田植えから精米まで 千葉大生が里山保全活動を体験
千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクト
本活動の目的
目的:学生が里山保全活動を体験することで里山の重要性を学び、関心を高め、SDGsの達成に向けた取り組みにつなげる。
背景:昨年度から続く里山保全活動企画として、今年度は初回の5月27日(土)に学生5名が参加して田植えの体験を行い、今回は2回目の活動となった。
※昨年12月の様子 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000680.000015177.html
今回の活動の概要
日程:2023年10月21日(土)
場所:堂谷津の里(千葉県千葉市若葉区谷当町630)
参加者:学生委員会の学生8名
内容:京葉銀行の紹介により堂谷津の里で活動する「NPO法人バランス21」に協力していただき、里山保全活動を体験した。
今後の展開:来年も堂谷津の里を訪れ、里山整備の体験を行うとともに、地球環境における里山や生物多様性の重要性を啓発するデジタルパンフレットを作成する予定。
<体験した里山整備活動>
・稲の脱穀、籾摺り、精米の作業
乾燥した稲から籾を取って(脱穀)から、籾を玄米と籾殻に分け(籾摺り)、精米機を使って玄米から米ぬかを取る(精米)までの体験を行った。
・精米したお米の炊飯・試食
・もち米の稲刈り、はさがけ(刈り取った稲を乾燥させるために、「稲架(はさ)」という棒を組み立てたものに稲の束をかける作業)
・堂谷津の里で採れたサツマイモと栗の試食
NPO法人バランス21について
千葉市若葉区谷当町の里山「堂谷津の里」で環境保全活動をしているNPO法人。2011年から活動を開始して、堂谷津の里の耕作放棄地で稲作をはじめ、かつての里山を再生し、都市住民に自然との触れ合いの場を提供することでにぎわいのあるまちづくりを行うことを目標に活動している団体。米づくりやビオトープづくり、里山林整備を通して、里山再生に取り組んでいる。
https://balance21.jimdo.com/
企画を担当した学生の声 (法政経学部2年 井脇淳士)
今回の活動では、お米作りの最後の作業といえる脱穀や籾摺り、精米などを行い、そのお米を自分たちで炊いて実食するという貴重な体験をすることができました。5月に私たちも一緒に植えたお米が、とても美味しく育ってくれたことを嬉しく感じました。そして、このような人と自然が密接に関わり合える環境を作り上げることができることこそが、里山の魅力の1つであると実感しました。今後の活動でもさらなる里山の魅力を発見し、その魅力を多くの人に発信することで、里山が私たちの暮らしにとってもっと身近な環境になるようにしていきたいと思っています。
「千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクト」について
千葉大学と京葉銀行は2012年に包括連携協定を結んでおり、千葉大学で環境活動を主体的に担っている環境ISO学生委員会と京葉銀行が協同で、2017年から「ecoプロジェクト~7色の虹を千葉から未来へ」を実施しています。本プロジェクトでは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて、まずは「地域の環境負荷削減と環境意識向上に貢献したい」という想いで、京葉銀行の行員や取引先企業、地域住民、千葉大学の学生などを含めた千葉県内の多くの方々を対象に、環境意識の啓発活動を実践しています。
公式サイト https://www.keiyobank.co.jp/ir/eco_project/
本件に関するお問い合わせ
国立大学法人千葉大学 環境ISO事務局 TEL:043-290-3572
京葉銀行 法人営業部地域振興グループ TEL:043‐306-8225
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