2024年の年間賞与(ボーナス)平均支給額(※)は「866,283円」女性の年間賞与平均支給額は男性の約6割

「ジョブカン」が賞与に関する3年分の実態調査を性別・年齢別・企業規模別に実施

DONUTS

2025年3月6日 11時00分

株式会社DONUTS(東京都渋谷区、代表取締役:西村啓成)が提供するバックオフィス支援クラウドERPシステム「ジョブカン」は、クラウド型給与計算システム『ジョブカン給与計算』の賞与データを元に2022年から2024年に賞与(ボーナス)として支給された実際の金額を抽出し、各年の賞与に関する実態とその推移をまとめました。

※2024年の年間賞与平均支給額:夏季賞与平均支給額と冬季賞与平均支給額の合計金額

※夏季賞与:6月・7月に賞与として支給されたものを算出

※冬季賞与:12月に賞与として支給されたものを算出

※小数点以下切り捨て

■調査結果サマリー

・2024年の年間賞与平均支給額は「866,283円」、2023年比「3.2%」の増加

・2023年比、夏季賞与が「2.6％」の増加、冬季賞与が「3.8%」の増加

・2022年比、女性の年間賞与支給額が「6.1%」の増加、男性は「5.6％」の増加と、女性の増加率が

　全体の増加傾向をけん引

・女性の年間賞与平均支給額は「632,885円」、男性の「1,053,048円」との差は「420,163円」、

　約6割程度に留まる

・2024年の年間賞与平均支給額が最大になったのは男性、女性ともに「50～54歳」

・過去3年の変動率は40歳台前半までの若手社員と70歳以上の平均賞与支給額が上昇、50歳～69歳は

　下降傾向に

■調査の背景

「ジョブカン」ではシリーズ累計導入社数25万社以上の利用実績データを基に、昨今激変する日本の労働環境を紐解くための実態調査を行っています。

2024年には『ジョブカン給与計算』のデータから、特に注目度の高い「賞与の実態」について夏と冬の2回調査を行い(冬は速報値の公表)、実態を明らかにしてまいりました。

今回は、2024年の夏季賞与と冬季賞与に関する年間支給額や、過去3年間の支給額推移を性別・年齢別・企業規模別に集計し、その変化を可視化することで、現在の労働環境が抱える課題を明らかにし、「ジョブカン」シリーズを通じてその是正に寄与してまいります。

■調査結果

▼賞与設定率

『ジョブカン給与計算』利用企業の賞与設定率は以下のとおりです。

　■夏季賞与

　2022年:34.6%　2023年:35.8%　2024年:36.3%　

　■冬季賞与

　2022年:42.0%　2023年:45.8%　2024年:47.5%

　※賞与給付事業所数を全事業所数で割った値、小数点2位以下切り捨て

▼2022年～2024年年間賞与平均支給額推移

本調査範囲における2024年の年間賞与平均支給額は「866,283円」(夏季:422,643円、冬季:443,640円)となり、2023年比で夏季賞与は2.6%、冬季賞与は3.8%それぞれ上昇していました。また、冬季賞与平均額は2022年から上昇傾向にあるという結果になりました。

2022年から2023年にかけて平均支給額が一度下落したものの、2023年から2024年にかけて3.2%上昇し、2022年の平均支給額も上回りました。

▼2022年～2024年性別年間賞与平均支給額推移

2024年の性別年間賞与平均支給額は、男性が「1,053,048円」、女性が「632,885円」という結果でした。男女ともに平均支給額は上昇傾向にあり、2024年の平均支給額は2022年比で男性は5.6％、女性は6.1％の上昇となりました。2024年平均支給額の男女差は「420,163円」で、女性の支給額は男性の支給額の60.1％に留まっていますが、2022年の59.8％からは0.3%上昇しており、年間賞与平均支給額の男女格差は僅かではありますが改善傾向にあるようです。

▼2022年～2024年年齢別年間賞与平均支給額推移

年齢別に年間賞与平均支給額の推移を見ると、支給額が最大値となったのは各年「50～54歳」という結果になりました。2024年における50～54歳の平均支給額は「1,153,187円」となりましたが、2022年の「1,230,600円」からは下降しています。

2022年から2024年にかけての変動率を年齢別に見ると「40～44歳」までは上昇傾向、「45～49歳」で停滞し、「50～69歳」の年代は下降傾向にあり、70歳以上は上昇傾向に戻ります。

これは、最低賃金の上昇や、働き手不足の影響による初任給をはじめとした若年層の給与の上昇が影響していると考えられます。また「70歳～」の上昇については、近年、定年後再雇用の動きが活発化していることが影響していると考えられます。

▼2022年～2024年企業規模別年間賞与平均支給額推移

企業規模別に年間賞与平均支給額の推移を見ると、2024年では従業員数が「500人以上」企業の年間賞与平均支給額が「947,873円」と一番高く、「300～499人」規模の企業の支給額が「751,105円」と一番低い結果となりました。

「500人以上」の企業以外は2022年から上昇傾向にあり、「500人以上」の企業も2022年から2023年にかけて下がり、2022年の水準には届かないものの2024年には再び上昇傾向にあります。

■調査概要

・調査対象 : 『ジョブカン給与計算』利用企業のうち、賞与を給付している企業

・調査内容 : 賞与に関する実態調査

・調査方法 : 『ジョブカン給与計算』の利用実績データを一部抽出(※)

・抽出期間 : 2022年1月1日～2024年12月31日

※2022年1月1日～2024年12月31日の期間に支給された賞与情報から一部抽出した100,000件以上のデータ

※年齢別・性別各年代の細かな支給額について詳細をご覧になりたい場合はご連絡ください

■バックオフィス支援クラウドERPシステム「ジョブカン」について

ジョブカンシリーズは、勤怠管理を始めとし、経費精算・ワークフロー・採用管理・労務HR・給与計算・会計・見積/請求書・BPOの9サービスからなる、バックオフィス業務を効率化するクラウド型ERPシステムです。企業の創業期から成熟期まであらゆるステージ・規模に対応しており、累計導入実績は25万社、有料ID数は300万を突破しました。法人向けIT製品の比較・資料請求サイト「ITトレンド」が発表した「ITトレンド年間ランキング2024※」において、「勤怠管理・就業管理」部門、「ワークフロー」部門、「採用管理・選考管理システム」部門、「人事システム」部門、「給与計算」部門、「法人向け会計ソフト」部門、「帳票電子化ツール」部門で第1位に選ばれています。

公式サイト : https://all.jobcan.ne.jp/

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