義肢装具士の皆様とともに未来の医療を創る「第1回 シグマックスPOセミナー」を開催

~約70名の義肢装具士が参加、専門家およびメーカーより医学知識と装具について情報提供~

日本シグマックス株式会社

 医療、スポーツ、ウェルネスの分野で人々の身体活動を支援する日本シグマックス株式会社(本社:東京都新宿区 代表取締役社長:鈴木洋輔)は、義肢装具士の皆様を対象とした情報提供セミナー「第1回 シグマックスPOセミナー」を2月15日(土)に東京にて開催いたしました。
 本セミナーは、単なる製品紹介を目的とせず、医療従事者の皆様とともに医療の質を向上させるための継続的な取り組みとして位置づけています。

※PO:Prosthetist and Orthotist 義肢装具士

▲ セミナーには69名の義肢装具士が参加

■背景:患者様の近くで重要な役割を果たす医療専門職・義肢装具士の皆様に役立つ情報提供の場を

事故や病気などで身体の機能を失うなどした患者さんの社会復帰を支援するために、義手や義足、装具の装着部位の採型・制作している義肢装具士は、患者様の近くで生活の質(QOL)を支える重要な役割を担う医療専門職です。
 日本シグマックスは、整形外科領域の医療機器メーカーとして、義肢装具士の皆様が日々の業務で直面する課題に寄り添い、解決の一助となる情報や知見を提供することを使命と考えています。
 このたび、義肢装具士の皆様を対象に、医師をはじめとした専門家によるご講演や最新の医療トレンドに触れることができる内容を盛り込んだ、「第1回 シグマックスPOセミナー」を新たに企画し開催いたしました。この情報提供を通じて、参加者の皆様の知識向上を支援し、ひいては日本の医療全体の質の向上に貢献することを目指しています。

■第1回 シグマックスPOセミナー 概要
テーマ「装具の可能性を考える:側弯症治療の臨床と膝装具のグローバルスタンダード」

●プログラム1 「思春期特発性側弯症に対する治療;装具・運動療法から手術まで」
 白土 修 先生(福島県立医科大学会津医療センター整形外科・脊椎外科学講座主任教授)

 10代の女性に多く見られる思春期特発性側弯症(以下、AIS)の疾患概要と、それに対する治療方法について講演をいただいた。AISの治療は、脊柱の側弯(Cobb角)の進行度に応じて「経過観察」「装具療法」「手術療法」がある。講演ではそれに「運動療法」加えたそれぞれについて話をするとともに、特に義肢装具士が制作する治療用装具について詳しく説明がなされた。
 装具療法は、AISに対する保存的な治療の中で唯一その効果に科学的根拠を有する優れた治療法である。しかし、装具療法の成功には長時間の装着が必要である一方、装具が目立つことや装着の不便さが原因で治療を中断するケースが課題となっている。

▲ 白土 修先生

 講演では、こうした課題に対応するために開発された新たな装具パーツ「体幹装具SF用パーツ」の概要と、その治療成績についても紹介された。このパーツは、目立たず装着が簡単で、側弯症の進行を抑制することが可能であり、装具療法の選択肢の一つとして期待されている。

●プログラム2 「DONJOY (Enovis) Knee braces. The value of working with the leader」
 Diego Román氏(Enovis Senior Educational and Training Manager B&S, Export EMEA, APAC & LATAM BRACING&SUPPORTS)

 Enovis社が世界で展開しているブランド「DONJOY®(ドンジョイ)」および「Aircast®(エアキャスト)」の装具について紹介した。
 まず、DONJOY®の膝関節用硬性装具について、その適応症例や製品に取り入れられている特徴を説明。膝関節の内反・外反の動きに対する装具の剛性や過伸展の抑制など、試験を行い医学的根拠に基づいて製品が開発されていることが強調された。また、これらの装具は世界中で活躍する多くのスポーツ選手から高い信頼を得ているという。

