第63回技能五輪全国大会のメカトロニクス職種において豊満水葵選手と小室岳琉選手が銅メダルを獲得
キヤノンは、2025年10月17日(金)から10月20日(月)まで愛知県国際展示場(常滑市)など15会場で開催された第63回技能五輪全国大会において、「メカトロニクス」職種で豊満水葵選手と小室岳琉選手が銅メダル(銅賞)を獲得しました。技能五輪全国大会における入賞は、2005年の第43回大会から21年連続となります。



豊満水葵選手と小室岳琉選手が銅メダルを獲得した「メカトロニクス」職種は、自動化装置の製作やメンテナンス・改善を2日間で行う競技です。当日公開される部品と図面から装置を組み立て、調整や配線、配管などを行った後、プログラムによる制御を行います。さらに、製作した装置に対して、新たな部品を追加し、機能改善を競います。要求仕様の読解力はもちろん、装置組み立て調整技能、プログラム制御技能に加え、2名1チームで行うため、チームワークも求められます。
キヤノンでは、人を育てることこそがものづくりの基本と考え、1959年に、現在の「ものづくり推進センター」の前身となる「技能研修所」を設立し、ものづくりを支える技能者や技術者の育成に努めてきました。そして、2016年2月には、ものづくり人材育成の総本山としての機能を持つ「取手ものづくり研修所」を設立し、さらに高度で充実した研修環境と人材育成制度を構築しています。
キヤノンは若手技能者育成の一環として、2004年の第42回大会から技能五輪全国大会に参加しています。今年はキヤノングループから4職種に8名が出場し、銅メダル(銅賞)1件(※)、敢闘賞2件の合計3件の賞を受賞しました。今回のメダル獲得を励みとし、次世代を担うものづくり技能者の育成にさらに力を入れていきます。
<「技能五輪全国大会」とは>
技能五輪全国大会は、国内の青年技能者(原則23歳以下)を対象に、技能競技を通じ、青年技能者に努力目標を与えるとともに、技能に身近に触れる機会を提供するなど、広く国民一般に対して技能の重要性や必要性をアピールし、技能尊重機運の醸成に資することを目的として実施する大会であり、1963年から毎年開催されています。幅広い職種を対象とする、唯一の全国レベルの技能競技大会です。63回目である今年の技能五輪全国大会では、42職種に全国から1025名が参加し、お互いの技を競い合いました。
なお、技能五輪国際大会は2年に1度開催され、次回は2026年に実施されます。開催される前の年の技能五輪全国大会は、技能五輪国際大会において競技の実施が見込まれる関連職種に関わる選手の選考を兼ねています。
※ 「メカトロニクス」職種は、チーム(2名)での受賞になります。
<ご参考:キヤノンのものづくりを紹介するウェブサイト「ものづくりを極める」>
より高度な製品・サービスを生み出すために、ゴールのない進化を続けるキヤノンのものづくりの自動化や内製化のほか、ものづくりを語る上で欠かすことのできない人材育成について、技能五輪の取り組みなどを掲載しています。
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