ガスパル、循環型農業「アクアポニックス」事業参入を決定

“みんなの個性を、会社の力に”誰もがチャレンジできる企業を目指す

大東建託

大東建託グループの株式会社ガスパル(本社:東京都品川区、代表取締役社長:橋本俊昭)は、都市部近郊の遊休地活用のモデルケースとして、水産養殖と水耕栽培を掛け合わせた循環型農業「アクアポニックス」事業への参入を決定し、2025年11月、埼玉県さいたま市西区に敷地面積4,600㎡の自社農場建設に着工しました。
自社農場では、水耕栽培エリアで葉物野菜・食用花・ハーブなどを栽培し、養殖エリアでチョウザメ・ホンモロコ・ティラピアなどの養殖を行います。2026年4月から、この農場で取れた葉物野菜を「福菜商店」ブランドとして販売開始します。
2009年の農地法改正でリース方式での農業参入が全面自由化されて以降、土地賃借によって参入する企業が増加する一方、2050年の農業従事者は現在の116万人※から29万人に減少すると予測されています。しかし、アクアポニックスは省人化が容易で参入障壁も低いとされています。ガスパルは、ガス小売事業者として大東建託グループが管理する賃貸住宅にLPガス・都市ガスの供給を行っていますが、事業多角化にあたり、市街化調整区域や農業振興地域などの遊休地活用としてアクアポニックスに着目しました。
ガスパルは今後、遊休地保有者と農業参入希望者とのマッチングや行政手続き支援、スキル習得支援などを含む農業コンサルティング事業の立ち上げも視野に入れ、事業運営に必要なノウハウを構築していくとともに、養殖魚が本格的に販売可能となる2032年度には、年間売上5,000万円を目指します。
※ 農林水産省調べ、116万人は2023年度の数字

以上

株式会社アクポニ提供:アクアポニックスの循環の仕組み

■アクアポニックスについて

アクアポニックスは、水産養殖(Aquaculture)と水耕栽培(Hydroponics)を組み合わせた循環型農法です。魚の排泄物を微生物が分解し、植物が栄養として吸収することで効率的に成長します。浄化された水は再び魚の水槽に戻り、化学農薬や化学肥料を一切使用しない持続可能な生産システムです。

■本格参入にあたり実施した実証実験の成果

実証期間 :2024年4月~2025年6月(1年3カ月間)
実証場所 :神奈川県藤沢市
実証内容 :リーフレタスなど葉物野菜を中心に20種類の野菜栽培うとチョウザメの育成を実施
実証事業結果 :直売所4回、マルシェ3回の出品で販売実証を重ね、消費者から高い評価を得る

<関連ニュースリリース> 

2024年8月22日 ガスパルがアクアポニックスで栽培した野菜の試行販売を開始

https://www.gas-pal.com/news/20240822/2396/

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

大東建託株式会社

55フォロワー

RSS
URL
https://www.kentaku.co.jp/
業種
不動産業
本社所在地
東京都港区港南2-16-1 品川イーストワンタワー
電話番号
03-6718-9174
代表者名
竹内 啓
上場
東証プライム
資本金
290億6000万円
設立
1974年06月