ミドル2000人に聞いた「男性育休」実態調査―『ミドルの転職』ユーザーアンケート―

9割の男性が「育休を取得したい」と回答する一方、取得経験者は1割未満。取得率が低い理由トップは「育休を取得しづらい雰囲気がある」。

エン・ジャパン

エン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営するミドル世代のための転職サイト『ミドルの転職』(https://mid-tenshoku.com/)上で、サイトを利用している35歳以上のユーザーを対象に「男性育休」についてアンケートを行ない、2,066名から回答を得ました。

調査結果 概要

★ 約8割が男性の育休取得に「賛成」と回答。妥当だと思う期間は「1ヵ月~3ヵ月未満」が最多で男女差あり。

★ 9割の男性が「育休を取得したい」と回答。

★ 育休取得経験がある男性は1割未満。期間は「1日~5日未満」が最多。

★ 男性の育休取得率が低い理由、トップは「育休を取得しづらい雰囲気がある」。

 

調査結果 詳細

1:約8割が男性の育休取得に「賛成」と回答。妥当だと思う期間は「1ヵ月~3ヵ月未満」が最多で男女差あり。(図1~4)

「男性が育休を取得することについて賛成ですか、反対ですか? 」と伺うと、79%が「賛成」と回答しました。年代別では30代が、男女別では男性のほうが「賛成」の割合が若干多い結果となりましたが、年代別、男女別ともに大きな差は見られませんでした。

 

【図1】男性が育休を取得することについて賛成ですか、反対ですか?

 

【図2】男性が育休を取得することについて賛成ですか、反対ですか?(年代別)

 

【図3】男性が育休を取得することについて賛成ですか、反対ですか?(男女別)

 

続いて「男性が育休を取得する際、妥当な期間はどのくらいだと思いますか?」と伺うと、「1ヵ月~3ヵ月未満」が26%で最多に。男女別で見ると、最多は「1ヵ月~3ヵ月」が26%で共通でしたが、2番目に多い回答は男女間で異なる結果に。男性は「3ヵ月~6ヵ月」(20%)、女性は「1年以上」(20%)と、妥当だと思う育休取得期間に男女差が見られました。


【図4】男性が育休を取得する際、妥当な期間はどのくらいだと思いますか? (男女別)

 

2:9割の男性が「育休を取得したい」と回答。(図5)

男性に「もしこれからお子さんが生まれるとしたら、育休を取得したいと思いますか? 」と伺うと、89%が「取得したい」(積極的に取得したい:47%、できれば取得したい:42%)と回答しました。2019年の同調査と比較すると「積極的に取得したい」の回答単体では6%増加と、微増の結果となりました。

※ミドル2500人に聞く「男性育休」実態調査(2019): https://corp.en-japan.com/newsrelease/2019/19305.html


【図5】男性の方にお伺いします。もしこれからお子さんが生まれるとしたら、育休を取得したいと思いますか?

 

3:育休取得経験がある男性は1割未満。期間は「1日~5日未満」が最多。(図6、図7)

男性で、かつお子さんをお持ちの方に「これまでに育休を取得したことはありますか?」と伺うと、「ある」と回答した方は8%に留まりました。続いて、「ある」と回答した方に育休を取得した期間を伺うと、「1日~5日未満」が43%で最多でした。取得経験、取得期間ともに、2019年の結果と比較し、大きな変化は見られませんでした。育休を取得して良かったと思うことに関するコメントも紹介します。

 

【図6】男性で、かつお子さんをお持ちの方にお伺いします。これまでに育休を取得したことはありますか?

 

【図7】これまでに育休を習得したことが「ある」と回答した方にお伺いします。育休を取得した期間を教えてください。

 

Q.これまでに育休を取得したことが「ある」と回答された方にお伺いします。育休を取得して良かったと思うことがあれば教えてください。

・社内での育休取得者が増えるきっかけになった。(38歳)

・上長含め育休取得に前向きな会社の姿勢を感じられたこと。(38歳)

・今後家族でどのような生き方をしたいかなど、自分のキャリアを見つめ直す良い時間となった。(40歳)

・夫婦関係が良くなった。(41歳)

・いかに「子育てした気になっているだけ」なのかを再認識できた。(43歳)

・子育ての課題をリアルタイムで共有できたこと。(51歳)

・誕生から半年の昼夜無い生活を知れたこと。それを後輩に伝えられたこと。(57歳)

・家事分担を積極的に申し出る機会にもなったこと。(59歳)

 

4:男性の育休取得率が低い理由、トップは「育休を取得しづらい雰囲気がある」。(図8)

男性育休の取得率が低い理由を伺うと、トップは「育休を取得しづらい雰囲気がある」(61%)でした。次いで「職場が人手不足」(54%)、「収入を減らしたくない」(52%)が続きます。最も男女差があった回答は「育児は女性の役割という考え方が根強い」で27ポイントの差が開きました(男性:34%、女性:61%)。

 

【図8】男性育休の取得率が低い理由は何だと思いますか?(複数回答可)

 

【調査概要】

■調査方法 :インターネットによるアンケート
■調査対象 :『ミドルの転職』(https://mid-tenshoku.com/)を利用する35歳以上のユーザー
■有効回答数: 2,066名
■調査期間 : 2023年3月9日 ~ 5月8日

 

ミドル世代に特化した求人情報サイト『ミドルの転職』

https://mid-tenshoku.com/

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会社概要

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URL
http://corp.en-japan.com/
業種
サービス業
本社所在地
東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー(35階)
電話番号
03-3342-4506
代表者名
鈴木孝二
上場
東証プライム
資本金
11億9499万円
設立
2000年01月