【LINEリサーチ】コワーキングスペースの認知率は約6割。利用意向のある人は全体の25%、現在利用率は4%

LINEリサーチ、全国20~59歳の男女を対象に、コワーキングスペースに関する調査を実施

LINEヤフー株式会社

LINEヤフー株式会社(以下、LINEヤフー)では、同社が保有する700万人以上の国内最大級のアクティブな調査パネルを基盤とした、スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」を運営しています。

 

LINEリサーチでは、私たちの行動を決める1つの要因になっている、「みんなが使っている」という世の中の空気感を頼りに、今と近未来の流行を予想する企画を複数回にわたって実施しています。

 

第三十二弾では、日本全国の20~59歳の男女を対象に、「コワーキングスペース」(※1)について、現状の普及率、今後の流行予想などの第二回調査(※2)を実施しましたので、その結果をお知らせします。

※1 「共同利用ができる有料のワークスペース」として聴取                                     
※2 第一回調査(2021年12月度):https://lineresearch-platform.blog.jp/archives/39496656.html

※調査結果の詳細はLINEリサーチの調査メディア「リサーチノート」でご覧いただけます。

https://lin.ee/ll8rit6/bvbv/pr

 

※本リリース内のグラフ画像につきましては、「プレスリリース素材ダウンロード」より、ご確認ください。


■「コワーキングスペース」の現状と認知度

 

「コワーキングスペース」の現状について20歳以上の男女に調査したところ、主な結果は以下でした。

 

  • コワーキングスペースの認知率は全体で62%

  • 「知っているし、利用している」という現在利用率は全体で4%

  • 「知っているし、以前利用していたが、いまは利用していない」を含めた利用経験率は全体で8%

  • 前回調査から、認知率が約10ポイント(前回調査52%→今回調査62%)増加

「コワーキングスペース」の認知率は、全体で6割強。男女別では、ほぼ差はみられませんでした。年代別では20代のほうが30~50代よりも高い認知率でした。

「知っているし、利用している」という現在利用率は全体で4%、「知っているし、以前利用していたが、いまは利用していない」を含めた利用経験率は全体で8%となっています。女性と比べて男性の利用経験率が高く、20代男性で最も高くなっていました。

全体の認知率は、2021年12月に実施した前回調査(※2)では52%でしたが、今回は62%に増加しています。特に20代男性、女性30~50代で増加していました。

  
■どのくらいの人が利用していそう?~現在の流行体感~

次に、「コワーキングスペース」を利用している人が、現在身の回りにどのくらいいると思うかを想像して答えてもらいました。グラフにある流行体感スコアは、100人中どのくらいの人が利用していそうかをスコアとして算出した数値です。

 

その結果「コワーキングスペース」の流行体感スコアは全体で「5.9」で、およそ17人に1人が利用しているイメージを持たれていることがわかります。

女性よりも男性のほうがスコアは高く、年代による差はほぼありませんでした。

 

■1年後はどうなるか~近未来の流行予想~

次に、「1年後、自分のまわりでどのくらいの人が利用していると思うか」を想像して答えてもらいました。

グラフにある流行予想スコアは、100人中どのくらいの人が1年後に利用していそうかを算出した数値です。

「コワーキングスペース」の流行予想スコアは全体で「17.3」で、およそ6人に1人が1年後に利用していそうというイメージを持たれていることがわかりました。現在の流行体感から比較すると、1年後には今の約3倍浸透しているという予想になります。

男女別にみると、女性のほうが男性に比べてスコアがやや高くなっています。

年代別では、20代のほうが30~50代に比べてスコアがやや高く、20代女性で最も高くなっていました。

また、流行予想スコアを前回調査と比べると、全体でも各層でも大きな差はみられませんでした。

「コワーキングスペース」を1年後に利用していそう、または、していなさそうと思う、それぞれの意見をご紹介します。

<流行予想として「半数くらいの人が利用していそう」と思う人の意見>

 

  • 「一人でやるほうがスムーズに行くし、邪魔をされないから」 (女性/22歳)

  • 「コワーキングスペースを活用したビジネスや、さまざまなサービスが世の中にではじめてきたから」(男性/24歳)

  • 「打ち合わせで使える場所があるとよい、家だと集中できないから」(女性/34歳)

  • 「リモートワークでも、会社でもないオフィスのサードプレイスとして使い勝手のよさや手軽さ、気分転換ができる」(男性/36歳)

