LTSが支援、商船三井の業務改善・DXプロジェクトにビジネスアナリシス賞
IIBA日本支部「業務・組織の最適化、自動化で価値創造への寄与時間を創出」と評価
株式会社エル・ティー・エス(本社:東京都港区、代表取締役社長:樺島 弘明、以下LTS)は、弊社が支援した株式会社商船三井(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:橋本 剛、以下商船三井)のデジタル技術とBPM(Business Process Management)の手法を活用した業務改善・DXプロジェクトが、一般社団法人IIBA日本支部の2025年度ビジネスアナリシス賞(BA賞)にて奨励賞を受賞したことをお知らせします。表彰式は2月4日、東京都内で実施されました。

■プロジェクト名
「運航業務プロセス改善に向けた業務プロセス可視化および標準業務マニュアルの作成」
2024年11月から2025年8月まで、LTSからアドバイザーとしていずれもConsulting事業本部/BX事業部の井上順一、メンバーとして星野和樹、日高千明、五十嵐理子が参画しました。
■受賞理由
IIBAは受賞理由について、「国際的なビジネスプロセスの統合にBA手法とツールを活用した事例として大変興味深く、特に国内では公開された適用事例が少ないプロセスマネジメントツールの活用は今後の一層の展開が期待できるとし、奨励賞としました」としています。
・IIBA2025年度ビジネスアナリシス賞(BA賞)受賞者の発表について
https://japan.iiba.org/page/ba-award-2025/
※IIBA International Institute of Business Analysis。国際的かつ中立的な立場でビジネスアナリシスの啓発を行い、ビジネスアナリシス、システムアナリシス、要求分析、プロジェクトマネジメント、コンサルティング、プロセス改善など様々な領域での円滑な業務推進を支援する非営利団体です。
■プロジェクト概要
商船三井DX共創ユニット(以下、DXCU)は、デジタルを活用し商船三井グループ全体として目指したい姿を示した「商船三井DXビジョン」とその実現に向けた「DX Action 1.0」における変革活動を主導しています。LTSは、デジタル活用を前提として業務プロセスを再設計することで標準化を徹底し、業務・組織の最適化および自動化を進め、ビジネスや価値創造への寄与時間創出を目指す「業務プロセス」に関するDXCUの取り組みを支援しました。
その取り組みでは、商船三井のグループ会社である、各種原燃料、穀物、鉱物資源などのドライバルク船事業を手掛ける商船三井ドライバルク株式会社(以下、MOLDB)とフィリピン・マニラに拠点を置き、ドライバルク船の運航を担うMOL Enterprise (Philippines) Inc.(以下、MOLEP)との協業を実施。具体的には、運航管理業務を担う人材の高い流動性の中で、専門的人材を育成し、安全運航を維持向上する目的のもと、デジタル技術とBPMの手法に基づいて運航管理業務全般の業務プロセスを整理・可視化し、標準業務マニュアルを策定するプロジェクトを推進しました。
当初同じドライバルク船の運航においても、MOLDB(東京)とMOLEP(マニラ)で少しずつ異なるやり方で業務がなされており、業務プロセスの差異をデジタルツール活用により収集・分析しました。その後、MOLEPに適用する標準業務プロセスを定め、Standard Operating Procedure(以下、SOP。和訳は、標準作業手順書)を確立しました。こうして整理された標準業務プロセスとSOP、即ち標準業務マニュアルは、デジタル基盤上で一元管理・継続更新されており、商船三井における全社的なプロセス統制とIT活用を支える基盤となっています。
標準業務マニュアルを確立したプロジェクトの成果として、業務知識のデジタル資産化やMOLEPにおける新人教育OJTの短縮化、業務品質の向上、さらにはデジタル技術を活用した継続的な業務改善の基盤の構築を実現しました。プロジェクトが完了したのち、DXCUやMOLDB、MOLEPは標準業務マニュアルをベースとして、更なる業務改善ポイントの洗い出しが可能となり、一部業務のRPA導入や生成AI導入を推進するなど、更なるデジタルトランスフォーメーションの実現に向け取り組んでいます。
■商船三井(カーボンソリューション事業開発ユニット次世代エネルギーチーム、プロジェクト当時の所属はDX共創ユニットBusiness Process Managementチーム)渡邊悠喜氏のコメント
当社グループでは2035年を目指した経営計画とあわせて、2023年にデジタルを活用した社会解決リーディングカンパニーを目指すべく「DXビジョン」を策定しました。そのアクションの一つとして、デジタル活用を前提とした業務可視化・標準化を徹底し、業務・組織の最適化および自動化を進め、ビジネスや価値創造への寄与時間を創出すべく「業務プロセス変革」に取り組んで参りました。
本プロジェクトを推進する中で、業務プロセスの可視化には非常に労力がかかることを痛感しました。そもそも一人ひとりが異なった極めて属人的な業務のやり方がある中で、誰の業務のやり方を標準プロセスとすればよいのかという点からのスタートでした。加えて、当初システム開発・導入と異なり社内認知度が低く、周囲の風当たりの強さを感じる場面もありました。そうした中で、LTS様には業務プロセス改革のプロフェッショナルとして常に現場目線に立った支援をいただき、困難を乗り越えることができました。
この地道なプロジェクトを完遂した今日において、標準プロセスやSOPを用いて更なるデジタル技術の利活用や業務改善が始まっていることやIIBA日本支部のBA賞にて奨励賞を受賞したことに鑑みると、私たちの取組みが決して間違っていなかったことが証明されたように感じます。しかし、授賞式に合わせて受賞講演の機会を賜り、「商船三井における業務プロセス変革へのVoyage ~プロセス可視化はビジネストランスフォーメーションの出帆地」という演題をつけました通り、まだ私たちは出帆地に漸くたどり着いたところです。業務プロセス変革へのVoyageは今後も続きます。
■LTS 井上順一のコメント
数あるコンサルティング会社の中から、弊社のBPM(ビジネスプロセスマネジメント)に対する専門性と実行支援の姿勢を信頼し、パートナーとして選んでいただいたことに深く感謝しております。
本プロジェクトにおいてLTSは、BPMのプロフェッショナルとして、属人化していた複雑な運航業務の可視化から、東京・マニラの両拠点に適用可能な標準プロセスの確立までを徹底して支援いたしました。単なるマニュアル作成に留まらず、デジタルツールを活用した高度なプロセス管理を導入することで、商船三井様が自律的に業務改善を継続できる『強固な基盤』を構築できたと自負しております。
現場の皆様と共に創り上げたこの仕組みが、新人教育の効率化やさらなるDX推進に寄与し、今回のBA賞受賞という形で結実したことを大変光栄に感じております。今後、商船三井様のさらなる変革の道程で、再び弊社の専門性が必要とされる局面が訪れれば、これほど嬉しいことはありません。LTSはこれからも、BPMを通じてより多くのお客様の変革実行能力を高め、持続的な成長に貢献して参ります。
■注釈
【株式会社エル・ティー・エスについて】
東京証券取引所 プライム市場(証券コード:6560) URL:https://lt-s.jp/
株式会社エル・ティー・エスは、デジタル時代のベストパートナーを目指し、お客様の変革実行能力を高めるためのコンサルティングを主軸としたプロフェッショナルサービスと、IT業界の企業や人材をつなぎ新しいビジネス機会を創出するプラットフォーム事業を運営しています。
【本プレスリリースに関するお問い合わせ先】
株式会社エル・ティー・エス 広報担当 E-Mail:info@lt-s.jp
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