▲ Diego Román氏

 さらに、DONJOY®の膝関節用硬性装具やAircast®の足関節装具の使用事例や研究結果についても詳しく紹介され、製品の有用性が具体的に示された。

●プログラム3 「弊社における商品開発プロセスとエビデンス構築への取り組み」
 平田 海(日本シグマックス株式会社 商品企画開発部 開発1課リーダー)

 講演の冒頭では、日本シグマックスにおける商品の企画立案から発売までのプロセスについて、順を追って説明を行った。
 弊社の基盤であるサポーター・装具類は、直接身体に装着する製品であり、商品開発においては「力学的機能」の高さに加え、「快適性」「操作性」「耐久性」が求められる。そのため、複数の項目について試験・評価を実施し、自社で定めた基準をクリアした場合にのみ商品化されるというプロセスが採用されている。

▲平田 海

 最後に、弊社で行われている共同開発を伴う臨床評価について説明があった。その中で平田は、「臨床研究に基づいた商品のエビデンスがまだ十分ではない」と指摘し、「医師や統計の専門家と連携しながら研究計画を立て、医学的エビデンスの取得を目指すことが重要である」と述べ、講演を締めくくった。

■セミナーの様子

▲白土先生ご講演中の様子
▲製品展示ブース
▲多くの参加者の皆様に、各装具をご体感
▲参加者の皆様とコミュニケーション

■約70名の義肢装具士の皆様が参加、次回のセミナー開催も希望する方も!

・本セミナーには、全国から69名の義肢装具士が参加し、各講演に熱心に耳を傾けていました。
・休憩時間やセミナー終了後には、弊社やEnovis社が取り扱う軟性・硬性装具を実際に手に取り、開発者や担当者に直接質問をする姿も多く見られました。
・また、普段は異なる地域で活躍する義肢装具士同士が情報交換を行う貴重な場ともなりました。
・終了後のアンケートでは、「臨床現場で役立つ知識を得られた」「普段はDrにゆっくり聞けない内容を知ることができた」といった高い評価をいただきました。さらに、「このようなセミナーをまた開催してほしい」という声も多く寄せられました。

 当社では、こうした情報提供を重視したセミナーを今後も継続的に開催していく予定です。義肢装具士の皆様が抱える課題やニーズに応じたテーマを設定し、医療現場で役立つ情報をお届けしてまいります。
 そして、日本シグマックスは医療機器メーカーとしての責任を果たすべく、義肢装具士の皆様とともに歩みながら、患者様の生活の質向上に貢献する取り組みを引き続き推進してまいります。

■日本シグマックス株式会社について https://www.sigmax.co.jp/

所在地:東京都新宿区西新宿1-24-1
創業:1973年6月1日
資本金: 9,000万円
代表取締役社長:鈴木 洋輔
社員数:241名(2024年3月末)
売上高:127.3億円(2024年3月期)

日本シグマックスは「身体活動支援業※」を事業ドメインとし、幅広いフィールドで人々の身体に関わる製品・サービスを提供しています。創業以来「医療」の中でも「整形外科分野」に特化して、各種関節用装具やギプスなどの外固定材、リハビリ関連製品、冷却療法のためのアイシングシステム、治療・診断のための医療機器など、特徴のある製品を提供してまいりました。「スポーツ分野」ではスポーツ向けケア・サポートブランド『ZAMST』を中心に国内外で高い評価を受けております。また日常生活を支える「デイリーケア」、労働者の身体をサポートする「ワーカーズケア」といった分野で『MEDIAID』ブランド製品を拡大展開しております。

※身体活動支援業:運動器障害の予防・診断・治療・回復、及び運動機能維持・向上を目的とした製品・サービスを提供することにより、人々がより健康で快適な生活を送れるよう支援する業(当社による造語)

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会社概要

日本シグマックス株式会社

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URL
https://www.sigmax.co.jp
業種
製造業
本社所在地
東京都新宿区西新宿1-24-1 エステック情報ビル7F(総合受付8F)
電話番号
-
代表者名
鈴木洋輔
上場
未上場
資本金
9000万円
設立
1973年06月