〈食を通じた地域活性化を目指す〉八芳園グループと北海道釧路市・徳島県松茂町が「食を通じた地域活性化に関する連携協定」を締結 ― 9月21日(土)に締結式を実施

三者の連携により、それぞれの資源を有効に活用した協働による活動を推進し、食を通じた地域の活性化を目指す

八芳園

八芳園グループ〈株式会社八芳園(代表取締役社長:井上義則、東京都港区、以下「八芳園」)、株式会社八芳園交流コンテンツプロデュース(代表取締役:井上義則、東京都港区、以下「八芳園交流コンテンツプロデュース」)〉は、この度、北海道釧路市・徳島県松茂町との「食を通じた地域活性化に関する連携協定」の締結において、2024年9月21日(土)、締結式を執り行いました。三者が緊密に連携することにより、それぞれの資源を有効に活用した協働による活動を推進し、食を通じた地域の活性化を目指してまいります。

※締結式の様子※締結式の様子

  • 北海道釧路市・徳島県松茂町・八芳園グループのこれまでの繋がり

釧路市と松茂町は、2023年2月、友好都市協定を締結。両市町ともに株式会社大塚製薬工場が立地し、2022年度から中学生の研修派遣事業が行われていることから、その後、両市町それぞれのイベントで互いに出展を行うなど、物流交流が始まりました。どちらも漁業が盛んであるという共通点もあり、今後も交流を通じて両地域の活性化を図っていきたいという想いで、友好都市協定を締結しています。


八芳園交流コンテンツプロデュースと釧路市は、これまで”キャンプ”をテーマとしたイベントや、市が位置する東北海道にフォーカスを当てたイベントのプロデュースを通じて、都内から釧路市の幅広い魅力の発信を行ってまいりました。さらに、釧路市は近年海水温の上昇などの環境変化により、道東沖で漁獲量が増えており、まだ暮らしに馴染みのないブリの普及や有効活用への取り組みも実施しており、今年2月には同社のシェフによる試食交流会を開催いたしました。


また、八芳園と松茂町は、2022年6月に包括的連携協定を締結。町の一層のプロモーション、交流人口の拡大等を通じた地域活性化を目指す様々な取り組みや商品開発、イベント開催を行っており、現在は町の交流拠点施設「マツシゲート」内にある“FOOD BASE KITCHEN”の企画運営を八芳園交流コンテンツプロデュースが担っています。


このような繋がりがある釧路市・松茂町・八芳園グループは、この度、食を通じた地域活性化を目的に、「食を通じた地域活性化に関する連携協定」を締結する運びとなりました。食を中心においた、関係・交流の創出に取り組んでまいります。


  • 協定締結の目的

この度の協定は、三者が緊密に連携することにより、それぞれの資源を有効に活用した協働による活動を推進し、地域の活性化に資することを目的としています。


  • 連携事項

三者は、前述した目的を達成するため、連携して下記に掲げる事項について取り組んでまいります。


(1) 釧路市・松茂町のまだ知られていない地域の魅力を発見・開拓して広く発信すること、及びイベントの促進又は共催による地域経済の活性化に関すること

(2) 農水畜産物、加工品等の地域資源に係る付加価値率の向上及び商品開発に関すること

(3) その他、本協定の目的を達成するために必要な事項に関すること


なお、これらの事項を効果的に実施するため、定期的に協議を行い、具体的な実施事項については三者合意の上決定いたします。


  • 今後の取り組みについて

協定締結後の第一弾の取り組みとして、釧路市・松茂町それぞれの食材を活用した商品を共同開発いたします。釧路市が抱える、近年の環境変化によるブリの漁獲量増加に伴う普及や有効活用への課題へ向けて、釧路市のブリと松茂町の特産品(レンコンやサツマイモなど)を組み合わせ、食文化の交流を生む共同開発商品により、さらなる付加価値を醸成してまいります。


【北海道釧路市が抱える課題 〜新名産・ブリの価値向上と有効活用〜】

温暖化による海水温の上昇の影響で、北海道釧路市では特産とされていたサケやサンマなどが不漁となる一方で、ブリが豊漁となっています。ブリは元々日本海で多く水揚げされる魚で、本州ではなじみがありますが、それまで限られた量しか水揚げされなかった北海道では一般的ではなく、非常に上質であるにもかかわらず、なかなか価値が上がっていないのが現状です。そこで本プロジェクトでは、松茂町のレンコン・サツマイモなどの食材と組み合わせることで臭みがなく脂がのっている釧路産ブリをアピールし、その価値の向上と需要拡大に繋げたいと考えています。


  • 締結式における三者のコメント

【徳島県松茂町 町長  吉田直人 様】

国際交流をきっかけに、国内でも姉妹都市などと繋がりが始まった中で、「松茂町では何が出来るか」と考え、地域活性化へ向けて様々なことに取り組んでまいりました。その中で八芳園とも出会った。

現在、各地では”ふるさと納税”の取り組みを行っておりますが、昔と比べ、その取り組みはさらに重要な取り組みとして現在見直されてきています。その中で、交流を持った各地域と連携をして、新たなふるさと納税品を作ることに意味合いがあると考え、姉妹都市や友好都市と繋がってまいりました。

良い方向に広がりを見せていく考え方のひとつとして、町としてはじめて友好都市をむすんだ釧路市と「何か出来ないか」という考えから、八芳園との食の開発という事業に繋がりました。この協定締結から、今後はそのようなふるさと納税品への取り組みへと繋がっていくのではないかと考えています。


