モノタロウブランドから「アブラヤシ廃材を利用した中密度繊維板」を7月19日に発売。パナソニックの環境技術「PALM LOOP(R)」を活用。

~建材や家具に多く使われる資材の環境配慮型商品を販売し、環境保全に貢献~

株式会社MonotaRO

現場を支えるネットストア「モノタロウ(https://www.monotaro.com/ )」を運営する株式会社MonotaRO (本社:兵庫県尼崎市、代表執⾏役社⻑:鈴⽊ 雅哉、以下 モノタロウ) は、パナソニック ハウジングソリューションズ株式会社(以下、パナソニック)の再生木質ボード化技術「PALM LOOP(R)」を活用した「アブラヤシ廃材を利用した中密度繊維板」を、2023年7月19日(水)にモノタロウブランド商品として発売します。
モノタロウは、サステナビリティへの取り組みの一つとして環境に配慮した商品の取扱いを強化しています。今回その一環として、パナソニックが取り組む環境事業プロジェクトに賛同し、事業検証として自社プライベートブランド(モノタロウブランド)でのアブラヤシ廃材を利用した中密度繊維板の販売を決定しました。

アブラヤシ廃材を利用した中密度繊維板は「木材に代わる新しい材料」として、資源を守り、温室効果ガスの発生を抑え、現地の雇用も生み出し、社会課題の解決に貢献する商品です。当社は、産業の中で非常に多く使われている一般的な繊維成形材を、アブラヤシ廃材を利用した中密度繊維板への置き換えを推奨することにより、お客様の利便性を維持しつつ環境保全に貢献します。



アブラヤシ廃材を利用した中密度繊維板アブラヤシ廃材を利用した中密度繊維板

繊維成形材は、家具や建材の素材として使用されることが多い商品です。モノタロウには製造業や建築業のお客様も多く、活用に期待が高まります。アブラヤシ廃材を再生利用した中密度繊維板は、従来の繊維成形材の代替品として高い環境価値を有しています。環境配慮商品に切り替えるきっかけとしてお試しいただけるよう、1セット5枚入りの小ロットから販売いたします。


■商品詳細

アブラヤシ廃材を再生利用した中密度繊維板を使用することで、1枚当たり500mLペットボトル約5,600本分の体積のCO₂削減(※)に相当します。

例えば、アブラヤシ廃材を利用した中密度繊維板を10枚使ってカップボードを制作する場合、同寸法の一般的な繊維成形材使用に比べ、56kg CO₂/台(ペットボトル5.6万本分の体積)の温室効果ガスの削減に相当します。

※ボード1㎥当たりの温室効果ガス削減量:1.33t(SATREPS研究報告数値・2022年3月現在の製造条件を元にパナソニックが試算)


・商品名:アブラヤシ廃材を利用した中密度繊維板

・サイズ(厚み×幅×長さ):2.5mm×920mm×1830mm

・グレード:RS 30 REG(U) (JISA5905:繊維板)相当

・ホルムアルデヒド等級:F☆☆☆☆

・納期:15時までのご注文で当日出荷

・注文コードと価格:

25627204(5枚入)  :¥    6,039(税込)、¥     5,490(税別)

25627220(350枚入):¥383,900(税込)、¥349,000(税別)

商品ページURL https://www.monotaro.com/g/06113432/


 

■温室効果ガス削減効果量(パナソニック試算値)



今回、第一弾として「アブラヤシ廃材を利用した中密度繊維板」2品番の発売を開始します。今後は「PALM LOOP(R)」で作られた製品を原材料としたモノタロウブランド商品の開発を展開していく予定です。


■「PALM LOOP(R)」について

今回の発売商品「アブラヤシ廃材を利用した中密度繊維板」に使用する「PALM LOOP(R)(https://panasonic.co.jp/phs/technology/palmloop/ )」は、アブラヤシから再生木質ボードをつくるパナソニックの独自技術です。(SATREPS(地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム)と連携)

25〜30年間のパーム油の収穫期を終えたアブラヤシは、伐採された幹の多くが農園に放置され、腐敗や分解が進むことにより、メタンガスを含む温室効果ガスの発生源のひとつとなってきました。また、新しいアブラヤシを植えるための焼き畑が行われることもあり、アブラヤシは産業の中で温室効果ガスの排出量増加と森林の減少への影響度が高い植物となっています(メタンガスは CO₂の約25倍の温室効果)。そのため「PALM LOOP(R)」は、アブラヤシ廃材の処理と活用を進めることで、資源循環として廃棄物を減らすだけでなく、腐敗や分解を防ぐことで温室効果ガス削減にも効果を発揮し、過剰な森林伐採を抑制し、新しい事業モデルとして現地の雇用を生み出すという、いくつもの効果が期待されるサーキュラーエコノミーを目指したプロジェクトです。

「PALM LOOP(R)」で作る再生木質ボードは、アブラヤシプランテーションが多いマレーシアにて原料調達を行っています。現地で廃材を回収し、粉砕・特殊洗浄・磨砕・繊維抽出し、圧縮成形した中間材の状態でボード工場へ輸送。コンパクトにすることで保管性・輸送性に優れ、製造時・輸送時ともにCO₂排出低減に繋がっています。中間材からボードへの最終工程は、現在日本で行っています。

廃材となったアブラヤシ (国立研究開発法人国際農林水産業研究センター(国際農研) 提供)廃材となったアブラヤシ (国立研究開発法人国際農林水産業研究センター(国際農研) 提供)

アブラヤシ廃材から作られたチップ(中間材)アブラヤシ廃材から作られたチップ(中間材)

モノタロウは今後も「現場を支える」ネットストアとして、価格を抑え安心してお使いいただけるプライベートブランド商品を開発するとともに、循環型社会の実現・形成に向けた取り組みを積極的に推進し、サステナブルな社会の実現に向けて行動してまいります。


■株式会社 MonotaRO(モノタロウ)について

(本社:兵庫県尼崎市、代表執行役社長:鈴木 雅哉、URL:https://corp.monotaro.com/

切削工具や研磨材などの工業用資材から自動車関連商品や工事用品、事務用品に至るまで、現場・工場で必要とされる製品 約2,000万アイテムを販売しています。

モノタロウはサステナビリティの取り組みの一環として「環境配慮型商品部会」を設置し、環境配慮商品の取り扱い拡充と選びやすい専用ページの開設、またプライベートブランド商品開発に取り組んでいます。

環境配慮の取り組みの詳細は、以下のページをご覧ください。

https://corp.monotaro.com/ir/sustainability/sustainability_02.html 

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会社概要

株式会社MonotaRO

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URL
https://corp.monotaro.com/index.html
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
大阪府大阪市北区梅田三丁目2番2号 JPタワー大阪22階
電話番号
06-4869-7111
代表者名
田村 咲耶
上場
東証プライム
資本金
20億4203万円
設立
2000年10月