今春「昇給した」20代は３人に１人超す。昇給が「転職を考えるきっかけに」、高年収企業は「志望度上がる」――ともに９割。

株式会社学情（本社：東京都中央区）は、20代の仕事観や働く意識をひも解くために、「昇給」についてインターネットアンケートを実施しました。2025年から「昇給した」との回答は35.2%と３人に１人を超えました。昇給の有無が「転職を考えるきっかけ」になるかどうかについては、「はい」が９割近くに。「昇給の有無は会社の成長性の判断になる」「物価が高騰している中で、昇給がない企業に対して将来不安がある」「仕事が好きでもお金がなかったら生活できず不満は溜まっていく。報酬を得られないと意義を感じなくなる」といった声が寄せられました。年収の高い企業は「志望度が上がる」との回答も９割を占めました。「給料が高ければ仕事のモチベになる」「ただ年収が高いだけでは決められないが、現在よりも年収が高ければ候補の一つには入れると思う」などの声が上がりました。

【TOPICS】

（１）  今春「昇給した」との回答が35.2%　昇給を行う企業に「魅力を感じる」96.3%

（２）  昇給の有無は「転職を考えるきっかけになる」が88.5%

（３）  年収が高い企業は「志望度が上がる」は90.2%

 

【調査の背景】

物価高や人的投資への関心の高まり、人手不足感の過熱を受け、例年よりも高い水準で「定期昇給」や「ベースアップ」を実施する企業が多い傾向です。20代のビジネスパーソンが、「昇給」をどのように捉えているかアンケートを実施しました。

 

（１）今春「昇給した」との回答が35.2%　昇給を行う企業に「魅力を感じる」96.3%

　20代に2025年４月の昇給の有無を聞いたところ、「昇給した」との回答が35.2%に上り３人に１人を超えました。昇給を行う企業に魅力を感じるかを尋ねた質問では、「魅力を感じる」が83.0%、「どちらかと言えば魅力を感じる」13.3%を合わせると、計96.3%に上りました。「仕事のモチベーションが上がるし、従業員の要求に応えようとする意思が見えると会社へのイメージも良くなる」「物価高で生活苦を感じるから」といった声が寄せられました。

  

 （2）昇給の有無は「転職を考えるきっかけになる」が88.5%

　昇給の有無が「転職を考えるきっかけ」になるかどうかについては、「はい」が88.5%に上りました。「昇給の有無は会社の成長性の判断になる」「物価が高騰している中で、昇給がない企業に対して将来不安がある」「昇給する企業が増えているため、昇給がない会社には魅力を感じない」「仕事が好きでもお金がなかったら生活できず不満は溜まっていく。報酬を得られないと意義を感じなくなる」「会社からの評価を感じる部分であり、そこで働くモチベーションになる。長く働いていても給料が変わらなかったら転職や副業を検討するきっかけになると思う」といった声が寄せられました。

（3）年収が高い企業は「志望度が上がる」は90.2%

　年収の高い企業と志望度の関係を尋ねた質問に対しては、「志望度が上がる」との回答が58.8%。「やや上がる」31.4%を合わせると、計90.2%を占めました。「給料が高ければ仕事のモチベになる」「ただ年収が高いだけでは決められないが、現在よりも年収が高ければ候補の一つには入れると思う」「激務でも報酬があるなら頑張ろうと思える」などの声が上がっています。

■調査概要

・調査期間：2025年4月3日～2025年4月13日

・調査機関：株式会社学情

・調査対象：20代社会人（20代専門転職サイト「Ｒｅ就活」/Web メディア「20代の働き方研究所」のサイト来訪者）

・有効回答数：375件

・調査方法：Web上でのアンケート調査

※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0％にならない場合があります。

■株式会社学情とは

株式会社学情は、「つくるのは、未来の選択肢」をパーパスに、20代・30代の社会人、学生の転職・就職を支援するサービスを提供しています。一貫してキャリアの起点となる「初めての転職」「就職」を支援。これからを担う世代にひとつでも多くの選択肢を示すことで、働き手・企業・社会の未来に貢献していきます。

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