【北海道釧路市 副市長  秋里喜久治 様】

釧路市は、様々な魚が獲れ、自然が豊かな場所ですが、全国の方々にその魅力がどこまで広がっているか、認知いただいているかがわからない状態でもあります。

その中で、松茂町と友好都市として繋がっていただき、さらにそこから、この度の八芳園へと繋がりました。

釧路市に溢れる魅力的なコンテンツをどのようにPRしていくかを考えるにおいて、この度の連携により、ひとつひとつの食材の質を高め、価値を上げていきたいと考えています。それにより、「釧路市で食べたい」「食材を取り寄せたい」という考えへ繋がり、ふるさと納税や観光へのプラスの影響があると考えています。食材の価値を理解してもらい、味わっていただく、街づくりやシティプロモーションに有効な取り組みとなることを期待しています。


【株式会社八芳園 代表取締役社長  井上義則】

各地の自治体や企業・学校との連携や取り組みを通じながら、八芳園グループは、公益と営利を両立し、持続可能性を目指していく取り組みを行っています。そしてこれらの取り組みは、国際的なビジネスイベント等のMICE会場として選ばれるひとつの要素になっています。

そのような点からも、連携協定というのは非常に効果的・有力な活動に繋がっており、我々にとってもビジネスチャンスであると捉えています。それぞれの地域の文化や食などをコンテンツ化することで、各地へ人々が訪れていくようなビジネスを作っていきたいと考えています。

この度の”食を通じた地域活性化に関する連携協定”において、多様性に対応した食の開発を通じながら、この取り組みをますますPRしてまいります。


  • 釧路ブリと松茂町の食材を活用した試作メニュー

※写真はイメージです※写真はイメージです

【ブリ大根、焼き昆布まぶし】

釧路ブリの腹の部位と昆布、松茂町の大根を使用した一品。ブリは甘塩とすだちでマリネして一晩寝かせ、表面を炙ることで余分な脂を落とし、香ばしい香りを纏わせました。オリーブオイルとすだちで浅漬けにした大根をブリに巻き付け、焼いた昆布パウダーをまぶして仕上げています。




※写真はイメージです※写真はイメージです

【ブリの52度コンフィー、松茂れんこんと柑橘ソース】

釧路ブリの背の部位と、松茂町の松茂れんこん、すだちを使用した一品。オリーブオイルと塩麹でひと晩真空マリネしたブリを、最もしっとりと仕上がる52度で火入れし、松茂れんこんとすだち、柑橘を使用したソースと合わせました。仕上げに、削ったすだちの皮を添えて爽やかな香りをお愉しみいただきます。





※写真はイメージです※写真はイメージです

【ブリの丼もの、れんこん出汁、徳島松茂の薬味添え】

釧路ブリの背の部位と、松茂れんこん、すだち、阿波おど梨(り)、大根を使用した一品。

煮切り醤油と鰹出汁で割りブリを漬け込み、丼ものにし、薬味には、すだち、阿波おど梨をはじめ松茂町の食材を添えました。鰹出汁に松茂れんこんをすりおろしたみぞれ汁をご用意し、最後にお茶漬けにして味の変化をお愉しみいただける一品です。



  • 北海道釧路市について

東北海道の中核である北海道釧路市は、酪農や農業生産、林業のほか、重要港湾に指定される釧路港を有し、国内有数の水揚げ量を誇る水産業が盛んであり、”日本の食料基地“ともいえる地域です。特別天然記念物であるタンチョウや阿寒湖のマリモの生息地としても知られ、自然環境の保全や環境調和型の循環社会実現への取り組みも行っています。近年は、海水温の上昇などの環境変化により、道東沖で漁獲量が増えており、まだ暮らしに馴染みのないブリの普及や有効活用への取り組みを行っています。


  • 徳島県松茂町について

徳島県の東部に位置し、町の東側が海に面している松茂町は、古くから水産業や農業が盛んに行われています。現在では、空の玄関口としての徳島阿波おどり空港、陸の玄関口としての高速バスターミナルを擁する、徳島県の交通の要所となっています。2021年に「まつしげSDGs宣言」を行い、持続可能な開発目標への取り組みを推進しており、同年5月には交流拠点施設「マツシゲート(Matsushigate)」をオープン。地方創生に繋がるSDGsの様々な取り組みにチャレンジしています。


  • 株式会社八芳園交流コンテンツプロデュースについて

株式会社八芳園の傘下として設立された、食を中心に交流が活性化するコンテンツをプロデュースする企業です。日本各地域の自治体と連携し、自治体PR事業、ホスピタリティプログラム開発事業、食の拠点開発事業に取り組んでいます。

・所在地 :東京都港区白金台1丁目1番6号

・設立  :2023年8月8日

・代表 :代表取締役 井上 義則

・URL :https://happo-en-contents.co.jp/



  • 総合プロデュース企業 八芳園について

東京・白金台にて、江戸時代より続く広大な日本庭園を有し、婚礼・宴会事業やMICE事業の推進、地域プロモーションなど多角的な事業を展開する総合プロデュース企業です。パーパス「日本を、美しく。」の実現へ向け、歴史や文化を守りながら日本の魅力を世界へと発信し、白金の地にとどまらない「交流文化創造」に取り組んでいます。

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会社概要

株式会社八芳園

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URL
http://www.happo-en.com/
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区白金台1-1-1
電話番号
0570-064-128
代表者名
井上義則
上場
未上場
資本金
1億円
設立
1952年09月