今どきの“お月見”、実はハンバーガー!?
〜キユーピーが調査した「お月見」の最新実態〜
キユーピーは、全国の10〜70代の男女1,400名を対象に、「お月見に関する意識調査」を実施しました。本調査により、認知度は非常に高い一方で、行事としての実施率は限定的であること、さらに「食べたいもの」として“ハンバーガー”が団子に次ぐ2位となるなど、現代ならではの意外な傾向が明らかになりました。

<サマリー>
・お月見の認知度は95.5%、ただし実施経験は4割強にとどまる
・「食べたいもの」2位は、ハンバーガー、若年層で顕著
・「お月見」は具体的な日付よりも、“秋の風物詩”としての印象が強い
・卵を“月”の象徴と捉える無意識的な結びつきも
1|認知度は高いが、実施は限定的

「お月見を知っている/名前を聞いたことがある」と答えた人は全体の95.5%に達しました。全年代で認知度が高く、伝統行事としての存在感は保たれています。性別では女性(81.6%)が男性(74.0%)を上回りました。
お月見は、多くの人が「秋の行事」として季節と結びつけて認識しており、「お供えをしてお月様を眺める行事」という理解が最も一般的です。お月見を知ったきっかけとしては「テレビ」が圧倒的に多く、店頭で知った方の中ではスーパーマーケットが最多となっています。
一方、実際にイベントや関連メニューを体験した人は4割強にとどまり、知っていても行動には移していない実態が明らかになりました。
2|団子に次いで“ハンバーガー”がランクイン
「お月見の時期に食べたいもの」では、定番の団子(75.2%)に続いて、ハンバーガー(25.9%)と目玉焼き(8.4%)が上位に入りました。特に男性30代ではハンバーガーが45.1%と最も高く、若い世代にとって“月見=卵入りのハンバーガー"という印象が根づきつつある可能性がうかがえます。現代のお月見文化に新たな要素が加わっていることを示しています。
お月見と聞いて食べ物を連想する方は8割以上に上り、食文化との結びつきが強いことがわかりました。
3|お月見は“秋の行事”として感覚的に浸透
行事の時期については、「9月」「秋の行事」として認識している人が多数を占めましたが、具体的な日にちまで把握している人は少数派でした。「お月見といえば?」という問いには、「中秋の名月」「十五夜」「団子」「うさぎ」など、視覚や季節感に結びついた回答が目立ちました。
直近3年間でお月見に関するイベントやフェアを体験したり、関連商品やメニューを購入した経験のある方は4割強に上ります。これは季節メニューの購入などの可能性を示しています。
お月見に関するメニューを食べたい時間帯は「夕食」が60.8%で最も高く、特に男性30代(69.0%)、男性20代(68.2%)で高い傾向が見られました。今後のお月見関連イベントやフェアへの参加意欲は49.6%で、約半数の方が興味を持っていることがわかりました。
4|“たまご”との結びつきも浮上
お月見の時期に飲食店や惣菜売場であったら嬉しいサービスとしては、「限定メニュー(大人用)」が最上位となりました。次いで「お月見の飾りがされた店内」「限定メニュー(子ども用)」「たまごトッピングサービス」が続いています。
食べ物の回答にも「目玉焼き」が見られるなど、卵を“月”の象徴と捉える無意識的な結びつきも読み取れます。食べ物を連想する割合は女性70代が94.9%で最も高く、次いで女性10代(93.8%)、女性30代(92.4%)、男性20代(92.4%)となっており、幅広い年代で食との結びつきが強いことがわかりました。
【調査概要】
調査名:2024年 お月見に関する意識調査
実施期間:2024年9月
実施方法:インターネット調査
対象:全国の10〜70代の男女 1,400名
出典:キユーピー調べ「2024年 お月見に関する意識調査」
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