【岡山大学】イネ導管へのケイ酸のローディングに関与する輸送体Lsi3の同定
2022(令和4)年 3月 6日
国立大学法人岡山大学
https://www.okayama-u.ac.jp/
◆概 要
国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:槇野博史)の岡山大学資源植物科学研究所(IPSR)植物ストレス学グループの馬建鋒教授のグループは、イネ導管へのケイ酸のローディングに関与する輸送体Lsi3の同定に関する研究成果を発表しました。
イネは典型的なケイ素集積植物で、ケイ素の高集積はイネの安定多収に欠かせません。これまでに我々はイネのケイ素吸収に関与する輸送体Lsi1とLsi2を同定しましたが、長い間導管への積み込み(ローディング)に関与する輸送体は不明でした。本研究では、根の内鞘細胞に局在するLsi3を同定しました。また数理モデリングによって、導管へのケイ素のローディングへ対するLsi3の貢献が20%程度であることがわかりました。
本研究成果は、植物学の国際学術雑誌「New Phytologist」(Volume.234, Issue.1)の2022年4月号に掲載されました。
◆論文情報
論 文 名:A pericycle‐localized silicon transporter for efficient xylem loading in rice
掲 載 誌:New Phytologist
著 者:Huang, S., Yamaji, N., Sakurai, G., Mitani‐Ueno, N., Konishi, N. and Ma, J. F.
D O I:https://doi.org/10.1111/nph.17959
U R L:https://nph.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/nph.17959
◆参 考
・岡山大学資源植物科学研究所
https://www.rib.okayama-u.ac.jp/
・岡山大学資源植物科学研究所 植物ストレス学グループ
http://www.rib.okayama-u.ac.jp/plant.stress/index-j.html
◆参考研究成果
・イネのホウ素吸収はクラスリン非依存性経路を介して輸送体タンパク質の翻訳後に制御される
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000538.000072793.html
・イネにおける亜鉛の輸送:植物の要求量と人の栄養とのバランス
https://www.rib.okayama-u.ac.jp/researchactivity/20220303-2/
・イネの安定多収に欠かせないケイ酸輸送体の構造解明
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000333.000072793.html
◆参考情報
・【岡山大学】馬建鋒教授、山地直樹准教授、沈建仁教授が2021年版の「世界で最も影響力のある科学者」に選出!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000372.000072793.html
・【岡山大学】資源植物科学研究所の馬建鋒教授が「日本植物生理学会賞」受賞決定!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000397.000072793.html
・【岡山大学】資源植物科学研究所の馬建鋒教授のグループが発表した論文が「PCP論文賞」に決定!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000389.000072793.html
・<FOCUS ON> 馬建鋒教授らの研究紹介「植物と我々の健康を支えるミネラル輸送」(2021.11.30)
https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r3/press20211130-1.pdf
・岡山大学広報誌「いちょう並木」(2017年10月号,Vol.87)植物は“小さな宇宙” ~その未知なる可能性を探る~「無限の可能性を秘めた植物の生存メカニズムに迫る」
https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/kohoshi2017/icho_87_a4.pdf
◆本件お問い合わせ先
岡山大学資源植物科学研究所 教授 馬 建鋒(ま けんぼう)
〒710-0046 岡山県倉敷市中央2-20-1
TEL:086-434-1209
https://www.rib.okayama-u.ac.jp/plant.stress/index-j.html
<岡山大学の産学官連携等に関するお問い合わせ先>
岡山大学研究推進機構 産学官連携本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:086-251-8463
E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/
岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
「岡大TV」(YouTube):https://www.youtube.com/channel/UCi4hPHf_jZ1FXqJfsacUqaw
産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2022年3月期共創活動パートナー募集中:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000528.000072793.html
岡山大学『THEインパクトランキング2021』総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000072793.html
岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html
国立大学法人岡山大学
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◆概 要
国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:槇野博史)の岡山大学資源植物科学研究所(IPSR)植物ストレス学グループの馬建鋒教授のグループは、イネ導管へのケイ酸のローディングに関与する輸送体Lsi3の同定に関する研究成果を発表しました。
イネは典型的なケイ素集積植物で、ケイ素の高集積はイネの安定多収に欠かせません。これまでに我々はイネのケイ素吸収に関与する輸送体Lsi1とLsi2を同定しましたが、長い間導管への積み込み(ローディング)に関与する輸送体は不明でした。本研究では、根の内鞘細胞に局在するLsi3を同定しました。また数理モデリングによって、導管へのケイ素のローディングへ対するLsi3の貢献が20%程度であることがわかりました。
本研究成果は、植物学の国際学術雑誌「New Phytologist」(Volume.234, Issue.1)の2022年4月号に掲載されました。
◆論文情報
論 文 名:A pericycle‐localized silicon transporter for efficient xylem loading in rice
掲 載 誌:New Phytologist
著 者:Huang, S., Yamaji, N., Sakurai, G., Mitani‐Ueno, N., Konishi, N. and Ma, J. F.
D O I:https://doi.org/10.1111/nph.17959
U R L:https://nph.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/nph.17959
◆参 考
・岡山大学資源植物科学研究所
https://www.rib.okayama-u.ac.jp/
・岡山大学資源植物科学研究所 植物ストレス学グループ
http://www.rib.okayama-u.ac.jp/plant.stress/index-j.html
◆参考研究成果
・イネのホウ素吸収はクラスリン非依存性経路を介して輸送体タンパク質の翻訳後に制御される
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000538.000072793.html
・イネにおける亜鉛の輸送:植物の要求量と人の栄養とのバランス
https://www.rib.okayama-u.ac.jp/researchactivity/20220303-2/
・イネの安定多収に欠かせないケイ酸輸送体の構造解明
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000333.000072793.html
◆参考情報
・【岡山大学】馬建鋒教授、山地直樹准教授、沈建仁教授が2021年版の「世界で最も影響力のある科学者」に選出!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000372.000072793.html
・【岡山大学】資源植物科学研究所の馬建鋒教授が「日本植物生理学会賞」受賞決定!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000397.000072793.html
・【岡山大学】資源植物科学研究所の馬建鋒教授のグループが発表した論文が「PCP論文賞」に決定!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000389.000072793.html
・<FOCUS ON> 馬建鋒教授らの研究紹介「植物と我々の健康を支えるミネラル輸送」(2021.11.30)
https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r3/press20211130-1.pdf
・岡山大学広報誌「いちょう並木」(2017年10月号,Vol.87)植物は“小さな宇宙” ~その未知なる可能性を探る~「無限の可能性を秘めた植物の生存メカニズムに迫る」
https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/kohoshi2017/icho_87_a4.pdf
◆本件お問い合わせ先
岡山大学資源植物科学研究所 教授 馬 建鋒(ま けんぼう)
〒710-0046 岡山県倉敷市中央2-20-1
TEL:086-434-1209
https://www.rib.okayama-u.ac.jp/plant.stress/index-j.html
<岡山大学の産学官連携等に関するお問い合わせ先>
岡山大学研究推進機構 産学官連携本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:086-251-8463
E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/
岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
「岡大TV」(YouTube):https://www.youtube.com/channel/UCi4hPHf_jZ1FXqJfsacUqaw
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岡山大学『THEインパクトランキング2021』総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
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岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
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岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
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