次世代アグリ・フードテックを牽引!一関高専発・初代「スーパーアグリクリエーター」誕生
-アグリ・フード分野の技術革新に挑む研究成果が高評価-

独立行政法人国立高等専門学校機構 一関工業高等専門学校(岩手県一関市 校長:小林 淳哉 以下「一関高専」)は、未来創造工学科 化学・バイオ系 渡邊 崇教授を研究代表者として、生研支援センターが実施する「スタートアップ総合支援プログラム(SBIR支援)」に採択され、革新的な研究開発に取り組んでいます。
この取り組みの中で、上野裕太郎さん(令和6年度当時に専攻科2年生、現・一関高専特命助教)が、アグリ・フードテック分野の将来を担う有望な若手研究起業家として、令和7年3月31日付で初代「スーパーアグリクリエーター(SAC)」に認定されました。
また、令和7年3月17日に東京ミッドタウンで開催された「AgriFood SBIR ピッチ・マッチング2025」において、渡邊教授が「温暖化から地球と生物を守る」複合的環境ビジネスの研究開発成果および事業構想等を発表し、その取り組みが高く評価され、優秀研究課題の1つとして「ベストプログレス賞」を受賞しました。(全7チームが受賞対象)
今後も、一関高専では、事業化およびスケールアップに向けた段階的な伴走支援を活用しながら、食料・農業分野における技術革新と社会実装を目指し、研究・開発活動を積極的に推進していきます。
■SAC(スーパーアグリクリエーター)発掘支援プログラムについて
SAC発掘支援プログラムは、農林水産省SBIR事業の一環として実施されるプログラムで、将来のアグリ・フードテックを担う優秀な若手人材を発掘し能力向上を支援することを目的に、セミナー・PAメンタリング等の支援を実施するプログラムです。プログラムを修了し所定の審査を通過した場合、本事業のプログラムマネージャー(PM)によりSAC(スーパーアグリクリエーター)として認定されます。
■SBIR支援(Small/Startup Business Innovation Research)について
スタートアップ等による研究開発を促進し、その成果を円滑に社会実装しイノベーション創出を促進するための国の支援制度。生研支援センターの「スタートアップ総合支援プログラム(SBIR支援)」では、農林水産・食品分野における政策的・社会的課題解決と事業化を目的とした研究委託が行われています。
■研究課題について
[研究課題名]
磯焼けウニの活用普及に寄与する閉鎖循環式陸上養殖システム・餌の開発
[研究概要]
オゾン浄化技術を備えた閉鎖循環式陸上養殖システムでは複数の浄化を一括で処理できますが、飼育水の汚れが酷いと有害なアンモニアの脱窒が阻害されます。本研究では、磯焼け対策で駆除されるウニを活用し、①ウニ畜養に最適な浄化システムと、②ウニの品質向上とフンの汚染防止を兼ねた餌を開発し、事業モデルを構築しています。
■一関工業高等専門学校について
一関工業高等専門学校は1学科4系からなる本科と1専攻からなる専攻科を備えた工業高等専門学校で、岩手県南部の一関市に1964年に創設されました。「明日を拓く創造性豊かな実践的技術者の育成」を教育理念とし、地域とともに歩む信頼される学校を目指しています。
【学校概要】 学校名:独立行政法人国立高等専門学校機構 一関工業高等専門学校
所在地:岩手県一関市萩荘字高梨
校長:小林 淳哉
設立:1964年4月
URL:https://www.ichinoseki.ac.jp/
事業内容:高等専門学校・高等教育機関

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