枕は「1人1個」から「1人2個」の時代へ!枕の保有個数に関する調査を実施。枕の複数持ちが3割以上との結果に。枕難民の増加や、体調・気分で使い分け、ライフスタイルに合わせた「枕の多様化」が影響か?
まくら白書2025 調べ
「枕」に専門特化した、商品の製造・企画開発、及び販売を行う、まくら株式会社(千葉県柏市、代表:河元智行)は、一般ユーザー1,707人を対象に、枕の所有状況に関する調査を実施し、その調査内容を公開しました。
その結果、枕は「1人1個」から「1人2個」など、体調・気分で使い分け、ライフスタイルに合わせた枕の多様化がトレンドであることが明らかになりました。
なお、当プレスリリースは、約6万人の睡眠データをもとにまとめた『まくら白書2025』から一部内容を抜粋したものとなります。
まくら白書2025
https://www.pillow.co.jp/whitepaper/wp2025/

ここ数年、睡眠市場では静かな変化が始まっています。
まくら株式会社の最新調査によると、枕を複数持つ人はすでに3割を突破。「枕は1人1つ」という従来の常識は崩れ、実は今、枕の複数持ちが3人に1人を突破。さらに60代以上では、半数が“2個以上の枕”を所有しているということが明らかになりました。
この背景にあるのは、単なる好みの問題ではありません。「季節で素材を変える」「肩こりがある日は高めの枕に」「リビング用・就寝用を使い分ける」「その日の気分で固さや感触を変える」など理由は様々。
今睡眠業界に起きている変化、それは「枕の多様化」です。
その背景には、「体調・気分で使い分けたい」という自分軸の選択、「合わない枕のストックが増える枕難民問題」「ライフスタイルの多様化」といった、現代ならではの理由が影響していることが見えてきました。
枕はひとつの時代から、用途や気分で選ぶ枕の多様化へ。その変化を読み解きます。
トピックス・調査の要点まとめ
・枕の複数持ちは34.3%。若年・中年・シニア問わず「枕の多様化」の時代に突入
・女性は男性の約3倍、4個以上持ちが多い。機能+感性のニーズが背景に
・60代以上の半数が複数所有。細かな体調変化に対応する探求心が後押し
枕は1人1個じゃない!複数持ちが3割超、特に高い年代で半数に
2025年の調査では、「枕を何個持っていますか?」という質問に対し、「1個:63.8%」「2個以上:34.3%」(2個 25.7%、3個 4.9%、4個以上 3.7%)という結果に。3人に1人を超える人が「複数持ち」であることが明らかになりました。

“枕の多様化”が起こる3つの理由
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枕難民の増加
合わない枕に悩む人が多く、「理想の枕探し」の過程で複数所有が一般化。
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ライフスタイルの分化
ひとり時間・在宅勤務・睡眠への投資という価値観の変化が、使い分けを後押し。
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睡眠への「機能 × 感性」ニーズの高まり
寝心地だけでなく、「インテリアに合うか」「肌にやさしいか」「季節に合うか」といった感性価値も重視されるようになっている。
このように、枕が「用途で選ぶアイテム」へと進化しつつあることが明らかになりました。
なぜ女性は枕を多く持つ?「機能 × 感性」のニーズが加速
さらに、枕の複数持ちには性別による特徴も確認されました。
男性:31.5%、女性:37.2%と女性が明確に上回る結果に。さらに「4個以上持っている」層を見ると、女性:5.5%、男性:1.9%と女性は男性の約3倍にも達しています。
女性は睡眠の質に加えて「肌へのやさしさ」「インテリアとしての統一感」「季節ごとの素材選び」など感性価値を重視する傾向が強く、これが複数所有を後押ししていると考えられます。
この結果は、女性向けに用途別・季節別のセット販売や、寝室コーディネート提案など、新たな商品戦略のヒントとなるでしょう。

シニア層は「探求心」で所有数アップ。60代以上は2人に1人が複数保有
年代別では、年齢が上がるほど複数持ちの比率が増加。60代:49.5%、70代以上:50.0%と、実に“2人に1人”が複数所有という結果になりました。
背景には、「加齢による姿勢変化」「首肩の違和感への敏感さ」「その日の体調に合わせたいというニーズ」があるとみられ、より良い1個を探し続ける探求心が複数所有を後押ししていることが考えられます。