  • 「コワーキングスペースを使ってワークショップや講座、仕事をしている話をよく聞くから」(女性/39歳)

 

<流行予想として「ほぼ誰も利用しないであろう」と思う人の意見>

 

  • 「セキュリティの観点から業務上の利用を会社が禁止している」(男性/23歳)

  • 「わざわざコワーキングスペースじゃなくても、無料で利用できる場所があるからそっちへ行く人が多いと思う」(女性/23歳)

  • 「リモートワークをあまり許容しない方向に進んでいるから」(男性/31歳)

  • 「コワーキングスペースの話題を周囲で聞いたことがないから」(女性/38歳)

  • 「カフェなどの仕事ができるスペースが実際にあるため」(男性/52歳)

 

■自分は利用してみたいか?~今後の利用意向~

次に、今後の利用の意向について回答してもらったところ、利用意向がある人の割合(「ぜひ利用してみたいと思う」「機会があれば利用してみたいと思う」の合計)は全体で25%となりました。

 

男女別にみると、女性のほうが男性よりもやや高めの割合です。年代別では、男女ともに20代のほうが30~50代よりも利用意向がある人の割合が高くなっています。

 

前回調査と比べると、30~50代の男性で利用意向が約5ポイント減少していました。

 

一方、利用意向がない人の割合(「あまり利用してみたいと思わない」「まったく利用してみたいと思わない」の合計)は、全体で49%でした。

 

「コワーキングスペース」の利用意向がある人・ない人、それぞれの意見をご紹介します。

 

<「利用意向あり」の人の意見>

  •  「設備が整っていて、他の人とも交流ができる点が魅力的だと思ったから」(女性/22歳)

  • 「アイデアや新視点を得られるし、気分転換」(男性/23歳)

  • 「コピー機があったりネット環境が整っていたりするみたいなので、勉強や仕事をしたいときに使ってみたいから」(女性/26歳)

  • 「今も利用していて利用価値が高いから継続したい」(男性/47歳)

 

<「利用意向なし」の人の意見>

 

  • 「ほかの人と交流するより自宅などで静かに作業したいから」(女性/26歳)

  • 「有料だから。わざわざお金を支払って使わずとも、会社内でスペースは確保できる」(男性/27歳)

  • 「飲食店スペースで対応できるため。首都圏や関西圏に行かない限り利用はないと感じる」(男性/44歳)

  • 「業務上の秘密保持が難しいから」(女性/50歳)

 

■「コワーキングスペース」の利用、1年後には今より約3倍伸びるイメージ

ここまでの主な数値をまとめてみました。2024年12月11日時点、「コワーキングスペース」の認知率は約62%、現在利用率は約4%でした。

流行体感としては、現状“およそ17人に1人が利用している”イメージを持たれているようです。そして、今から1年後には、現在の約3倍にあたる“6人に1人くらいが利用していそう”というイメージを持たれています。

男女年代別にみると、利用意向は20代女性で最も高く、約4割の利用意向があります。また、流行体感スコアと、1年後の流行予想スコアでは、男女ともに差はほぼみられませんでした。

2021年の前回調査(※2)と比較すると、認知率は前回から約10ポイント増加となりました。全体の流行体感スコアと流行予想スコアに大きな差は見られませんでした。

【調査について】

LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査

調査対象:日本全国の20~59歳男女

実施時期:2024年12月11日~2024年12月13日

有効回収数:1,582サンプル

※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック

※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります

【「LINEリサーチ」について】

「LINEリサーチ」は、企業における事業開発・マーケティング活動の最大化を目的にした、スマートフォン時代のリサーチプラットフォームです。700万人以上のアクティブモニターのうち10〜29歳が50%を占め※、学生や若年向けの出現率の低い調査も実施可能です。また、従来型の調査パネルと異なり、リサーチ興味度の薄い層にもコンタクトが可能なため、より一般的な意見を収集できます。LINEのプッシュ通知で配信するため、ユーザーがリアルタイムで回答しやすいだけでなく、スマートフォン上で回答しやすい画面設計を行っていることで、効果的に調査を実施することが可能です。

※2025年1月時点

「LINEリサーチ」公式サイト:https://www.lycbiz.com/jp/service/line-research/

「LINEリサーチ」では、四半期に1回行っている流行調査結果、また、過去に実施した調査の無料レポートを提供しています。ご希望の方は以下URLをご覧ください。

調査レポート・資料請求フォーム:https://biz.line-research.line.me/pr_dl

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設立
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