冬の定番食「おでん」界の王者が決定! 地域差も明らかに!「おでん」総選挙、第1位は不動の「大根」!今年の「おでん」キーワードは“進化系”と“ご当地”

「ホットペッパーグルメ外食総研」が開催する「トレンド座談会」レポート

株式会社リクルート



株式会社リクルートライフスタイル(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:淺野 健)の調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、毎月外食のプロフェッショナルを集め、外食トレンドを発表するための「トレンド座談会」を開催しています。9月は「おでん」についてレポートします。

10月1日は衣替えの日。日に日に寒くなり、着々と冬支度が進むこの季節に食べたくなるのが、冬の定番メニューの「おでん」です。そこで今回は、全国の20代~30代の男女1,044名に「おでん」についてのアンケート調査を実施いたしました。


2017年の「おでん」総選挙、第1位は不動の「大根」!
昨今ではコンビニエンスストアでも定番化し、本調査においても約9割の人が「好き」と回答するなど、冬の国民食と言っても過言ではない「おでん」。今回「好きなおでんの具材」を調査した結果、ベスト10は右表の通りとなりました。見事1位に輝いたのは「大根」。6割以上の方が「好き」と回答し、誰からも愛されるエース的存在であることが分かりました。そして2位には「玉子」が続き、3位には「牛すじ」がランクイン。関西生まれでありながらも全国から堅調に票を集め、メジャーどころの「こんにゃく」や「餅巾着」などを抑えて見事ベスト3にランクインしました。

▼おでんの好きな具材ランキング
(N=1,036/複数回答7つまで)




「じゃがいも」生産量1位の北海道、「おでん」の具としてはNG?そのほか、薬味の好みなど食べ方のこだわりを紹介!
今回のランキングを地域別に比較したところ、地域によって特色がみられました。特に差がみられた具材は「ちくわぶ」。関東地方の人からの28.6%(赤枠参照)と高い支持に対し、四国・中部を除く他の地域では10%以下と温度差が見られます。
ほかに、注目すべき具材は「じゃがいも」です。農林水産省の平成27年産野菜生産出荷統計によると「じゃがいも」の生産量は、北海道が1位。しかし本調査では、近畿地方の人に好まれる一方、北海道・東北地方では5.5%と支持が伸び悩み、まさかの最下位という結果になりました。(青枠参照)

ちなみに食べ方のこだわりに関しては、「味噌」「からし」「柚子胡椒」などコンビニエンスストアでも定番である薬味で食べる人が多い中、「ラー油」や「マスタード」などのこだわり派も一部見られました。また、「おでん」を余すことなく味わうために、残り汁に「うどん」や「沖縄そば」などの麺を入れたり、出汁をごはんにかけたり、出汁で炊き込みご飯を作ったりして楽しむ方もいるようです。本格的な寒さを迎えるこの時期、秋の夜長に自分ならではのこだわりおでんに舌鼓を打ってみてはいかがでしょうか。

▼おでんの好きな具材調査(地域別抜粋)



2017年注目の「おでん」2大トレンドは“進化系”と“ご当地”!
①「おでん=和風」の概念を覆す“進化系”のおでんが登場!
今まで、和風の出汁をベースとした「おでん」は薄味のため、ビールや日本酒には合うものの、ワインとの組み合わせは避けられがちでした。しかし昨今ではそこを逆手にとり、出汁を洋風ベースにすることで「おでん×ワイン」という一見ミスマッチなペアリングを楽しめるお店が増えてきています。さらに、いちじくやいちごなど季節のフルーツと出汁を合わせた「フルーツおでん」を提供する店舗が登場するなど、メニューバリエーションが増えたことで、「進化系おでん」がじわじわと人気を集めているようです。

②バラエティ豊富「ご当地おでん」に注目!
「ご当地おでん」と言えば「静岡おでん」に聞き馴染みがあるように、各地域に旬モノやその土地ならではの食材を使用した「ご当地おでん」が存在しています。例えば、海水浴場の海の家や駄菓子屋などでよく売られているために“夏おでん”と呼ばれる「青森おでん」。また四国地方の讃岐うどんの店に必ずと言ってよいほど置いてある「讃岐おでん」など、具材や出汁、それに後からつける調味料など地域の特性によって種類は様々。「おでん」は全国各地の特色を楽しめる外食の一つとして注目を浴びています。

 

○食のプロが語る、 “今、おでんがアツい理由”
「おでん」といえば冬の定番メニューとして老若男女に不動の人気メニューですが、今、この「おでん」が更に注目を浴びているのです。「おでん」をあてに日本酒やレモンサワーを楽しむ赤ちょうちん系居酒屋や横丁の昭和っぽい雰囲気が非日常的だと若者を中心に再注目!そのほかにも、地域の特性に合わせて、具材や出汁、おでんにつける調味料が地域によって異なるため、バラエティに富んで楽しい「ご当地おでん」や、「えっ、これおでんなの?」と驚くような個性的な出汁と具材の組み合わせを楽しめる「進化系おでん」が自宅では楽しめない外食ならではの「おでん」として人気を集めています。

ホットペッパーグルメ外食総研 上席研究員  有木 真理


【この冬おススメの「おでん」店舗(一部ご紹介)】

▼「進化系おでん」が楽しめる店舗

イタリア風おでん

①gindachi【銀座】
北イタリアの郷土料理で、お肉や野菜をトマトベースのブイヨンで煮込んだ
イタリア風おでん「ポリート」が食べられる店舗。ワインとの相性も抜群。
https://www.hotpepper.jp/strJ001098023/


フレンチ風おでん

②フレンチバル STAUB【三宮】
種類豊富なフレンチおでんを用意。
ポルチーニやトリュフを使った創作おでんが絶品。
https://www.hotpepper.jp/strJ001144981/


▼「ご当地おでん」が楽しめる店舗

沖縄おでん

③ゆいゆい【世田谷】
てびち(豚足)、ソーセージ、青菜などの沖縄産物が
入っている一品。
https://www.hotpepper.jp/strJ000722636/


富山おでん

④楽華日 大泉邸【大泉学園】

白えび、とろろ昆布が入っており、おいしいお酒との相性は抜群。
https://www.hotpepper.jp/strJ000804585/


「ホットペッパーグルメ外食総研 トレンド座談会」とは
シーズン毎に“今”流行りの外食トレンドを発表する、リクルートライフスタイルの外食のプロフェッショナル集団。アンケート調査や、レストランの現場から“生の声”を聞き、「外食のリアル」を語ります。メンバーは、飲食トレンドの数値化・可視化を行うホットペッパーグルメ外食総研 主席研究員はじめ、女子トレンド、高級店トレンドなど、様々な分野を得意とするスペシャリストで構成されます。


【(参考)「おでんについて」の調査】

■おでんは好きですか?(N=1,044/単一回答)


■おでんの中で、何の具材が好きですか?(N=1,036/複数回答・34具材の中から7つまで選択)
※おでんが好きかどうかで「食べたことがない」と回答した人以外


アンケート概要
・調査時期 :2017年8月25日~2017年8月27日
・調査方法 :インターネットリサーチ
・調査対象 :全国20~30代男女(株式会社マクロミルの登録モニター)
・有効回答数:1044人(男性:522人、女性522人)


▼リクルートライフスタイルについて
https://www.recruit-lifestyle.co.jp

【本件に関するお問い合わせ先】
https://www.recruit-lifestyle.co.jp/support/press

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会社概要

株式会社リクルート

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URL
https://www.recruit.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー
電話番号
-
代表者名
北村吉弘
上場
未上場
資本金
-
設立
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