リサイクル原料比率30%の環境に配慮したハイブリッド収縮フィルム、「GEOPLAS(R) HCT3タイプ」をグローバルで販売開始!
市場普及を進め、収縮フィルムの新たな循環経済を創造します
グンゼ株式会社(本社:大阪市北区、社長:佐口 敏康、以下「グンゼ」)は、リサイクル原料を使用し環境に配慮したハイブリッド収縮フィルム「GEOPLAS(R)HCT3タイプ[ジオプラス(R)エイチシーティースリー]」を2023年1月から販売開始いたします。
今回販売を開始するリサイクルハイブリッドフィルムは、マスバランス方式によるケミカルリサイクル原料を30%使用し、日本市場で展開した後にアメリカおよびASEAN市場へと販路を拡大します。この取り組みは石油由来原料の使用を削減したリサイクルハイブリッドフィルムの第一弾として、市場での普及を推進してまいります。
今回販売を開始するリサイクルハイブリッドフィルムは、マスバランス方式によるケミカルリサイクル原料を30%使用し、日本市場で展開した後にアメリカおよびASEAN市場へと販路を拡大します。この取り組みは石油由来原料の使用を削減したリサイクルハイブリッドフィルムの第一弾として、市場での普及を推進してまいります。
1.背景
世界中で脱プラスチックの動きは加速しており、今年4月に「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が制定され、事業者や自治体に対してプラスチック製品の設計から製造・使用後の再利用に至るまで、全てのプロセスにおける資源循環の推進が求められています。
グンゼは異種積層化を通じた機能付与により高い収縮性能と剛性を実現、ハイブリッド収縮フィルムの薄膜化を図ることで環境対応を推進してまいりました。その機能性が評価され、PETボトル飲料・食品・トイレタリー用途など多岐にわたる分野でラベル用収縮フィルムを供給しています。昨今、枯渇資源の使用を見直し持続可能な社会の実現を目指すなかで、次ステップとして原料面からサステナブルなアプローチを進める必要があります。
当社は、2019年12月「プラスチック資源循環基本方針」を制定、プラスチックカンパニーでは2027年までに使用原料の50%をリサイクルおよびバイオマスなど循環型原料に置き換え、2030年には100%まで引き上げることを宣言しています。加えて、2024年には基幹工場である守山工場を、資源循環型工場(サーキュラーファクトリー(R)※1)とし、プラスチック廃材を出さないゼロ・エミッション※2を実現する工場へと転換してまいります。この中で、異種積層化された自社フィルムを回収し、異種分離と再生技術を確立させ、100%循環型原料の製品化を実現させていきます。
今般、リサイクル原料比率30%の収縮フィルムを上市し、2024年には投入量を50%まで上昇、2030年にはこれらの技術の活用を通じて、循環型原料100%の製品供給を目指していきます。
※1 サーキュラーファクトリー
従来の「Take(資源を採掘して)」「Make(作って)」「Waste(捨てる)」という直線型システムのなかで活用されることなく、廃棄されていた製品や原材料などを新たな資源と捉え、廃棄物を出すことなく資源を循環させる製造工場の仕組み。
※2 ゼロ・エミッション
ある産業から出た廃棄物を別の産業が再利用することで、廃棄物の埋め立て処分量ゼロを目指す取り組み。
2.ハイブリッド収縮フィルムとは
グンゼ独自の異種多層化技術により、PS(ポリスチレン)素材とPET(ポリエチレンテレフタレート)素材が積層されたフィルムです。収縮仕上がり性、耐内容物適性、剛性、ミシン目適性などPSとPETの両方の特長を兼ね備えることで、PETボトル飲料や食品、化粧品、トイレタリー用品などのラベルとしてグローバルで幅広く使用されています。
3.マスバランス方式とは
マスバランス方式とは、原料から製品への加工・流通などの工程において、ある特性を持った原料がそうでない原料(例:石油由来原料)と混合される場合に、その特性を持った原料の投入量に応じて、製品の一部に対してその特性の割り当てを行う手法。第三者機関から認証を受けることにより、トレーサビリティが確保されます。
マスバランス方式詳細説明:https://www.gunze.co.jp/plastic/detail/230
4.新グレードについて
世界中で脱プラスチックの動きは加速しており、今年4月に「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が制定され、事業者や自治体に対してプラスチック製品の設計から製造・使用後の再利用に至るまで、全てのプロセスにおける資源循環の推進が求められています。
グンゼは異種積層化を通じた機能付与により高い収縮性能と剛性を実現、ハイブリッド収縮フィルムの薄膜化を図ることで環境対応を推進してまいりました。その機能性が評価され、PETボトル飲料・食品・トイレタリー用途など多岐にわたる分野でラベル用収縮フィルムを供給しています。昨今、枯渇資源の使用を見直し持続可能な社会の実現を目指すなかで、次ステップとして原料面からサステナブルなアプローチを進める必要があります。
当社は、2019年12月「プラスチック資源循環基本方針」を制定、プラスチックカンパニーでは2027年までに使用原料の50%をリサイクルおよびバイオマスなど循環型原料に置き換え、2030年には100%まで引き上げることを宣言しています。加えて、2024年には基幹工場である守山工場を、資源循環型工場(サーキュラーファクトリー(R)※1)とし、プラスチック廃材を出さないゼロ・エミッション※2を実現する工場へと転換してまいります。この中で、異種積層化された自社フィルムを回収し、異種分離と再生技術を確立させ、100%循環型原料の製品化を実現させていきます。
今般、リサイクル原料比率30%の収縮フィルムを上市し、2024年には投入量を50%まで上昇、2030年にはこれらの技術の活用を通じて、循環型原料100%の製品供給を目指していきます。
※1 サーキュラーファクトリー
従来の「Take(資源を採掘して)」「Make(作って)」「Waste(捨てる)」という直線型システムのなかで活用されることなく、廃棄されていた製品や原材料などを新たな資源と捉え、廃棄物を出すことなく資源を循環させる製造工場の仕組み。
※2 ゼロ・エミッション
ある産業から出た廃棄物を別の産業が再利用することで、廃棄物の埋め立て処分量ゼロを目指す取り組み。
2.ハイブリッド収縮フィルムとは
グンゼ独自の異種多層化技術により、PS(ポリスチレン)素材とPET(ポリエチレンテレフタレート)素材が積層されたフィルムです。収縮仕上がり性、耐内容物適性、剛性、ミシン目適性などPSとPETの両方の特長を兼ね備えることで、PETボトル飲料や食品、化粧品、トイレタリー用品などのラベルとしてグローバルで幅広く使用されています。
3.マスバランス方式とは
マスバランス方式とは、原料から製品への加工・流通などの工程において、ある特性を持った原料がそうでない原料(例:石油由来原料)と混合される場合に、その特性を持った原料の投入量に応じて、製品の一部に対してその特性の割り当てを行う手法。第三者機関から認証を受けることにより、トレーサビリティが確保されます。
マスバランス方式詳細説明:https://www.gunze.co.jp/plastic/detail/230
4.新グレードについて
製品名 | GEOPLAS(R)HCT3タイプ[ジオプラス(R)エイチシーティースリー] |
製品展開 | 製品厚み 35μm |
製品特長 | 石油化学原料と同等の性能を保有しながら環境負荷低減の両立が可能 |
展開用途 | PETボトル飲料、食料品、日用品等のラベル |
販売計画 | 初年度(2023年度) 250tの販売を目指す |
販売地域 | 日本、アメリカ、ベトナムでグローバル展開(タイプ名、製品厚みは地域で異なる) |
5.今後の展開
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