アダストリアが2025年までに100%サステナブル・コットンへの切り替えを宣言

グローバル・イニシアチブである「Cotton2040」に参画。その他素材も社内基準を設け、サステナブルな原料への切り替えを推進。

株式会社アダストリア

「Play fashion!」をミッションに掲げる株式会社アダストリア(本部:東京都渋谷区渋谷2-21-1、代表取締役 会長兼社長:福田三千男)は、商品に使用するコットン、ポリエステル、レーヨンをはじめとする素材において、サステナブルな原料への切り替えを推進します。また、一般社団法人ザ・グローバル・アライアンス・フォー・サステイナブル・サプライチェーン(以下、ASSC)が日本において推進する、持続可能な世界のコットン産業への転換をサポートするグローバルなイニシアチブである「Cotton2040」へ参画し、2025年までにアダストリアグループの商品に使用するすべてのコットンを、サステナブル・コットンへ切り替えることを目標として掲げます。

アダストリアグループでは、「ファッションのワクワクを、未来まで。」をCSRポリシーとして掲げ、事業の環境負荷を下げる取り組みとして、商品の素材や加工方法などを持続可能なものへすべく見直しを進めています。

調達活動における「グループ調達方針」およびお取引先に遵守いただきたい事項を定めた「グループ調達ガイドライン」内にも「企業価値を高める、倫理的で責任ある調達」「環境負荷の低減及び汚染の防止」を明記し、これに沿った取引を行っています。

この度、ASSCが日本において推進する、持続可能な世界のコットン産業への転換をサポートするグローバル・イニシアチブ「Cotton2040」へ参画し、2025年までにアダストリアグループの商品に使用するすべてのコットンを、サステナブル・コットンへ切り替えることを目標として掲げます。

ポリエステル、レーヨンをはじめその他の素材についても、サステナブルな原料への切り替えをさらに進めてまいります。

このほかアダストリアでは、studio CLIP独自開発の落ち綿を再利用したコットン「Refallco(リファルコ)」や、サステナブル原料を用いた抗菌・抗ウイルス機能素材「UDR(z)(ユーディーアールジィー)」の開発など、自社の生産機能を活用した独自素材の開発と商品化にも力を入れています。

今後も、環境への配慮などの社会課題と向き合い、ファッション業界をサステナブルにするための活動を続けてまいります。


「Cotton2040」参画について
一般社団法人ザ・グローバル・アライアンス・フォー・サステイナブル・サプライチェーン(ASSC)は、国際的な連携のもと、日本での持続可能なサプライチェーンの推進に取り組むNGOです。

アダストリアは、ASSCの正会員としてサプライチェーンにおける透明性や倫理性を高めるとともに、ASSCが日本において推進する「Cotton2040」が提供するサステナブル・コットン調達能力育成支援プログラムに参画することで、サステナブル・コットンの調達のための情報収集と社内教育を進め、2025年の目標として掲げた100%サステナブル・コットンへの切り替え達成を目指します。


サステナブルな素材の独自基準を設定し、オリジナルマークで表示

アダストリアが設定するサステナブルな素材の基準を満たす商品の下げ札にマークで表示し、お客さまへの「見える化」を進めます。※2020年9月以降入荷商品より順次

<コットン>

以下を満たすコットンの含有率100%
・栽培過程において、水、農薬、化学肥料の使用量を削減していること
・土壌の保全および生態系に配慮がされていること
・生産者の労働環境が整備されていること
・上記項目について、認証機関の証明書を発行できること


<ポリエステル>

以下を満たすポリエステルの含有率30%以上
・資源を再利用していること
・GRS(Global Recycled Standard)認証の証明書を発行できること


<レーヨン>

以下を満たすレーヨンの含有率100%
・植林法で管理された樹木から調達していること
・製造工程において二酸化炭素の排出量を抑制していること
・製造工程において水質汚染を軽減していること
・カナダの環境保護NPO団体“CANOPY”が発行する「HOT BUTTON REPORT」の評価において、Traceability & Transparency項目で、4pt以上獲得していること


