【星のや竹富島】島の恵みと文化を享受する「島テロワール」。冬季限定コースの提供を開始。

～島のハーブが香る蒸留酒で漬け込んだ車エビに、熟成和牛とフランス料理の技法で昇華したタコス。島の食文化と滞在が融合する、新たな美食体験～

星野リゾート

2025年11月6日 11時00分

各施設が独創的なテーマで、圧倒的な非日常を提供する「星のや」。竹富島の豊かな自然と文化を未来に紡ぐ、唯一無二の文化リゾート「星のや竹富島」では、「島テロワール」をコンセプトに、竹富島の天候や風土、人々の暮らしから生まれる独自の「テロワール」を表現するコース料理を提供しています。2025年12月1日より始まる冬のコースでは、かつて薬草として珍重された島のハーブ「命草（ぬちぐさ）」で造る蒸留酒で漬け込んだ車エビに、沖縄の技術と風土が醸す熟成和牛を贅沢なタコスに仕立てました。海の恵みと里の恵みが創り出す料理と、ゆるやかな島時間が融合する、星のや竹富島だけのガストロノミーを謳歌します。

島の時間や文化、島の心を料理へ映し出す「島テロワール」

星のや竹富島では「島テロワール」のコンセプトのもと、竹富島の天候や風土、人々の暮らしから生まれる竹富島独自の「テロワール＊」を表現するコース料理を提供しています。2018年に全10品のコースで誕生した島テロワールが、2025年に全4品の構成へ生まれ変わりました。フランス料理の技術で昇華した島の食材と食文化、さらに島での滞在が融合することで、新たなガストロノミーを創造します。

＊テロワールとは、フランス語で「土地」や「風土」を意味し、農産物が生育する土地の自然環境（気候、土壌、地形など）と、栽培方法や人といった人的要素を包括した概念

大地と海の恵みを閉じこめた「KUNUSHINA香る車エビと島ニンジンのムース」　

タンカンや黒糖をベースに、星のや竹富島の畑で収穫された命草を使ったオリジナルの蒸留酒「KUNUSHINA」。スパイシーな月桃の香りとタンカンの味わいが広がるクリアな酒に、冬に旬を迎える車エビを漬けこみました。一緒に味わう島ニンジンのムースは、余分な水分を加えずにニンジン本来の甘味と香りを引き出しています。上に飾った海老のコンソメのジュレとキャビアの塩味が、ニンジンの穏やかな甘味に寄り添います。

島民の命を守ってきた9種類の命草「九品薬（クヌシナヒスル）」から着想したオリジナル蒸留酒「KUNUSHINA」。

ワンハンドでテロワールを堪能する「命草と熟成牛の島タコス」

肉料理は贅沢な具材を自由にあわせるタコスです。薄焼き生地に油みそを巻く沖縄の伝統料理「ポーポー」からインスピレーションを受けました。具材は様々な部位を味わうフランス料理の技法「テグリネゾン」を用いて、食べ物を慈しむ沖縄の「ぬちぐすい（命の薬）」の精神を表現しています。

沖縄で培われた技法でエイジングされた熟成和牛のサーロインを中心に、ピーヤシ（島胡椒）などの香辛料を効かせた内臓のソーセージに低温調理で滑らかに仕上げたレバーも。ソースには、肝も使ったシャコガイのジェノベーゼやパイナップルとシークヮサーをあわせたサルサもあり、確かな食材とフランス料理の技術が創り出す、贅沢なタコスでテロワールを堪能します。

星空を眺めてディナーの余韻に浸る。島の魅力を謳歌し完成するガストロノミー

食事の後は、集落のような施設内を散策しながら客室へ。「星空保護区」にも認定されている八重山の星空や月明りに照らされた白砂の路地を歩き、自然の灯りの下で静かな余韻に浸ります。星のや竹富島が提唱する「島テロワール」は、ダイニングでの4皿の料理に加え、ゆるやかな時間の流れに身を任せたり、空や海の美しさに癒されたり、島での過ごし方も含めて完成するガストロノミーです。