未婚女性の66.1%が、結婚相手には「自分より収入が高い」を重視
~結婚は「恋愛感情」重視派が62.9%~
タメニー株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:栗沢研丞、証券コード:東証グロース6181、以下「タメニー」)は、20~49歳の未婚男女2,421人に対して、「結婚で重視したいこと」に関するアンケート調査を実施いたしました。
<調査背景>
先日、令和の時代に、結婚相手として魅力を感じる平安時代の人物を発表し、男性が選んだ1位は紫式部、女性が選んだ1位は藤原道長となりました。
紫式部が活躍した平安時代は、人々にとって恋愛や結婚が大きな意味を持っていました。時代が変わり、未婚率が増加傾向にある令和の現在、結婚に対する意識はどのようになっているのでしょうか。未婚の男女2,421人を対象に、パートナーや結婚のスタイル、結婚生活など、結婚するなら重視したいあれこれについて調査しました。
<調査結果サマリ>
・未婚男女のうち「結婚したい」人は43.4%、「結婚したくない」人は8.6%
・「自分より収入が高い」パートナーを重視する。男性19.1%、女性66.1%
・20代男性の3人に1人は、自分よりも「年上」を重視
・結婚は「恋愛感情」重視派が62.9%、プロポーズは「男性から」したい・してほしい
・20代は意外と古風?「男性からプロポーズ」「セレモニー」「入籍」「夫婦同姓」重視派は40代より多い
・「家事・育児は平等分担」を重視。男性39.9%、女性47.8%
・共働き・共家事・共育児の「令和モデル」が大事
■未婚男女のうち「結婚したい」人は43.4%、「結婚したくない」人は8.6%
Q.あなたは結婚したいと思いますか?(n=2,421)※必須回答
平安時代の華やかな恋のやり取りも話題となっている、NHK大河ドラマ『光る君へ』。一方で現代は、好きな相手に好意をもたれた瞬間に嫌悪感を抱いてしまう「蛙化現象」が流行語に選ばれるなど、恋愛や結婚に幻滅するような風潮も見られます。令和時代の男女は、結婚についてどのように考えているのでしょうか。
20~49歳の未婚男女2,421人を対象に「結婚したいと思うか」と聞いたところ、「結婚したい」が15.9%、「どちらかと言えば結婚したい」が9.7%、「いい人に出会えれば結婚したい」が17.8%で、「結婚したい」と考えている人は全体の43.4%を占めました。
一方、「どちらかと言えば結婚したくない」は4.0%、「結婚したくない」は4.6%で、「結婚したくない」という人は8.6%にとどまっています。
なお、「結婚に興味がない」という人は32.1%でした。様々な生き方を選択できる時代であるため、「結婚することが全てではない」という価値観などから、このような結果になったのかもしれません。
■「自分より収入が高い」パートナーを重視する。男性19.1%、女性66.1%
Q.結婚するなら、あなたはパートナーのどんなところを重視したいですか?(n=1,052)※必須回答
「結婚したい」と回答した未婚男女1,052人に対し、結婚相手のどんなところを重視したいか調査しました。
年齢、学歴、家事スキルに関してはこだわらない/どちらとも言えないと回答した人が多くを占めました。
婚活市場においては、条件が先行してしまうこともあり学歴や年齢においては重視されると言われていますが、気にしない方が増えているようです。
また収入においては、「自分より高い」を重視する人が44.2%となりました。
男女別に収入において詳しく見てみると、「自分より収入が高い」を重視する人が男性は19.1%、女性は66.1%となっており大きな差が出る結果となりました。
これは、「男女の賃金格差」や「将来不安」などもあり、パートナーである男性には収入の高さを求めてしまう傾向が依然として高いと推察されます。
■20代男性の3人に1人は、自分よりも「年上」を重視
Q.結婚するなら、あなたはパートナーのどんなところを重視したいですか?(n=1,052)※必須回答
男女×年代別の結果は次の通りです。
男性で年代による差が大きかったのは年齢の部分になります。30代と40代は「自分より年下を重視」が「年上を重視」を上回った一方で、20代は「自分より年上を重視」が32.8%と、約3人に1人が年上の女性を希望していることがわかりました。これは「自分より年下を重視」の12.7%をはるかに上回りました。
