「就活で大変だったこと」1位はスケジュール調整。「AI就活」でESの負担軽減か。企業はAIに取り上げられやすい情報発信がカギ?【27卒振り返り調査】

株式会社学情

株式会社学情(本社:東京都中央区)は、終盤に入った2027年卒採用について、学生と企業・団体の人事担当者を対象にインターネットアンケートを実施しました。就職活動で大変だったことは、「就活以外の活動とのスケジュール調整」がトップになり、就活・採用の早期化と長期化の影響が色濃く出ました。今回は「AI就活」も大きなトピックで、生成AIを就活で活用した学生が9割を超え、自己分析、業界・企業研究といった就活の入り口から、エントリーシート作成、面接などの選考対策まで、あらゆる場面で活用したことが分かりました。その結果、「就活で大変だったこと」に大きな変化があり、質問を設けた2019年卒以降、常にトップか2位だった「エントリーシートに記入する自己㏚や志望動機等の文章を完成させること」が4位、「提出の多さ」も8位にダウン。AIによる就活の効率化が進みました。企業側でも採用業務への生成AIの活用が急増。今後は、学生がAIで行う企業探しで取り上げられやすい魅力的な企業情報の発信が、採用の成否を左右しそうです。

【TOPICS】

(1)「就活で大変だったこと」1位はスケジュール調整、早期化・長期化の影響か ESの負担は軽減

(2)ES・面接・企業研究…就活のあらゆる場面でAI活用 9割超の学生が利用

(3)企業の採用業務へのAI活用も急増 AIに取り上げられやすい情報発信が成否のカギ?

 

【調査の背景】

2027年卒採用は、多くの企業が内定式を開く10月を前に終盤戦です。学情が毎年発表している「就職戦線中間総括」の作成にあたり、今年6月に学生・企業双方に実施したアンケート結果をもとに、2027年卒採用のここまでを振り返ります。

(1)「就活で大変だったこと」1位はスケジュール調整、早期化・長期化の影響か ESの負担は軽減

 学生に聞いた「就職活動で大変だったこと」(3つまで回答)の回答は、前年から大きな変化がみられました。前年4位だった「学業やアルバイトなど就活以外の活動とのスケジュール調整」が5.0ポイント増の32.4%でトップに浮上。学業に加え、部活やサークル活動、学校行事等で中心を担う3年生の1年間がまるまる就活と重なる日程に苦労したと思われます。今の就活は「3月1日一斉スタート」のころと違い、学生が企業ごとの採用スケジュールや案内を個別に確認する必要があることも、負担につながったと考えられます。2位は「面接やグループディスカッションなどの選考がうまくいかないこと」29.7%で前年比+6.7ポイントの急増。インターンシップ等からの早期選考が広がる中、十分な準備や経験を積まないまま選考に臨んだ学生が多かった可能性があります。3位「就職活動に対するモチベーションの維持」29.3%は長期化の影響が考えられます。

 注目は「エントリーシートに記入する自己PRや志望動機等の文章を完成させること」が27.4%に減り、4位に下がったことです。この選択肢が2023年卒から3年連続1位となるなど、エントリーシートは学生を大いに悩ませてきましたが、「提出の多さ」も合わせてエントリーシートに関する項目がいずれも前年を下回った背景には、次項でみる生成AIの活用が広がった影響がありそうです。前年トップだった「自分に合いそうな企業をどう探すか」が23.9%に減り5位に下がったのも、企業研究や自己分析に生成AIを利用する学生が増えたためかもしれません。

(2)ES・面接・企業研究…就活のあらゆる場面でAI活用 9割超の学生が利用

 急速に普及が進む生成AIを就活でどう利用したか(複数回答可)を聞いたところ、具体的な利用法すべての選択肢が前年から急増しました。最多は「エントリーシートや自己PRなどのブラッシュアップ」で6割近い学生が利用。「エントリーシート・履歴書作成」「面接準備」「志望動機作成」「自己分析」「業界・企業研究」「自己PR作成」が続きます。応募書類の作成段階だけでなく、就活で必須とされる自己分析から企業研究、選考対策にまで広がり、いずれも4割前後の高い利用率でした。

 「利用していない」は8.5%と前年から急減。9割超の学生が多様な場面で活用しており、「AI就活」が当たり前になりました。就活を効率的に進められるようになりましたが、依存し過ぎれば自分の経験や考えを十分に言語化できず面接などで評価を下げる可能性も。AIを使いこなす学生とうまく使えない学生の間の新たな「二極化」も懸念されます。生成AIを適切に活用できるように支援することは、大学のキャリア教育の新たな課題となっています。

(3)企業の採用業務へのAI活用も急増 AIに取り上げられやすい情報発信が成否のカギ?

 企業にも、多様な業務への導入が進む生成AIの採用活動での利用状況(複数回答可)を聞きました。前年は5割近かった「利用は考えていない」が30.3%に急減。一方、前年21.0%だった「採用ページ等に載せる文章や画像作成に利用」が38.5%に急伸し、採用業務での生成AI活用が広がりました。AIで企業選びをする学生に届かなければ、選択肢にすら入れません。企業には、具体的で分かりやすく、生成AIから参照・要約されやすい情報発信が求められます。

 倍以上の8.8%に増えた「面接で利用している」も注目です。AI面接をはじめ、面接内容の記録・整理など補助的な役割も含め、面接に関する業務への活用も広がっていることが分かりました。多彩なAI面接ツールが登場し、効率化に加え評価の標準化や公平性のメリットも大きいと言われており、勢いは止まりそうにありません。

■今回のプレスリリースの元となった「2027年3月卒業予定者 就職戦線中間総括」は、以下からダウンロードしてご覧ください。

https://service.gakujo.ne.jp/jinji-library/report/27sokatsu-report/

■学生調査概要

・調査期間:2026年6月8日~2026年6月21日

・調査対象:Re就活キャンパス2027年卒 会員

・有効回答数:259件

■企業調査概要

・調査期間:2026年6月1日~2026年6月19 日

・調査機関:株式会社学情

・調査対象:全国の企業採用担当者

・有効回答数:618件

■共通事項

・調査機関:株式会社学情

・調査方法:Web上でのアンケート調査

※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合があります。

■株式会社学情とは

東証プライム上場・経団連加盟企業。2004年から、「20代通年採用」を提唱。会員数280万人の「(20代が選ぶ)20代向け転職サイト7年連続No.1・20代専門転職サイト〈Re就活〉」(2019年~2025年 東京商工リサーチ調査 20代向け転職サイト 第1位)や「30代向けダイレクトリクルーティングサービス〈Re就活30〉」、会員数60万人の「スカウト型就職サイト〈Re就活キャンパス〉」を軸に、20代・30代の採用をトータルにサポートする大手就職・転職情報会社です。

また日本で初めて「合同企業セミナー」を開催し(自社調べ)、「転職博」や「就職博」など、若手人材の採用に関する多様なサービスを展開しています。

[創業/1976年 資本金/15億円 加盟団体/一般社団法人 日本経済団体連合会、公益社団法人 全国求人情報協会、一般社団法人 日本人材紹介事業協会、日本就職情報出版懇話会、公益財団法人 森林文化協会]

https://company.gakujo.ne.jp

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

株式会社学情

80フォロワー

RSS
URL
https://company.gakujo.ne.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX9階
電話番号
03-6775-4510
代表者名
中井大志
上場
東証プライム
資本金
15億円
設立
1977年11月