転職コンサルタント232人に聞いた 「転職後の年収」調査(2023年版)

40%が「コロナ禍前と比較して、転職後に年収が上がるミドルが増加している」と回答。 約半数が「今後もミドルの決定年収は増加」と予測。―『ミドルの転職』コンサルタントアンケート―

エン・ジャパン

エン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営するミドル世代のための転職サイト『ミドルの転職』(https://mid-tenshoku.com/)上で、サイトを利用している人材紹介サービスの転職コンサルタントに「転職後の年収」についてアンケートを行ない、232名から回答を得ました。以下、概要をご報告します。
調査結果 概要
★ 84%が「人材紹介サービスを通じたミドルの転職は年収が上がるケースが多い」と回答。
★ 40%が「コロナ禍前と比較して、転職後に年収が上がるミドルが増加している」と回答。約半数が「今後もミドルの決定年収は増加」と予測。
★ 転職後の年収が上がるケースは「採用難易度が高いポジションへの転職」、年収が下がるケースは「大手企業から中小企業への転職」。
★ 転職後、年収が上がる人が最も多い年代は40代前半。業種トップは「IT・インターネット」、職種トップは「経営・経営企画・事業企画系」。


調査結果 詳細
1:84%が「人材紹介サービスを通じたミドルの転職は年収が上がるケースが多い」と回答。(図1)

転職コンサルタントに「ミドルの転職では、転職後に現在よりも年収が上がる人と下がる人では、どちらが多いですか?」と伺うと、84%が「上がる人のほうが多い」(上がる人のほうが多い:25%、どちらかと言うと上がる人のほうが多い:59%)と回答しました。

【図1】ミドルの転職では、転職後に現在よりも年収が上がる人と下がる人では、どちらが多いですか?


2:40%が「コロナ禍前と比較して、転職後に年収の上がるミドルが増加している」と回答。約半数が「今後もミドルの決定年収は増加」と予測。(図2、3)
新型コロナウイルス感染症流行前と比較したときの、ミドルの転職における転職後に年収が上がる人の割合については、コンサルタントの4割が「増加していると感じる」(増加していると感じる:9%、どちらかと言うと増加していると感じる:31%)と回答しました。それぞれ、具体的な理由も紹介します。また、「今後、ミドル層の転職者の決定年収の平均は、どう変化すると思いますか?」と伺うと、47%が「上がると思う」と回答しました。

【図2】新型コロナウイルス感染症流行前と比較して、ミドル層の転職者のうち転職後の年収が 上がる人の割合は変化していると感じますか?


▼「増加していると感じる」「どちらかと言うと増加していると感じる」と回答したコンサルタント
・特にこの人手不足やリモートワーク、円安など、様々な環境が変化した昨今、企業も給与を上げないと、なかなか優秀な人材は採用できない。また外資は交渉次第で円安の影響で以前より簡単に給与をあげてくれるようになっている。

・企業側の採用方針として、採用枠を減らしてより即戦力性の高い人の採用にシフトしてきており、それに伴いスキルが高い人は年収UPする方が増えているため。

▼「減少していると感じる」「どちらかと言うと減少していると感じる」と回答したコンサルタント
・上がる方はいるが、ニーズの高い経験を持っている方に限定されると思う。

・コロナにより先行き不安等で転職希望の方が増えている一方、企業としてはより厳選して採用費用をかけているため買い手市場になっている。求職者が足元を見られるケースが多く感じる。

▼「変わらない」と回答したコンサルタント
・社会構造の変化で、ニーズがある人材は年収増加、そうでない人材は年収は伸びず妥協、全体としては相殺され、変わらない印象。

・求人動向はコロナ市場になる前に戻りつつある。求人数は市場連動と言えますが年収面が上下しているとは感じない。

【図3】今後、ミドル層の転職者の決定年収の平均は、どう変化すると思いますか?