女性は、全ての年代で「自分より収入が高い」ことを重視する割合が最も多い結果となりました。年代が上がるにつれてその比率は高くなり、40代では71.8%でした。
■結婚は「恋愛感情」重視派が62.9%、プロポーズは「男性から」したい・してほしい
Q.結婚するとき、あなたはどんなことを重視したいですか?(n=1,052)※必須回答
また、「結婚したい」と回答した人に、結婚するときに「恋愛感情」と「条件」のどちらをより重視したいか聞いたところ、62.9%が「恋愛感情」を重視すると回答。男性は66.4%で、女性は59.7%でした。
プロポーズについては、「男性からする・してほしい」人が55.7%で半数を占めました。結婚式などのセレモニーは「こだわらない/どちらとも言えない」が40.7%となっていることから、お相手に合わせたいと考えている人が多いのかもしれません。「法律婚(入籍する)」を重視する人は55.9%で、「夫婦同姓」を重視する人は44.2%でした。
最近では、俳優の宮沢氷魚さんと黒島結菜さんが事実婚を発表するなど、形式にこだわらない人も増えてきています。
しかし男女別に詳しく見てみると、「法律婚」(男性:46.2%、女性64.3%)、「夫婦同姓」(男性36.9%:女性:50.6%)となっています。
昨今「夫婦別姓」においては話題になっていますが、この結果を見る限り現状は女性の多くが夫婦同性を選択するかもしれません。
またプロポーズにおいても、「プロポーズは男性から」(男性:36.8%、女性:72.2%)となり、男女で大きな差が出ました。
これらの結果から、女性の多くは、従来の結婚のスタイルを望む人が多いことがわかりました。
■20代は意外と古風?「男性からプロポーズ」「セレモニー」「入籍」「夫婦同姓」重視派は40代より多い
Q.結婚するとき、あなたはどんなことを重視したいですか?(n=1,052)※必須回答
男女×年代別では、20代は、男女とも「プロポーズは男性から」(男性:48.7%、女性:79.9%)、「結婚式などのセレモニーを行う」(男性:45.5%、女性:36.8%)、「法律婚」(男性:55.0%、女性:68.4%)、「夫婦同姓」(男性:39.7%、女性:57.3%)を重視する人が他の世代よりも高くなりました。
反対に40代は、男女とも「プロポーズは男性から」(男性:29.1%、女性:66.0%)、「結婚式などのセレモニーを行う」(男性:14.6%、女性:15.2%)、「法律婚(入籍する)」(男性:38.2%、女性:55.8%)、「夫婦同姓」(男性:32.7%、女性:39.1%)を重視する人が、他の世代よりも低い傾向にありました。
しかし、こだわらない/どちらとも言えないと回答した人も他の世代より高い傾向にあり、年代が上がるほど結婚するときのこだわりが少なくなっていくのかもしれません。
20代が男性からのプロポーズや入籍など、昭和的なスタイルを重視する一方で、むしろ40代の方が結婚の在り方を柔軟に考えているのかもしれません。
■「家事・育児は平等分担」を重視。男性39.9%、女性47.8%
Q.結婚生活で、あなたはどんなことを重視したいですか?(n=1,052)※必須回答
内閣府が2023年6月に発表した「令和5年版 男女共同参画白書」によると、2022年時点の共働き世帯は約1,191万世帯と、専業主婦世帯の約3倍に増加しています。共働き世帯は年々増加傾向にありますが、結婚願望のある未婚男女に結婚後の働き方や家事・育児などについて聞きました。
「共働き」に関しては重視する人が24.0%で、自分あるいはパートナーが「専業主婦(夫)」とした19.2%を上回りました。しかし、56.8%の人はこだわらない/どちらとも言えないと回答しています。共働きの強い希望はないものの、実態として共働き世帯は増加していることなどからも、結婚したらそうせざるを得ないという事情が裏にはあるのかもしれません。
また、先日厚生労働省が2023年の出生数について公表しました。過去最少の75万8631人となり約12年早いペースで少子化が進んでいることがわかりました。今回の調査では子どもについて48.8%が「ほしい」と回答した一方で、こだわらない/どちらとも言えないと回答した人は38.1%と4割近い結果となりました。こだわらない/どちらとも言えないと回答した方のなかには、子どもを持つことへの不安がある方も一定数いるのかもしれません。
