【レポート発表】SEO対策で生成AI対策はできるのか?生成AIの回答結果を1,176回比較分析。検索順位との一致率はわずか12%、SEOが“AI推薦”に直結しない構造が明らかに

Gemini・Claudeの3モデルを対象に、1,176回の回答内容を比較分析。生成AIの回答傾向と情報参照の特性を整理し、SEOとの相関を定量的に検証

株式会社WACUL

データと知⾒を核に、戦略から実⾏までマーケティングDXを⼀気通貫で⽀援する株式会社WACUL(住所:東京都千代田区、読み:ワカル、代表取締役社長:大淵 亮平、以下当社)は、ChatGPT・Gemini・Claudeの3モデルを対象に1,176回の回答内容を比較分析し、生成AIの回答傾向と検索順位との関係を検証したレポートを公開しました。

■レポート全文

生成AIに「おすすめのパソコン教室を教えて」と質問。1,176回分の結果を比較検証

  • ChatGPT・Gemini・Claudeの回答結果はバラバラ

  • 同一LLM内であれば、日による回答結果のブレは小さい

  • ChatGPTの参照メディアと検索上位メディアは約12%しか被らない

■調査の背景

生成AIの活用が急速に拡大し、情報探索や購買行動の起点が検索から生成AIツールへと移行するなか、「自社がAIに推薦されるかどうか」は新たな競争指標になりつつあります。

この変化を受け、マーケティング業界では「LLMO(大規模言語モデル最適化)」という言葉が注目され、SEOの延長線上で語られるケースも増えています。


しかし、「検索上位に表示されること」がそのまま「生成AIに推薦されること」を意味するとは言い切れません。各生成AIがどのような情報を参照し、どのようなロジックで推薦を行っているのかは、いまだ不透明な部分が多く残されています。


そこで当社は、クライアント企業であるA社を対象に、ChatGPT・Gemini・Claudeの3モデルに対し、合計1,176回にわたり「おすすめのパソコン教室を教えて」と質問を行いました。

その結果をもとに、従来のSEO対策と生成AIの推薦構造の関係を定量データに基づき検証しています。

■調査結果

  • ChatGPT・Gemini・Claudeの3モデルに対し合計1,176回の質問を投げかけたところ、A社が推奨された回数は、ChatGPTで平均9回、Geminiで平均22回、Claudeでは0回となり、同一条件でもモデルごとに異なる推薦ロジックを持つことが明らかになった

  • Geminiでは日ごとの推奨回数の変動が平均値±4程度に収まり、同一モデル内では比較的安定した傾向が確認された

  • ChatGPTが回答を生成する際に参照したメディアと、検索10位以内に表示されるメディアの重複率は平均11.7%にとどまり、検索順位と生成AIの推薦結果に強い相関は見られなかった

■本調査の提言

  • SEOで上位を取っても、生成AIに推薦されるとは限らない。まずは、自社が各生成AIにどのように認識・推薦されているかを定期的に把握し、AI時代に即した情報発信へと転換する必要がある

  • 生成AIはランダムに回答しているわけではなく、一定のロジックに基づいて情報を評価している。AIが「信頼できる」と判断する構造を理解し、専門性と一貫性のある発信を継続することで、中長期的な競争優位を築くことが重要である

  • 生成AIの評価基準はブラックボックス化しており、短期的な攻略法は存在しない。安易な施策ではなく、信頼の積み上げを軸にした長期的な戦略が求められる

■レポート全文

生成AIに「おすすめのパソコン教室を教えて」と質問。1,176回分の結果を比較検証

■調査概要

ChatGPT・Gemini・Claudeの3モデルを対象に、合計1,176回「おすすめのパソコン教室を教えて」と質問を投げかけ、その回答を分析。

各生成AIの回答傾向および参照メディアを比較し、SEO順位とAI推薦との関係性を定量的に検証しました。

■WACULについて

WACULは、ビッグデータとナレッジで、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を実現するマーケティングDXカンパニーです。

2010年にデジタルマーケティングのコンサルティング事業を開始し、人工知能等を活用したデータアナリティクスの先進テクノロジーとコンサルティングを通じて蓄えた知見とを融合し、2015年から「AIアナリスト・シリーズ」を提供。さらに組織設計から戦略立案を行うWACUL DXコンサルティング、フリーランスのデジタル人材のマッチングなどを加え、マーケティング&セールスのDXを通じて、クライアントの売上最大化を効率的に実現します。

<会社概要>

会社名:株式会社WACUL(読み:ワカル)

Webサイト :https://wacul.co.jp/

本社所在地 :東京都千代田区神田小川町3-26-8 2F

代表者 :代表取締役社長 大淵 亮平/代表取締役 垣内 勇威

事業内容 :デジタルマーケティングのPDCA自動化を行う「AIアナリスト」、実装・実行を行う「AIアナリストAD」「AIアナリストSEO」、戦略立案など上流から戦術・施策設計まで行う「DXコンサルティング」、デジタルマーケティング人材のマッチングサービス「MarketerAgent」など、マーケティングDXの支援サービスを展開

X(旧:Twitter) :https://twitter.com/wacul_jp

Facebook :https://www.facebook.com/wacul.co.jp/

<主要サービス>

デジタルマーケティングのPDCAを支援する自動データ分析・改善提案ツール「AIアナリスト」

データ分析を自動的に行い、改善提案から実行施策の成果測定まで、マーケティングのPDCAサイクルを自動化するマーケティングツール。マーケターは、データ分析作業や施策管理、施策の効果検証などの煩雑な作業ではなく、本来行うべき戦略的なタスクに集中できる

サービスのご紹介・資料請求はこちら:https://wacul-ai.com/

・「コンテンツ作成×外部対策×内部対策×CVR改善」をワンストップで支援する、オールインワンSEOサービス「AIアナリストSEO」

SEO対策の上流から下流までを網羅的に支援し、自然検索のCV数を最大化します。

サービスのご紹介・資料請求はこちら:https://wacul-ai.com/seo/lp/seo-consulting/

・Webサイトと一体運用で成果を出す広告運用サービス「AIアナリスト AD」

AIアナリストのノウハウを活用してCV獲得に効果的な広告媒体を選定、効率的な広告運用を代行する

サービスのご紹介・資料請求はこちら:https://wacul-ai.com/ad/

・フリーランスのマーケター人材紹介サービス「Marketer Agent」

専門ノウハウを有するフリーランス等のマーケティングDX人材と企業をマッチングし、企業の体制構築・成果創出を支援します。

1,000社超の企業支援を通じWACULが培った「課題特定力」と40,000サイトの分析に基づく成果を出すための「方法論」で、市場に存在する最適な人材で企業の課題を解決します。

企業の方はこちら:

https://wacul.co.jp/lp/marketer-agent-for-enterprises/

マーケターはこちら:

https://wacul.co.jp/lp/marketer-agent/

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

株式会社WACUL

40フォロワー

RSS
URL
http://wacul.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区神田小川町3-26-8 神田小川町三丁目ビル2F
電話番号
03-5244-5535
代表者名
大淵亮平
上場
未上場
資本金
5億5300万円
設立
2010年09月