3:転職後の年収が上がるケースは「採用難易度が高いポジションへの転職」、年収が下がるケースは「大手企業から中小企業への転職」。(図4、5)
「ミドルの転職者は、どのようなケースで転職後に年収が上がる(下がる)ことが多いですか?」と伺うと、年収が上がるケーストップ3は「採用難易度が高いポジションへの転職」(56%)、「業績好調な業界への転職」(53%)、「役職が上がる転職」(43%)でした。一方、年収が下がるケースは「大手企業から中小企業への転職」(47%)、「役職が下がる転職」(47%)、「ベース給与が下がる異業種への転職」(46%)が上位にあがりました。

【図4】ミドルの転職者は、どのようなケースで転職後に年収が上がることが多いですか?(複数回答可)

 

 

【図5】ミドルの転職者は、どのようなケースで転職後に年収が下がることが多いですか?(複数回答可)


4:転職後、年収が上がる人が最も多い年代は40代前半。業種トップは「IT・インターネット」、職種トップは「経営・経営企画・事業企画系」。(図6~9)
「転職後に年収が上がるミドルの年代」を聞くと、最多は「40代前半」(75%)でした。ついで「35歳後半」(73%)が続いており、35歳~44歳の人材需要の高さが伺えます。以降、「40代後半」(上がる場合:44%/下がる場合:25%)、「50代前半」(同:12%/54%)、「50代後半以降」(同:2%/58%)となり、40代前半をピークに、年収が上がる人は減少傾向です。

【図6】転職後に年収が上がるミドルと下がるミドルの年代をそれぞれ教えてください。(複数回答可)


転職後に年収が上がるミドルの特徴を伺うと、業種の第1位は「IT・インターネット」(54%)、第2位は「メーカー」(38%)、第3位は「コンサルティング」(34%)でした。職種の第1位は「経営・経営企画・事業企画系」(46%)、第2位は「技術系(IT・Web・通信系)」(35%)、第3位は「営業・マーケティング系」(34%)でした。コロナ禍によりDX化が加速し、引き続き市場において、関連する人材の需要が高いことがわかります。転職コンサルタントに聞いた「年収アップが実現できるミドルの傾向」もコメントで紹介します。

【図7】転職後に年収が上がるミドルと下がるミドルの業種をそれぞれ教えてください。(複数回答可)

 


【図8】転職後に年収が上がるミドルと下がるミドルの職種をそれぞれ教えてください。(複数回答可)

 


【図9】転職後に年収が上がるミドルと下がるミドルの役職をそれぞれ教えてください。(複数回答可)


■年収アップが実現できるミドルの傾向
・親和性のある業界への転職もしくは経営層など上流のマネジメント経験をしており、事業を俯瞰して見れるスキルがある方が年収アップを実現できる。

・マネジメント経験を注視している企業が多いので、50~100人以上のマネジメント経験や、大人数の部署管理/運営経験を持つ方が年収アップしやすいと思う。

・競合性の低い専門性を持っている方、現在ですとAIや機械学習に早くから携わり、そのノウハウを持っている方、もしくは若い世代にそれを引き継ぐことのできる方。

・コアの専門性と近辺のスキル、総じてビジネススキルが高いこと。1~3社の経験で成功体験を有し、転職先でも再現性を見込めるキャリアを積んでいる方。

・営業、事業企画などの職種で柔軟な思考をお持ちで、固定概念をあまり持っていない方。また、リスキリングなど学び直しや自己研鑽をしっかりと行なえる方。

【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:『ミドルの転職』(https://mid-tenshoku.com/)を利用するコンサルタント
■調査期間:2023年1月6日 ~ 1月13日
■有効回答数:232名

ミドル世代に特化した求人情報サイト『ミドルの転職』
https://mid-tenshoku.com/

30代・40代を中心とした「ミドル世代」の転職/採用を支援する求人情報サイト。ミドル世代向けの求人を国内最大規模で掲載しており、経営幹部・CxO・部長クラスの募集など年収1000万円を超えるハイクラス求人も豊富です。経験やテクニカルスキルだけでなく、価値観なども重視した精緻なマッチングが求められる30代・40代の転職を、オンラインビデオ面談機能などを搭載した機能的な管理画面でサポート。 転職活動自体の生産性を向上させることで、心的・物理的な負荷を軽減しつつ、入社後の活躍に繋がる転職を支援します。

▼プレスリリース ダウンロード
https://prtimes.jp/a/?f=d725-20230130-a0ba12151e2183e007cc9a7ce9843164.pdf

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

エン・ジャパン株式会社

52フォロワー

RSS
URL
http://corp.en-japan.com/
業種
サービス業
本社所在地
東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー(35階)
電話番号
03-3342-4506
代表者名
鈴木孝二
上場
東証プライム
資本金
11億9499万円
設立
2000年01月