この層には、「複数試せるサブスクサービス」「専門家による枕診断+定期見直し」「季節・症状別にカスタムできる枕」といった継続的に最適化できる仕組みが求められています。
これにより、顧客満足度とブランドロイヤルティの両方を高められる可能性があります。
枕の多様化はこれからの睡眠市場をつくるキーワード
本調査で明らかになったのは、枕が「1人1つの消耗品」から「用途・気分・体調・環境に合わせて選ぶパーソナルギア」へ転換しているという事実です。
これは、消費者が睡眠の質をより積極的にコントロールし始めている証拠であり、今後の枕市場において“枕の多様化”は重要なキーワードとなるでしょう。
枕の多様化は、睡眠に悩む現代人の生活変化に寄り添った結果として生まれた、新しいスタンダードなのです。
新しい年は、新しい枕の「使い分け」で快適なスタートを!
まもなく年末、大掃除のシーズンが到来します。クローゼットや寝室の整理整頓を行う際、古くなった寝具を一掃する方も多いことでしょう。
しかし、今回の調査結果を踏まえ、まくら株式会社は一つの提案をいたします。
それは、「枕を一つに絞らなくていい」ということです。
もし、押し入れに眠っている枕や、何となく使い続けている枕があるなら、この機会にその役割を見直してみてください。そして、来たるべき2026年に向けて、新しい枕を「買い替える」だけでなく、自身のコンディションに合わせて「買い足す」という選択肢を持ってみてはいかがでしょうか。
「今日は疲れているから、この枕」「新年は新しい気持ちで、この枕」
その日の自分に合わせて枕を選ぶという新しいライフスタイル。この年末の大掃除を機に、ご自身の寝室環境を「枕の多様化」という視点でアップデートし、最高の一年をお迎えください。
■調査概要
調査エリア: 全国
調査主体: まくら株式会社
調査期間: 2025年1月9日~2025年1月29日
調査対象: 1,707人
調査方法:インターネットリサーチサービスを利用し、一般ユーザーに対してアンケートを実施。それらで収集した調査データを活用。
調査回答者プロフィール:男性47.6%、女性51.4%と、性別による偏りが少ない構成です。年代別では30代(28.7%)と40代(31.8%)を合わせたミドルエイジ層が全体の6割を占め、次いで20代(18%)、50代(13.2%)と続きます。購買力のあるミドルエイジ層が中心であること、また男女比が均等であることが特徴です。

■まくら白書2025、発売中。
データがくれる「気づき」と「確かなヒント」。睡眠課題を「自分ごと」にし、健やかな毎日へ。枕や睡眠に関する調査アンケート63件を収録。
『まくら白書2025』では、睡眠課題の「可視化」と「寝姿勢の最適化」を切り口に、一人ひとりが自身の睡眠と向き合うための気づきとヒントを提示しています。
本レポートでは、全国調査から得た全63項目の詳細データをもとに、消費者の睡眠実態や意識の変化、改善への取り組み傾向を多角的に分析。個人の睡眠改善に役立つだけでなく、睡眠関連ビジネスにおける新たな市場機会やトレンドの把握にも活用できます。
ご自身の睡眠改善のヒントとして、またビジネスの「次の一手」を考えるための、確かな羅針盤としてご活用ください。
※当該プレスリリースの内容は、まくら白書2025 に掲載されている調査となります。
まくら白書2025 11,000円 (税込)
「枕」に特化した市場調査・実態調査・意識調査 書籍 A4サイズ 計156ページ
https://shop.pillow.co.jp/products/160-010002-20

■関連するプレスリリース
配信日:2025年9月5日 11時
あなたの「なんとなく不眠」原因は、枕とのミスマッチかも?『まくら白書2025』が約4万人のデータで解き明かす、睡眠の質と枕の知られざる関係。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000491.000010285.html
配信日:2025年8月29日 10時
「枕難民」市場の巨大ニーズをデータで解明。「まくら白書2025」発刊。消費者の「不満」を、「ビジネスチャンス」に変える市場データを提供。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000493.000010285.html
配信日:2025年8月12日 10時
枕のサブスクなら、もう枕を選ぶ必要も、枕が合わない心配もしなくてもいい。自分に合うパーソナライズ枕を月額1,480円で利用することができる「THE PILLOWサブスクサービス」アップデート
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000490.000010285.html
会社概要
■会社名 まくら株式会社
■代表者 河元 智行
■資本金 1,000万円
■設 立 2004年4月12日
■所在地 〒277-0005 千葉県柏市柏4-8-14 柏染谷ビル4F
■TEL 04-7167-3007 ※営業電話は固くお断りさせていただきます。
■FAX 04-7167-3017
■URL https://www.pillow.co.jp/
■Email info@pillow.co.jp
■所属団体 日本寝具寝装品協会 正会員
■事業内容
1.直営のオンラインショップ15店舗を通じた一般小売り販売
2.枕や抱き枕、寝具類の卸売り販売
3.オリジナル商品の企画・製造
4.枕や抱き枕などのOEM製造、製造受託
5.オンラインショップ運営に伴うシステム開発、販売促進業務等
6.AIを活用した枕のDX事業
7.オーダーメイド枕のパッケージ販売
※営業の連絡はご遠慮ください。
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