の影響を受けないと信じており、47%はAIが自分自身よりも会社に利益をもたらすと懸念しています。
これは企業の動きとは対照的です。2025年を通じて「AIエージェント」スキルを必要とする求人は1,587%急増し、「AIトレーナー」の需要は247%増加しており、人間が機械を教える未来を裏付けています。「プロンプト・エンジニアリング」は普遍的なスキルになりつつあり、全職種において403%と爆発的な需要増となっています。
AIの影響は、仕事の代替ではなく、既存の役割の中での効率化(タスクの増強)に向けられています。
働き手はすでに反応しており、65%がスキルアップの必要性を認識しており、半数以上(52%)が将来を見据えて独自にスキルを磨く機会を積極的に探しています。
■ 直線的なキャリアからポートフォリオ・キャリアへ
働き手は成功するキャリアのあり方を再考しており、従来の昇進制度を拒否する人もいます。彼らはリスクを分散させながら、自らキャリアを形作る「ポートフォリオ・キャリア」を形成したり、あえて昇進を望まない動きを見せたりしています。
これは、従来のキャリアパスを望む働き手がわずか41%に過ぎないことにも表れています。雇用主もこの見解を共有しており、72%が直線的な出世の階段は時代遅れだと述べています。
働き方も変化しており、40%が副業を持ち、生活費の高騰に対応して3分の1以上(36%)が現在の労働時間を増やすことを計画し、38%は、自身のキャリアを通じて異なる種類の仕事を経験したいと回答しています。
優先順位も変化しています。給与は依然として働き手の81%にとって最大の魅力ですが、定着の鍵はワークライフバランスです。給与を定着の要因として挙げたのは4分の1(23%)であるのに対し、約半数(46%)がワークライフバランスを挙げています。
■ 安定の鍵を握るマネージャー
経営陣(リーダーシップ)への信頼は77%から72%に低下し、Z世代ではさらに67%にまで低下しています。その代わりに、働き手は最も身近な存在に頼っています。60%が、不確実な状況下でより大きな安心感を求めてマネージャーに期待を寄せています。マネージャーと従業員の関係は強化されており、2024年の64%から上昇し、72%がマネージャーと強い関係にあると答えています。
世代間のコラボレーションも労働力の最も貴重な資産の一つであり、AIの影響を受けている職場における人間関係の重要性を示しています。働き手の4分の3(78%)が年配の同僚からソフトスキルを学ぶと述べている一方で、72%がZ世代やミレニアル世代からテクノロジーやAIスキルを学ぶと述べています。
■ ランスタッド・エヌ・ヴィー CEO サンダー・ヴァント・ノールデンデのコメント
労働市場は計り知れないプレッシャーにさらされており、適応できる人こそが成功するでしょう。AIはタスクを増強し、人間にしかできない役割の重要性を際立たせる鍵としてとらえるべきです。従来のキャリア目標は変化しており、人材も組織も、成功とは何かについてより柔軟に考えています。しかし、人間同士のつながりは依然として組織の中核であり続けます。大規模な「職場の適応」が進む中、安定を維持する要としてマネージャーはかつてないほどに重要な役割を担っています。企業と人材が同じ方向を向いたときに初めて、真の成長を解き放つことができるのです。
※英語版調査結果の詳細は、以下リンクより無料でダウンロードいただけます。和訳版レポートにつきましては、2月下旬頃発表予定です。 https://www.randstad.com/workmonitor/
※当プレスリリースはランスタッドのオランダ本社より1月20日(火)に発表された、プレスリリースの抄訳版です。英語版プレスリリースはこちらをご覧ください:https://www.randstad.com/press/2026/randstad-releases-new-workmonitor-2026-report/
*¹ Staffing Industry Analysts 2025、人材サービス企業売上ランキングより
*² ひとつの組織や職業に依存せず、複数の仕事や役割を組み合わせて、多様な経歴を築く働き方のこと
■ ランスタッドの会社概要
[社 名] ランスタッド・エヌ・ヴィー
[設 立] 1960年10月
[代 表] サンダー・ヴァント・ノールデンデ、ホルヘ・バスケス
[所 在 地] オランダ
[従業員数] 41,400人
[売 上] 3兆9,782億円(241億2,200万ユーロ) 2024年度実績(12月決算)
(人材サービス業として世界最大*¹)
[資 本 金] 6,816億1,436万円(41億3,300万ユーロ) 2024年12月末時点
[事 業 所] 世界39の国と地域
[事業内容] 総合人材サービス
[URL] https://www.randstad.com/
(1ユーロ164.92円換算/ 2024年12月末時点)
*¹ Staffing Industry Analysts 2025、人材サービス企業売上ランキングより
■ ランスタッドについて
ランスタッドは、世界で最も公平で専門性を備えた人材サービス会社になるというビジョンを掲げる人材業界のグローバルリーダーです。人材不足の世の中にあっても、人材に寄り添う真のパートナー(Partner for talent)として、4つの専門分野(オペレーショナル/ プロフェッショナル/ デジタル/ エンタープライズ)を通じクライアント企業が成功するために必要な、高品質で多様性に富んだ柔軟な労働力の実現を支援します。また人々が有意義な仕事につき、それぞれが適切なスキルを身につけ、職場に目的と居場所を見出す手助けをします。ランスタッドが創造する価値を通じて、誰もにとってより良い、より持続可能な未来の実現に貢献します。
オランダに本社を置くランスタッドは、39の国と地域(市場)で事業を展開しており、約40,000人の社員が働いています。2024年には、170万人の人々の就職を支援し、241億ユーロの収益を上げています。ランスタッドN.V.はユーロネクスト・アムステルダムに上場しています。詳細は、ウェブサイトをご参照ください。 www.randstad.com
■ Award/表彰ほか
・LGBTQI+に関する取組み評価指数「PRIDE指標」の最高位「ゴールド」を5年連続受賞
・ランスタッドNVとしてダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・ワールド・インデックス(DJSI)
プロフェッショナルサービス部門 10年連続選出(人材サービス企業として唯一)
・「がんアライアワード2024」でブロンズを初受賞 (2024年12月)
・「D&Iアワード2025」より最高評価のベストワークプレイスに4年連続認定 (2025年12月)
■ ランスタッドのホワイトペーパーとコンテンツ
・ランスタッド・エンプロイヤーブランドリサーチ2025(下記のリンクよりダウンロードいただけます)
https://services.randstad.co.jp/download/form/rebr_jp2025
・ランスタッドワークモニターレポート2025(下記のリンクよりダウンロードいただけます)
https://services.randstad.co.jp/download/form/workmonitor2025
・ランスタッド法人向けブログ「WorkforceBiz」 https://services.randstad.co.jp/blog
・ランスタッド個人向けコンテンツサイト「キャリアHUB」 https://www.randstad.co.jp/careerhub/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
