JALグループが推進するインクルーシブな社会づくりの取り組みについて

~障がいの有無にかかわらず、すべての人が輝ける社会の実現を目指してまいります~

JAL

2025年12月2日

「障がい者週間」に寄せて 

~JALグループの多様性とインクルージョン推進の歩み

常務執行役員 人財本部長 大堀 哲

 2025年12月3日(水)から9日(火)は「障がい者週間」です。

JALグループでは、「全社員の物心両面の幸福の追求」という企業理念のもと、多様性を尊重し、誰もが自分らしく力を発揮できる職場環境づくり(DEI:ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)を推進しています。

 

 日本では、約9%の方が何らかの障がいを抱えており、障がいの有無にかかわらず、すべての人が安心して暮らせるインクルーシブで共生的な社会の実現に向け、JALグループは障壁の除去とアクセシビリティの向上に積極的に取り組んでいます。

 性別、年齢、国籍、障がいの有無に関係なく、多様な人財が共に働き、成長できる環境を整えるとともに、すべての人にとって豊かで暮らしやすい社会づくりに貢献してまいります。

「SYNC25」サミットに執行役員 崎原淳子が登壇します

 JALグループは、障がい者の排除をなくすことを目指し、世界中で500社以上の企業やパートナーが参加するグローバルなネットワーク「Valuable 500」に加盟しています。

 2025年12月には、障がい者のインクルージョンを加速させることを目的とした世界初のアカウンタビリティ・サミット「SYNC25」が開催されます。本サミットでは、Valuable 500加盟企業をはじめ、世界各国の障がい者コミュニティ代表が集結し、未来の社会づくりに向けた議論が行われます。

 JALグループからは、執行役員 カスタマー・エクスペリエンス本部 副本部長の崎原淳子が「企業価値向上とイノベーション(仮)」セッションのパネリストとして登壇し、多様性を企業価値に結びつける取り組みについて発信します。

執行役員             カスタマー・エクスペリエンス本部 副本部長 崎原淳子

東京2025デフリンピック 太田歩選手の活躍

 2025年11月15日(土)に開幕した国際スポーツ大会「東京2025デフリンピック」で、J-AIR所属の太田歩選手が男子バドミントンの混合団体戦、男子ダブルスに出場しました。太田選手はブラジル大会から3大会連続出場となり、混合団体戦で金メダル、男子ダブルスで4位の成績を収めました。

パラ陸上競技 JALアスリート社員の活躍

 鈴木雄大選手は、2025年4月の「日本パラ陸上競技選手権大会」において、200m、400mで大会2連覇を果たしました。湯口英理菜選手は、2025年11月の「NAGASE カップ 2025」において、200mで世界記録更新、100mでアジア記録更新と、自身が持つ記録をさらに更新し、新たな記録を樹立しました。    

株式会社JALサンライト(JSL)30周年

 株式会社JALサンライトは、今年11月に創立30周年を迎えました。障がいを仕事の障害としない環境のもと、常に新たな業務に挑戦し続けています。羽田・成田両空港の国際線JALファーストクラスラウンジにて、「靴磨きサービス」と「ハンドドリップコーヒーサービス」を提供し、お客さまからご好評をいただいています。

 2025年4月には大阪(伊丹)空港に拠点を新設し、客室クリーニング業務や社員向けのカフェ運営を開始しました。参考URL:https://youtu.be/QRbQZgzMahA

技術力を競う社外競技大会への積極的な参加

 2025年9月30日(火)に開催した障がい者のバリスタ競技大会「チャレンジコーヒーバリスタ」にて、JSL社員で構成したチーム「SKY CAFE Kilatto」が優勝しました。

また、10月18日(土)に開催された「第45回全国障害者技能競技大会(全国アビリンピック)」では、ネイル施術種目に出場したJSL社員が金賞を受賞しました。靴磨き技術を競う「SHOESHINE GRAND PRIX」にもJSL社員が出場し、健闘しています。

ヘラルボニーと共に描く「ありのまま輝く」社会

-JAL SKYMUSEUMで谷田圭也之氏の作品を展示

 JALは2023年より株式会社ヘラルボニーと業務提携しており、JAL SKY MUSEUMにて、2025年12月5日から2026年2月末まで、チェンマイ在住の作家 谷田 圭也之氏の作品でコラボレーション装飾を実施します。空を舞う多彩な作品に互いに多様性を尊重し合える社会の実現を目指す想いを込めて、作家との「つながり」を感じられる場を創出します。

      (イメージ)

-3種の機内ドリンク提供カップを期間限定で提供

 また、2025年12月下旬より、国内・国際線の全路線で3種類の機内紙コップを提供します。(なくなり次第終了)

起用された3作品は、それぞれが異なる個性や表現の魅力を持っており、「一つの形に収まらず、ありのままでよい」という、多様性を尊重するメッセージを込めて選定しました。 

 また、今回、JALとして初の海外出身の作家を起用しています。多くの方に作品をお届けすることで、国内外の障がいのある異彩を放つ作家の活躍を後押しし、新たな一歩を踏み出すきっかけとなることを期待しています。

● 起用作家3名(竹内 聖太郎、谷田圭也之、Hélène Dum.)の創作風景の映像はこちら

搭乗体験会の実施

 JALグループでは、発達障がいやその特性により空の旅に不安を感じるお子さまやご家族を対象に、搭乗体験会を実施しています。体験会では、座学と疑似体験を通して、搭乗手続きから機内での過ごし方、降機までの一連の流れを学んでいただいています。

 東京地区では、2025年10月に社内資格「JAL Accessibility Assistant」を持つJAL客室乗務員が主導のもと搭乗体験会を実施しました。次回開催は2026年春を予定しています。

 大阪地区では、2022年よりJ-AIRが毎年、模擬訓練施設や駐機中の実機を活用した搭乗体験会を実施しており、2025年は6月から10月にかけて大阪(伊丹)空港で開催しました。

両地区とも、参加者の皆さまが安心して飛行機をご利用いただけるよう、不安やストレスの軽減に努め、快適で安心できる空の旅の環境づくりを今後も継続してまいります。

                       (大阪での搭乗体験の様子)

以上

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会社概要

日本航空株式会社

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URL
https://www.jal.com
業種
倉庫・運輸関連業
本社所在地
東京都品川区東品川2-4-11 野村不動産天王洲ビル
電話番号
03-5460-3121
代表者名
鳥取 三津子
上場
東証1部
資本金
-
設立
1951年08月