住宅事業者向けクラウド型住宅ローン業務支援システムを提供するiYell シリーズE累計21.9億円の資金調達を実施

iYell株式会社

2025年11月11日 15時00分

iYell株式会社（本社：東京都目黒区、代表取締役社長兼 CEO：窪田光洋、以下「iYell」）は、株式会社ウィル、株式会社日建パートナーズ等合計3社を引受先とした第三者割当増資及び株式会社北國銀行からのデットファイナンスを実行し、合計3.3億円の資金調達を実施しました。当社はこの度の調達を含め、シリーズEラウンドの累計調達額は21.9億円となります。

《背景》

iYellは金融機関・住宅事業者・エンドユーザーが抱える住宅ローンの課題を同時に解決するため、「国内最大の住宅ローンテックスタートアップ」を目指し、iYellグループは住宅ローンマーケットプレイスを軸とした「住宅ローンプラットフォーム」を構築しており、現在では、全国数百行の金融機関、数千社以上の住宅事業者が参画するプラットフォームへと成長しています。

■顕在化している住宅ローンマーケットの課題

海外の住宅ローンマーケットは住宅ローン専門の住宅ローンブローカーがユーザーと金融機関のマッチングを行い、住宅ローン手続きのサポートを行っています。

一方で、日本においては住宅事業者が住宅購入相談とともに住宅ローン相談・手続きサポートを行っており、本業ではない住宅ローン手続きで業務が逼迫しています。また、住宅事業者は住宅ローンの専門家ではないため、ユーザーと金融機関の最適なマッチングを行うのが難しいことも課題となっています。

■iYellのメインビジネス

ー住宅事業者向けクラウド型住宅ローン業務支援システム「いえーるダンドリ」の提供ー

いえーるダンドリは、住宅事業者のアナログかつ煩雑な業務の多さやブラックボックス化された住宅ローン審査による住宅販売機会の損失等の課題に対して、住宅事業者の業務削減及び売上増加といった事業成長を応援する住宅ローン業務支援システムです。

住宅事業者に対する住宅販売の増加に繋がるような住宅ローンの業務支援を行うことを通じて、エンドユーザーの希望に沿った最適な住宅ローン手続きのサポートを行います。

住宅ローンの知識と金融機関等のネットワークを保有する「専門家」がクラウド化された独自のテクノロジーを活用して、速くて分かり易い「シームレス」で安心・健全な借入プロセスを実現します。

《今後の展望》

今回の調達資金を活用し、今後も住宅ローンプラットフォームマーケットへの浸透を行ってまいります。住宅ローンプラットフォームに加盟する事業者への新たな価値提供のためのサービス開発にも注力いたします。

また、住宅ローンの効率化にとどまらず、住宅購入や住宅関連分野の課題解決へと広げに行くために、不正の疑いのある情報を検知するシステムや個人情報漏洩事故を防止するデータ送信クラウドシステムの開発への投資を行います。

iYellは今後も「マイホームの購入」というエンドユーザーの夢を叶えるために住宅事業者及び業界が永続して発展できるように努めてまいります。