「家事・育児は1人が主に担当」を選択した人は12.1%にとどまっており、共家事・共育児が強く出る結果となりました。
しかし男女別で見てみると女性の47.8%が「家事・育児は平等分担」を重視しているなかで、男性は30.9%となっています。
現状ではやはり女性に家事・育児の負担が傾いており、未婚の男女にとってもそのようにうつっているのかもしれません。
■共働き・共家事・共育児の「令和モデル」が大事
Q.結婚生活で、あなたはどんなことを重視したいですか?(n=1,052)※必須回答
男女×年代別に見ると、「共働き」を重視(20代男性:22.7%、20代女性:33.4%)、「家事・育児は平等分担」を重視(20代男性:31.2%、20代女性:51.3%)となっており、20代は男女で差が開く結果となりました。
また、子どもを望まない人が増えてきていると言われていますが、今回の調査では20代の約6割が「子どもはほしい」と回答しました。
今回の調査では、収入、家事・育児の面において男女の差があることがわかりました。
少子化は、婚姻率の低下が主な原因とされており、婚姻率の低下の理由としては、「経済的負担」、「男女の賃金格差」、「家事育児の男女格差」などが挙げられています。
現代の未婚女性が男性に収入や家事・育児を重視しているのは、これら三つが影響していると考えられます。
また、先に示した「男女共同参画白書」では、共働きでも妻が家事の77.4%を担っている(2021年時点、6歳未満の子どもがいる家庭)というデータが出ています。ワンオペ育児で家事・育児の男女格差が埋まっていない現状があります。
そうしたなか、政府は男性の育児休業取得率のアップを目指し、両親が14日以上取得した場合、手取り収入は実質的に10割になるよう育児休業給付を拡充する案を示しています。
男性が育児休業を取得しない理由としては「収入を減らしたくなかった」が39.9%でもっとも多い回答となっており(厚生労働省 委託事業 令和4年度 仕事と育児の両立等に関する実態把握のための調査研究事業)、男性には経済面での負担が重くのしかかっています。
一方で、収入や家事・育児以外においては多くのこだわりを持たない方がいることもわかっています。
ここ数年で結婚の在り方、価値観が大きく変化しています。「経済的負担」、「男女の賃金格差」、「家事育児の男女格差」も解消されていくことで、 “男性は仕事”“女性は家庭”という「昭和モデル」は減少していくのかもしれません。
共働き・共家事・共育児の「令和モデル」を定着させていくことが大事だと言えそうです。
「結婚で重視したいこと」に関する調査
調査方法:インターネット調査
調査対象:20~49歳 未婚男女2,412人
集計期間:2024年2月9日~2月15日
※各項目の数値は小数第二位を四捨五入しているため、各項目の合計が100%とならない場合がございます。
<タメニー株式会社 会社概要>
商 号:タメニー株式会社
証券コード:東証グロース6181
代 表 者:代表取締役社長 栗沢 研丞
事業開始:2006年9月
所 在 地:東京都品川区大崎1丁目20-3 イマス大崎ビル3階
U R L :https://tameny.jp/
<婚活領域>
・結婚相談所「パートナーエージェント」
・婚活パーティー「OTOCON」
・アプリ完結型結婚相談所「パートナーエージェントApp」
・マッチングアプリ「スマ婚デート」
<カジュアルウェディング領域>
・結婚式プロデュース「スマ婚」
・結婚式二次会プロデュース「2次会くん」
・ウェディングフォト「studio LUMINOUS」
<ライフ&テック領域>
・保険代理店「Tameny×保険クリニック」
・成婚後サポートサービス「アニバーサリークラブ」
・婚活事業者間会員相互紹介プラットフォーム「CONNECT-ship」
・結婚相談所連盟「婚活アライアンスパートナーズ」
<地方創生領域>
・地方自治体向け婚活支援システム「parms」
・地方自治体の婚活支援センター(受託運営)
・地方自治体の婚活支援イベント・セミナー(受託開催)
【本件に関するお問い合わせ先】
タメニー株式会社 広報担当:平田・横田
TEL:03-5759-2700 FAX:03‐5759‐2701
Mail:public@tameny.jp
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