京都芸術大学1年生約700名が20基の「白色の巨大ねぶた」を制作!
「瓜生山ねぶた2025」9月10日点灯式レポート & 一般展示のご案内

国内最大級の総合芸術大学である京都芸術大学(京都市左京区/学長 佐藤 卓)は、9月10日(水)に名物授業「マンデイ・プロジェクト」の集大成となる「瓜生山ねぶた2025」の点灯式と表彰式を瓜生山キャンパス内で開催いたしました。学部・学科を超えて集った総勢約700名の1年生が2週間かけて制作した巨大ねぶた20基それぞれが織りなす光と影で会場を圧倒。学生たちの創造力と、成長の軌跡を鮮やかに照らし出しました。
木材、針金、和紙、光だけのシンプルな素材と、2週間の限られた期間で、学生たちは「ん」という抽象的なテーマに向き合いました。意見をぶつけ合い、時に心が折れそうになりながらも、互いに支え合い、困難を乗り越える力を身につけていく。そのプロセスは単なる造形を超え、社会人となった先の未来へ続くドラマそのものでした。
本作品群は、9月12日(木)〜9月16日(火)10:30-18:00の芸教祭の期間に合わせ、瓜生山キャンパスにて一般公開しています。学生たちによる挑戦の結晶を、ぜひ会場でご体感ください。

ねぶた点灯の瞬間の様子(動画)は、公式Xアカウントにてご覧いただけます
京都芸術大学公式Xアカウントによる投稿▼
https://x.com/kua_pr/status/1965704761262678420?t=C4cjF7HHXmNpSotuPfTOkw&s=09
⬛︎ 学生インタビュー
学生からは、困難を乗り越えた達成感と、人間的な成長を実感する声が聞かれました。
・プロダクトデザイン学科 1年生
普通科の高校を卒業した私にとって初めてのことばかりでしたが、特に「答えがひとつではない」ことが悩みのタネになりました。2025年のテーマ、「ん」が抽象的だったからこそ、制作物のパターンは無限です。何を作るか、全員の意見をまとめるのに時間がかかりました。結局「どのように正解にしていくのか」を考えると、自分たちの答えに近づくのだと、今回のねぶた制作を通じて学びました。
・文芸表現学科 1年生
ねぶた制作を通じて、協力する難しさ、伝える難しさ、人の意見をまとめる難しさを味わいました。一方で、感性豊かなメンバーは気が合う人ばかりで、「答えがないから個性が出せる」のだと、制作が進むにつれて考えるようになりました。ひとつのものを全員で作り上げるのがこんなにも学びにもなり、楽しいのだと達成感を得ています。
「瓜生山ねぶた2025」点灯式に関するリリースもご参照ください
(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000582.000026069.html )
⬛︎ 受賞作品と教員の評価
表彰式では、各賞の発表と表彰が実施されました。それぞれの作品は、学生たちがテーマ「ん」をどのように解釈し、造形物として社会に「実装」したかを示す、創造性豊かなものとなりました。制作過程を見守った教員からは、「初めての連続にも関わらず、素晴らしい作品が合計20基できあがって、本当に嬉しく思います」と、ねぎらいの言葉が学生たちにかけられました。
▼学長賞

・学長 佐藤 卓コメント
始祖鳥のアイデアが素晴らしい。難しい造形に対しての造形力も素晴らしい作品でした。
▼優秀賞

・副学長 荒川 朱美コメント
擬態とだまし絵という素晴らしいコンセプト、そしてそれを形にする造形力を持っていることが証明された作品でした。
▼奨励賞

・学部長 河田学のコメント
「小さな音」にポイントがあると思います。繊細さが細部に宿っていて本当に素晴らしい作品です。
⬛︎ 京都芸術大学について
国内最大規模の芸術大学として通学課程、通信教育課程を合わせ、国内外から23,000名を超える多様な年齢層の意欲的な学生が集まる教育機関です。芸術を通して社会で必要な力を育成しています。芸術を学んだ学生が社会を変える「藝術立国」を教育目標に掲げ、通学課程では特に"社会と芸術"の関わりを重視した芸術教育を推進。企業や自治体などが抱える課題を、学生たちがアート・デザインの力で解決する「社会実装プロジェクト」を年間100件以上実施しています。学科を超えたグループワークや実際の仕事を通して、社会性を備えた表現者を育成しています。
所在地:〒606-8271 京都府京都市左京区北白川瓜生山町2-116
URL:https://www.kyoto-art.ac.jp/
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