30代が今後求められると思うスキル「デジタル・IT」「問題解決」「情報収集」が上位にランクイン、1位は「コミュニケーション」スキル ~さらに、20代のうちに習得しておくべきだと思うスキルは?~

【30代のなりたい自分とリスキリング意識調査】

ヒューマン

 ヒューマンホールディングス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:佐藤朋也、以下「当社」)は、30~39歳の男女1000名を対象に「なりたい自分とリスキリングに関する意識調査」を行いました。
 “人生100年時代”と言われる昨今、30代のビジネスパーソンがなりたい自分、キャリア構築やリスキリングについてどのように考えているかを調査することを目的としています。
  • 本件のポイント

   

●30代男女の76.9%が将来に不安。71.2%が「リスキリングが必要」と考えながらも、取り組んでいるのは12.0%

  

●リスキリングの取り組み有無によって、ライフプラン設計に差が生じている

  

●「これからの時代に求められると思うスキル」は2位「デジタル・IT」、3位「情報収集」「問題解決」の一方で「コミュニケーション」が1位。個人スキル向上とともに、他者と仕事を円滑に進めるためのスキルも重要視される傾向

  

●「20代のうちに習得しておくべきだと思うスキル」は1位「コミュニケーション」、2位「語学」、3位「デジタル・IT」。語学は20代のうちに身に付けておくべきと実感している人が多い



  • 本件の概要

 当社は1985年の創業より教育事業を中心としたビジネスモデルを展開し、経営理念にはステークホルダーのみなさまへ提供する価値として「バリュープロミス:SELFing」を掲げております。


 SELFingとは、自分をつくり上げていく「セルフマネジメント」と終わりがないという「ing」を組み合わせた造語です。当社グループは、教育・人材・介護・美容・スポーツ・ITの各事業を通じて「SELFing」を提供し、お客様一人ひとりのなりたい自分を見つけ、その実現をサポートし、社会のニーズとマッチングすることで、すべての人が自分らしく生きられる豊かな社会の実現を目指しています。


 DXをはじめとした急速な環境の変化に対応しながら働くために新たなスキルを習得する“リスキリング”に対し、政府は今後5年間で1兆円を投資する方針を発表しており、学習費用を補助する給付制度の拡充をはじめ個人向け支援を強めるなど、企業主導の従業員へのリスキリングだけでなく、個々人においても働きながら学び、新たなスキルを習得することが推奨されています。


 当社は「SELFing」のきっかけとなることを目的とし、ビジネスパーソンとして一定のキャリアを積み、公私ともに環境やポジションが変化し始めることの多い30代が、将来について、また今後のキャリアをどう考え、キャリア構築のためのリスキリングについてどのように考えているか実態を調査いたしました。


【調査概要】

[期間]2023年12月4日~12月5日

[対象]首都圏(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)中部(岐阜県、愛知県、三重県)、関西(京都府、大阪府、 兵庫県)に在住で就労中の30~39歳男女

[回答数]1000名(男性500名:女性:500名)

[方法]インターネット調査

※調査結果の構成比は小数点以下を四捨五入して算出しているため、合計値は必ずしも100%とはなりません



  • 調査結果

 1.「ビジネスパーソンとしてなりたい姿」は、1位「ワークライフバランスを保っている」 2位「時間の使い方がうまい」 3位「社内で信頼される」


 「どのようなビジネスパーソンになりたいか(複数回答可)」という質問をしたところ、「ワークライフバランスを保っている(40.5%)」、「時間の使い方がうまい(40.1%)」、「社内で信頼される(35.1%)」という結果になり、働きやすい環境で、効率的に仕事をすることを理想とする傾向が見られました。

 また、「専門スキル・知識を身につけている(33.2%)」、「自分にしかない強みを持っている(30.5%)」と続き、働く上でこれまでの経験・キャリアをより高度化し専門性を高めていくことを重要視していることが推測されます。


2. 「将来に不安を感じている」76.9%


 「自身の将来に対して、どのくらい不安を感じているか」という質問をしたところ「非常に不安を感じている(27.7%)」「どちらかといえば不安を感じている(49.2%)」で、76.9%が何かしらの不安を感じている結果となりました。


3.「リスキリングが必要だと思う」71.2%


 リスキリングの必要性について現時点での気持ちを質問したところ「非常にそう思う(16.8%)」、「どちらかといえばそう思う(54.4%)」で、71.2%が「リスキリングが必要」だと思っている結果になりました。



4. 「リスキリングに取り組んでいる」12.0%


 3.で71.2%が「リスキリングが必要」と回答していますが、実際に「取り組んでいる」のは12.0%で、必要性を感じていながらも取り組めていない状況が推測されます。


5. 「リスキリングに取り組む上で足かせになっていること」は、1位「仕事の忙しさ」 2位「金銭の不足」 3位「リスキリングに関する知識不足」                  


 4.でリスキリングに取り組んでいないと回答した人(「取り組んでいないが今後取り組みたい」もしくは「取り組んでいないし今後も取り組みたいと思わない」と回答した人)に、リスキリングに取り組む上で足かせになっていることについて質問したところ、「仕事の忙しさ(35.5%)」「金銭の不足(34.3%)」「リスキリングに関する知識不足(26.7%)」という結果になりました。


