(共同リリース)宇宙飛行士の歯磨き課題から着想した“水いらずオーラルケア”JT×JALがマウスウォッシュタブレット「Chupica」の 実証実験を実施

JAL

日本たばこ産業株式会社

日本航空株式会社

2025年9月16日

 日本たばこ産業株式会社(以下、JT)と日本航空株式会社(以下、JAL)は、水を使用せずに口腔内を清潔に保つことができるマウスウォッシュタブレット「Chupica(チュピカ)」について、JALが運航する実際の航空機内および海外渡航先での実証実験を実施したことをお知らせいたします。

 JTとJALは、宇宙生活上の課題から宇宙と地上双方の暮らしをより良くするビジネス共創プラットフォーム「Think Space Life(以下、TSL)(*1)」にそれぞれ参画しており、今回の取り組みはTSLを通じた両社として初の共同プロジェクトとなります。国際宇宙ステーション(ISS)をはじめとする宇宙生活における課題解決から着想を得た本実証実験では、JALが運航する実際の機内や海外滞在時において「Chupica」の有用性を検証し、地上生活への応用の可能性を探りました。

 JTとJALは、「宇宙から地上へ」「極限から日常へ」をキーワードに、宇宙生活における課題を解決する商品・サービスを通じて、お客さま一人ひとりの心の豊かさに寄り添い暮らしを豊かにすることを目指してまいります。

(*1)宇宙における生活課題を起点に、地上の暮らしにも豊かさを還元することを目指す事業共創プラットフォームです。2020年7月に国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)によって創設され、2024年4月からはNPO法人ミラツクが運営を担っています。

TSL Webサイト:https://aerospacebiz.jaxa.jp/solution/j-sparc/projects/think-space-life/

■実証実験の概要

対象者:  JALの客室乗務員(約100名)

実験目的: 使用感を問うアンケート結果の収集・分析による「Chupica」の利便性や効果の検証

      機上や海外滞在中におけるニーズの発掘と、製品の更なる改良・開発への活用

実験内容: 6時間を超える長時間フライト乗務における休憩時間や渡航先滞在中に「Chupica」

      を使用し、使用感に関するアンケートを実施

■「Chupica(チュピカ)」について

 「Chupica(チュピカ)」は、タブレット型ハミガキ&マウスウォッシュで、2024年9月から一般市場でのテストマーケティングを開始しています。この製品は、宇宙での使用を考慮して開発されており、特に水資源が限られた環境でも口内をリフレッシュできるように設計されています。

 「Chupica」の前身である「mouthpace®(マウスペース®)」は、2020年からTSLの取り組みとして、宇宙から四季を感じることができるタブレット型ハミガキ&マウスウォッシュとして開発され、これまで4回のISSへの搭載実績があり、2025年8月1日からはJAXAの油井宇宙飛行士の長期滞在ミッションでISSに搭載されています。(JAXA公式搭載品一覧より)。

 宇宙での実績を踏まえ、地上での利用を見据えて改良された「Chupica」は、持ち運びが容易で、日常生活や移動中、アウトドア活動、さらには防災備蓄品としても活用可能な新しいオーラルケアのかたちを提案しています。 商品ページ:https://momentia.jp/ec/brands/chupica/

■実証実験におけるJTとJALの役割

 JTは、インキュベーションパートナーとして2020年よりTSLに参画し、極限環境での「心の豊かさ」について探究しながら、異業種・異分野との共創を通じて生活の質を高める製品・サービスの開発を進めています 。この取り組みの一環として、開発したマウスウォッシュタブレット「Chupica」を提供し、その使用性・快適性および効果の検証を担当します。水資源が限られており、さらに閉鎖環境である航空機内において、「Chupica」の実用性を評価しさらなる製品改良・商品開発に生かすことを目指しました。

 JALは、70年以上にわたり航空機という地上と異なる閉鎖環境内の安全と快適さを追求してきました。この知見を宇宙生活の課題解決に活かし、その先の宇宙と地上双方の暮らしの改善に繋げることを目指し、2024年にTSLに参画しました。その一環として、客室乗務員による市場調査サポート「JAL CAビジネスリサーチ(*2)」を活用し、実際の機内環境での製品の使用性・快適性を検証するとともに、リアルな感覚や意見を収集しフィードバックしました。

(*2)JAL CAビジネスリサーチ:https://www.jal.co.jp/solution/lp/ca-business-research/

■JALの宇宙関連事業とJTグループのD-LABの取り組み

 JALは、「航空と同じ世界を、宇宙に」というビジョンの下、「安全・安心な空の移動」を切り拓いてきた経験を宇宙輸送にも展開し、宇宙への定期的な人流・物流を生み出す持続可能な世界の創造に挑戦しています。これからもTSLを活用して宇宙輸送における快適性向上に取り組んでいきます。

 JTグループのコーポレートR&D組織である「D-LAB(ディーラボ)」は、まだ見ぬ「心の豊かさ」の研究・探索・創造活動を行っており、今回の「Chupica」機上実証も、「宇宙という極限環境における心の豊かさの探求、探索活動」の一環として展開しています。

以上

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ビジネスカテゴリ
旅行・観光その他
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

日本航空株式会社

181フォロワー

RSS
URL
https://www.jal.com
業種
倉庫・運輸関連業
本社所在地
東京都品川区東品川2-4-11 野村不動産天王洲ビル
電話番号
03-5460-3121
代表者名
鳥取 三津子
上場
東証1部
資本金
-
設立
1951年08月