注目度上昇中の「立ち飲み」に関する調査結果発表 立ち飲みのスタイリッシュ化で「抵抗がない」が過半数に
『ホットペッパーグルメ外食総研』が開催する「トレンド座談会」レポート
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘)の外食市場に関する調査・研究機関『ホットペッパーグルメ外食総研』は、外食のプロフェッショナルを集め、外食トレンドを発表するための「トレンド座談会」を開催しています。今回は「立ち飲み」について、20代~60代男女のアンケート調査を実施した結果をレポートします。
■「立ち飲み店に抵抗がない」40代男性が最も高い割合に、30代女性も46.2%
「立ち飲み店に行くことに抵抗はありますか?」という質問では、全体の半数以上となる51.4%が「ない」と回答。「抵抗がない」という人の割合が最も高かったのは40代男性で70.2%。全体に女性よりも男性の方が抵抗がない人が多い結果になりましたが、女性でも20代(45.7%)、30代(46.2%)は半数近くが「抵抗がない」と答えました。
「立ち飲み店に行くことに抵抗はありますか?」に「抵抗がない」と答えた人の性年代別割合
(n=1,035、単一回答)
※「抵抗がない」は「あまりない」「ない」「全くない」の計
■『ホットペッパーグルメ外食総研』研究員からの解説
立ち飲みの「スタイリッシュ&カジュアル化」進む 20代~30代女性は45%以上が「抵抗がない」
以前は「立ち飲み店は昔ながらで入りにくいイメージがあってちょっと…」という方も多かった印象ですが、近年ではかなり進化しており、若者や女性だけでも入りやすい、スタイリッシュでおしゃれな立ち飲み店も登場しています。その影響もあってか、今回の調査では半数以上の人が「抵抗がない」と答え、20代~30代女性では45%以上の人が「抵抗がない」と回答しました。別の質問では、20代の半数近くが「飲食店で会えばあいさつするような知り合いをつくりたい」と回答しており、立ち飲みの気軽さや知らない人とコミュニケーションが取りやすいことなどが人気の背景にありそうです。これまで敬遠していた人も2024年、立ち飲みにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
『ホットペッパーグルメ外食総研』所長
有木 真理
■立ち飲み店に求めるのは「コスパの良さ」「一人でも気軽に入れること」
「立ち飲み店に求めるものは何ですか?」という質問では、最も割合が高かったのは「コスパの良さ」(61.9%)で、次いで高かったのは「一人でも気軽に入れること」(50.7%)でした。
(n=1,035、複数回答)
※提示した選択肢:コスパの良さ、一人でも気軽に入れること、料理・つまみのおいしさ、カジュアルな服装で入れること、短時間で楽しめる・時短になること、料理が提供される早さ、落ち着く空間、必要以上にコミュニケーションをとられないこと(ある程度放っておいてもらえること)、ゆったり飲めること、お酒の種類が豊富なこと、特別なお酒が飲めること、こぢんまりとしたコミュニティがあること、店の人とのコミュニケーション、他のお客とのコミュニケーション、その他(自由回答)
※「普段立ち飲みのお店に行かない人も、行く場合を想定してお答えください。」と注釈を付けて聴取
■「飲食店で会えばあいさつしたり会話したりするような知り合いをつくりたい」20代48.6%
「立ち飲みで知り合いたい」のは「普段関わることのない職業の人」33.6%
「飲食店(バーや小料理屋など)で会えばあいさつしたり、会話したりするような知り合いをつくりたい/増やしたいと思いますか?」という質問では、全体の36.7%が「思う」と回答。特に20代では48.6%、30代では41.8%が「思う」と答えており、若い世代でそのような傾向が強いことがわかりました。「立ち飲みに行って知り合いが増える場合、どんな人と知り合いたいですか?」という質問では、最も高かったのが「普段関わることのない職業の人」(33.6%)だった一方で、3位には「自身と近い業種に勤める人」(17.1%)がランクイン。「恋愛対象になりえる人」(18.7%)、「芸能人」(16.7%)、「社長、経営者」(11.0%)など、仕事、恋愛、趣味といったさまざまな目的の人が「立ち飲み」には集まるようです。
「飲食店で会えばあいさつしたり、会話したりするような知り合いをつくりたい/増やしたいと思いますか?」に「思う」と答えた人の年代別割合
(n=3,095、複数回答)
※「Q飲食店(バーや小料理屋など)で会えば挨拶したり、会話したりするような知り合いを作りたい/増やしたいと思いますか?」の調査概要
■調査期間:2023年9月29日(金)~2023年10月2日(月)
■調査方法:インターネットリサーチ
■調査対象:全国20代~60代男女(株式会社マクロミルの登録モニター)
■有効回答数:3,095件(男性1,550件、女性1,545件)
※「思う」は「とてもつくりたい/増やしたいと思う」「どちらかというとつくりたい/増やしたいと思う」の計
(n=1,035、複数回答)
※提示した選択肢:普段関わることのない職業の人、恋愛対象になりえる人、自身と近い業種に勤める人、芸能人(俳優、タレント、モデル)、社長・経営者(飲食店経営者を除く)、特殊な知識を持つ専門家(医師、弁護士、電気工事士など)、資産家、アーティストに近い職業の人(デザイナー、カメラマンなど)、Youtuber・インフルエンサー、スポーツ選手、ミュージシャン、飲食店経営者、美容関係者(スタイリスト、ヘアメイク、エステティシャンなど)、芸術家、マスコミ関係者、その他(自由回答)、特に知り合いたいと思う人はいない、
※ランキングからは「特に知り合いたいと思う人はいない」を除外
■『ホットペッパーグルメ外食総研』トレンド座談会とは
シーズンごとに“今”はやりの外食トレンドを発表する、リクルートの外食のプロフェッショナル集団による座談会。アンケート調査や、レストランの現場から“生の声”を聞き、「外食のリアル」を語ります。メンバーは、飲食トレンドの数値化・可視化を行う『ホットペッパーグルメ外食総研』の研究員をはじめ、女子トレンド、高級店トレンドなど、さまざまな分野のスペシャリストで構成されます。
【アンケート調査概要】
■調査期間:2023年9月27日(水)~2023年9月28日(木)
■調査方法:インターネットリサーチ
■調査対象:全国20代~60代男女(株式会社マクロミルの登録モニター)
■有効回答数:1,035件(男性517件、女性518件)
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