新規事業やDXの推進に失敗しないため必要なこととは?『バリュー・プロポジションのつくり方』刊行
安達 淳/著)を2023年10月23日に発売します。本書は、顧客が本当に求めている体験やアイデアをみつけるために「バリュー・プロポジション(体験のコンセプト)」をどのようにつくればよいのかをわかりやすく解説した1冊です。
新規事業で失敗しない!DXで迷走しない!
顧客に価値を感じてもらうために必要なこととは
新しいプロダクトやサービスが成功するためには、顧客が「価値」を感じるものを提供することがとても重要です。
顧客に価値を感じてもらうためには、「いま顧客はどのような状況にいるのか?」を正しく把握することが必要となります。そして、「いまの状況」から「よりよい状況」へシフトする助けになるものをつくることが、顧客が本当に求めている体験・アイデア提供することにつながるのです。
本書では、数千人規模のUXリサーチを行い、プロダクトマネジメントや新規事業開発を手掛ける著者らが、バリュー・プロポジションのつくり方を丁寧に解説します。バリュー・プロポジションとは、顧客に価値を感じてもらうべくどのような状況でどのような体験を提供したいかの方向性を示すこと=体験のコンセプトです。「顧客の状況」に着目しながら、バリュー・プロポジションの基礎知識から実践までを具体的に説明します。また、読者特典として、誰でもバリュー・プロポジションがつくれるフレームワーク「バリュー・ダイヤモンドボード」も提供し、ビジネス現場での実践をサポートします。
▼こんな方におすすめ
・新規事業のリーダー&担当者
・DXのリーダー&担当者
・新しいプロダクト・サービスをつくるチームメンバー
・プロダクトが伸び悩んでいる起業家&プロダクトマネージャー
■書籍概要
『バリュー・プロポジションのつくり方 顧客の価値を「状況」で考えればプロダクト・サービス開発はうまくいく』
著者:前田 俊幸、安達 淳
発売日:2023年10月23日
定価:2,420円(本体2,200円+税10%)
判型:A5・240ページ
https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798173979
全国の書店、ネット書店などでご購入いただけます
・翔泳社の通販 SEshop: https://www.seshop.com/product/detail/25073
・Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4798173975
■目次
はじめに
基礎編
序章 バリューで社会を変える
状況のアップデート
状況は必ずしもデザインできない
バリュー・プロポジションが規定するもの
第1章 顧客の状況と価値
人は状況をよりよくする
価値の知覚について
顧客に注目する
COLUMN 他者理解にまつわるバイアス――帰属バイアス
COLUMN サービス・ドミナント・ロジック
第2章 状況と体験
時間軸で価値をとらえる
顧客の状況シフトをとらえる4つの力
4つの力の関係性
体験価値と状況
状況とニーズの関係性
COLUMN 顧客フォースモデル
第3章 顧客価値を可能にするもの
状況×機能(資源、リソース)
体験のコンセプト
状況だけではバリュー・プロポジションはつくれない
問題空間と解決空間
機能で状況を切り取る
バリュー・プロポジション導出の2つの考え方
既存アプローチとの違い
意思や思想、メンタリティの重要性
COLUMN 顧客の声・意見は打ち手の検討には弱い
第4章 バリュー・プロポジションのつくり方
バリュー・プロポジションづくりの振り返り
バリュー・ダイヤモンドボード
バリュー・ダイヤモンドボードの活用シーン
COLUMN ペルソナと目標指向デザイン
第5章 バリュー・プロポジション温故知新
バリュー・プロポジションの原典
バリュー・プロポジションは戦略であり、メッセージではない
バリュー・プロポジション再考
あと出しでバリュー・プロポジションに気づく
実践編
第6章 バリュー・ダイヤモンドボードの書き方
白紙から埋める
埋めたボードを改善する
第7章 状況をとらえるリサーチ手法
状況の抽出はデプスインタビューで行う
デプスインタビューの実施ステップ
状況を抽出する分析・考察手法
内製 vs. 外注
COLUMN 「仮説をもってはいけない」という言説について
おわりに――仕事とは状況を変えること
参考文献
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著者略歴
■著者プロフィール
前田俊幸(まえだ・としゆき)
プロダクトマネージャー、UXリサーチャー。UXコンサルティング企業にて、大手企業のサービス開発やCXマネジメントを支援。外資系スタートアップでのUXリサーチャーを経て、現在AI企業にてプロダクト事業をリード。東京大学工学部、同大学院学際情報学修士。岡山県生まれ。監訳書に『This is Lean』(翔泳社、2021)など。
安達淳(あだち・じゅん)
1990年、東京生まれ。東京大学農学部環境資源科学課程を卒業し、新卒でUXコンサルティング企業に入社。顧客起点でのサービス・事業開発の案件を担当する。現在は日本たばこ産業株式会社のD-LABにおいて新規事業開発を企画・推進するかたわら、顧客調査や顧客起点での事業開発コンサルティング、プロダクトの自社開発を行うBELLOWL社を共同創業者・COOとして経営。シニアDXを推進する株式会社オースタンスにてシニアディレクターも務める。趣味は料理をすること。
著者略歴
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