<その他>

・上記3素材を使用し、含有率が基準に満たない場合
・リサイクルナイロンなどの再生素材や麻などの植物由来繊維
・ナノミスト加工やオゾンブリーチ加工などの節水を期待できる加工方法
・エコバッグ、タンブラーなど使い捨てを抑制するアイテム全般
※素材や加工については、証明書類を取得する



商品展開イメージ 一例

GLOBAL WORK
オーガニックラウンドT長袖
¥3,190(税込)

オーガニックコットン100%使用

niko and ...
オーガニックコットンリブパンツ
¥3,190(税込)

オーガニックコットン100%使用

studio CLIP
《リファルコ》ノーカラージャケット
¥5,489(税込)

独自開発の落ち綿をリサイクル利用したコットン[Refallco]100%使用


→ 公式WEBストア.st(ドットエスティ)に特集ページをオープン予定(9月中旬)
サステナブルな素材を使用した商品に加え、使い捨てを抑制するエコバッグやタンブラーなど、環境にやさしいライフスタイルを提案するアイテムをラインアップ。
現在公式WEBストア.st(ドットエスティ)内で販売中の、300点以上のサステナブル関連商品をご覧いただけます。


■社内勉強会の実施
アダストリアグループ商品の企画・生産管理を担う、生産統括本部および営業統括本部傘下の従業員を対象に、持続可能なモノづくりに関する社内勉強会を実施。
2020年は、世界のファッション業界をとりまく環境課題やサステナブル・コットンの重要性に関して、ゲストスピーカーのASSC 代表理事 下田屋 毅さまよりお話をいただきます。

私たちがお客さまにお届けすべき価値の再認識と、社会の一員としての責任について理解を深めることで、サステナブル・コットン100%使用を目指す全社目標の意義を現場担当者一人ひとりまでが自分事とし、積極的に切り替えを進めてまいります。

※写真は2019年開催の様子。本年はオンラインにて9月中旬開催予定。


■アダストリアのCSRについて
持続可能な経営を目指し、CSRポリシーである「ファッションのワクワクを、未来まで。」のもと、重点テーマである「環境を守る」「人を輝かせる」「地域と成長する」に沿ってさまざまな活動に取り組んでいます。
ファッションの力で社会の課題を解決し、ステークホルダーの皆さまとともに楽しみながら新しい価値を創造し続けていきたいと考えています。

<REBAG PROJECT>

2014年から実施している、「マイバッグを持ち歩き、資源を使い捨てにしないショッピングスタイル=REBAG STYLE」を、新しい当たり前として、お客さまと一緒に創り上げていくことを目指すプロジェクトです。2019年までにのべ171万枚のショッピングバッグを削減しました。

2020年7月には容器包装リサイクル法改正(レジ袋有料化)に合わせて50万枚のエコバッグを配布し、サステナブルなショッピングスタイルを多くのお客さまに呼びかけました。

▽詳細はこちら:
https://playfashion.adastria.co.jp/article/27/


<Play Cycle !>

ファッションロス(衣料品廃棄)のない世界を目指し、お客さまの不要な⾐類を回収し新しい資源にリサイクルする環境活動です。2016年からスタートし、全国の商業施設でのイベント開催を通じて、これまでに累計約20tの衣類を回収・リサイクルしてきました。

2020年度は年間の回収目標を33t(約10万着)に設定し、今秋より一部店舗へ常設の回収BOXを設置予定です。

▽詳細はこちら:
https://playfashion.adastria.co.jp/playcycle/


▽その他の活動事例は、アダストリアグループのCSR特設ページで詳しくご紹介しています。
https://csr.adastria.co.jp/


■アダストリアについて
株式会社アダストリア(代表取締役 会長兼社長:福田三千男)は、「グローバルワーク」「ニコアンド」「ローリーズファーム」など、グループで30を超えるブランドを国内外で約1,400店舗展開するカジュアルファッション専門店チェーンです。「Play fashion!」をミッションに掲げ、ファッションを通じてお客さま一人ひとりの毎日に「もっと楽しい」選択肢をご提案しています。

 

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会社概要

株式会社アダストリア

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URL
http://www.adastria.co.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ29F
電話番号
03-5466-2050
代表者名
福田三千男
上場
東証1部
資本金
26億6000万円
設立
1953年10月