 リスキリングに取り組む上での2大障壁は「時間」と「経済面」と考えられますが、次いで「リスキリングに関する知識不足」が要因として挙げられ、当社が以前行った「20・30代のリスキリング意識調査(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001416.000005089.html)」の結果にあるように「何を学ぶべきかわからない」「自分にあった学び方がわからない」など、リスキリングに取り組む目的や効果的な方法を見いだせていない状況が推測されます。



6. 「リスキリングの目的」は、1位「給与アップ」 2位「新しい業務スキル・知識の習得」 3位「業務スキル・知識のアップデート」


 4.でリスキリングに取り組んでいる、また取り組む意向のある人(「リスキリングに取り組んでいる」「取り組んでいないが今後取り組みたい」と回答した人)にリスキリングの目的を質問したところ、「給与アップ(41.6%)」「新しい業務スキル・知識の習得(30.3%)」「業務スキル・知識のアップデート(29.7%)」という結果になりました。リスキリングが自身の仕事や経済面に反映されることが取り組むモチベーションとなっている様子が伺えます。


7. リスキリングの取り組み有無によって、「5年後のライフプランが設計できているか」には38.9ポイントの差、50年後でも14.4ポイントの差


 リスキリングに取り組んでいる人と取り組んでない人でのライフプラン設計の有無について調べたところ、5年後のライフプランにおいては、リスキリングに取り組んでいる人は76.7%が設計できており(「しっかり描けている」もしくは「ぼんやりだが描けている」と回答の合計値)、リスキリングに取り組んでいない人は37.8%が設計できているという結果となり、38.9ポイントの差がありました。10年後では、62.5%と26.4%で36.1ポイント差。20年後では、41.7%と18.6%で23.1ポイント差。30年後では、33.3%と14.5%で18.8ポイント差。40年後では、32.5%と13.5%で19ポイント差。50年後でも、14.4ポイントの差がある結果となりました。

 リスキリングに取り組んでいる人は、将来を見据えたライフプラン設計がしやすい傾向にあることが浮かび上がりました。


8. 「これからの時代に求められるスキル」は、1位「コミュニケーション」 2位「デジタル・IT」 3位「情報収集」と「問題解決」


 「これからの時代に求められるスキル(複数回答可)」を質問したところ、「コミュニケーション(38.9%)」「デジタル・IT(30.4%)」「情報収集/問題解決(ともに28.3%)」という結果になりました。

 DXをはじめとした急速な環境の変化に対応するための学びとしてリスキリングが推奨され、デジタル・ITリテラシーの向上はどの分野においても必要視されている状況もあり、「デジタル・IT」は2位にランクイン。一方で、他者との意思疎通をスムーズに図る「コミュニケーション」スキルが求められるという意見が最も多いことがわかりました。次いで「情報収集」と「問題解決」は同率3位でした。

 30代のビジネスパーソンは、デジタル・ITスキルをはじめとした個人スキルに加え、他者とのコミュニケーションを良好にし、業務を円滑に進めるためのスキルも重要視していることが推測されます。


9. 「20代のうちに習得しておくべきだと思うスキル」は、1位「コミュニケーション」 2位「語学」 3位「デジタル・IT」


 20代でのビジネス経験を経て30代の今思う「20代のうちに習得しておくべきスキル(複数回答可)」について質問したところ、「コミュニケーション(37.9%)」、「語学(26.8%)」、「デジタル・IT(20.3%)」という結果になりました。「これからの時代に求められるスキル」で一番多かったことからも、働く上でコミュニケーションスキルが非常に重要で、早いうちから身に付けておくと良いと多くの人が考えていると言えます。

 また、「これからの時代に求められるスキル」では7位だった「語学」は2位に上昇。語学スキルは20代のうちに習得しておくべきと実感している人が多いと推測されます。



  • SELFing STORY

 当社ホームページでは、ヒューマングループ関係者が“なりたい自分”を実現した「SELFing」を紹介するインタビューを公開しています。


●SELFing STORY:https://www.athuman.com/special/#section-selfing



  • ヒューマングループについて

 ヒューマングループは、教育事業を中核に、人材、介護、保育、美容、スポーツ、ITと多岐にわたる事業を展開しています。1985年の創業以来「為世為人(いせいいじん)」を経営理念に掲げ、各事業の強みを生かし、連携しながらシナジーを最大限に発揮する独自のビジネスモデルにより、国内320拠点以上、海外5カ国6法人のネットワークでお客様に質の高いサービスを提供しています。

 ヒューマンホールディングスは、日本リスキリングコンソーシアムの後援パートナーです。

●ヒューマンホールディングスWEBサイト:https://www.athuman.com/



  • 会社概要

ヒューマンホールディングス株式会社

●代表者:代表取締役社長 佐藤 朋也

●所在地:東京都新宿区西新宿7-5-25 西新宿プライムスクエア1階

●資本金:12億9,990万円

●URL:https://www.athuman.com/

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会社概要

URL
https://www.athuman.com/
業種
サービス業
本社所在地
東京都新宿区西新宿7-5-25 西新宿プライムスクエア1階(旧 西新宿木村屋ビル)
電話番号
03-6846-8002
代表者名
佐藤 朋也
上場
東証スタンダード
資本金
12億9990万円
設立
2002年08月