竹本健治・朝宮運河大推薦!倉野憲比古『スノウブラインド』『墓地裏の家』(文藝春秋)を「芳林堂書店と、10冊 第3シーズン」第3弾・第4弾として復刊します。予約は12月26日(金)開始!

株式会社アニメイトホールディングス

「芳林堂書店と、10冊 第3シーズン」にて、倉野憲比古さん『スノウブラインド』『墓地裏の家』(文藝春秋)を復刊いたします。

【復刊に至った経緯】

倉野憲比古さんは2008年、『スノウブラインド』(文藝春秋)によって怪奇・ミステリー界隈で鮮烈なデビューを果たされました。コンテストなどのルートではなく、精神科医春日武彦先生から編集者への原稿紹介という、今は珍しい方法で作家となった倉野さんは、その経緯よりも奇怪な独特の魅力に満ちた作風で読者を魅了し、新刊流通での作品入手が困難となった現在では、古書市場で著作が高価で取引されてしまうほどの支持を持ち続けていらっしゃいます。

寡作であり、現在までに3作のみの長編を発表している倉野さんですが、来年、2026年3月には待望の新刊『ナッハツェーラーの城』(中央公論新社)の刊行が予告されています。この機会に、読者の皆様には品切れ状態となっておりましたデビュー作『スノウブラインド』・幻の名作『墓地裏の家』をお手に取っていただきたいと希望をし、文藝春秋様にこれを実現していただきます。

復刊に際し、倉野憲比古さんと共に変格ミステリ作家クラブを運営されている、作家の竹本健治さんと、倉野作品のファンであったことから友好を深められ、長らく応援を続けていらっしゃる、怪奇幻想ライターの朝宮運河さんに推薦コメントを頂戴いたしました。

『この人を見よ(エッケ・ホモ)。――自らを変格作家と眼も眩まんばかりに見定め、今という時代において変格ミステリのあり方・存在意義・切り結びを問い続ける物書きがここにも一人。』

――竹本健治

『この出口のなき探偵小説の中で、あなたは悪魔の哄笑を耳にするだろう。それはおぞましい事件を引き起こした真犯人の声か。はたまた乱歩や久作、虫太郎に魂を捧げた変格探偵作家・倉野憲比古の声なのか。現代ミステリを闇で塗りつぶす異形の物語が、ついに甦る。』

――朝宮運河

 

今回の復刊に際し、限定数のサイン本をご用意いたします。また、未発表の短編を有償特典として小冊子化いたしました。

書泉オンラインもしくは芳林堂書店高田馬場店・書泉グランデ・書泉ブックタワーにて、2025年12月26日(金)より予約受付を開始。店頭発売日は2026年2月末を予定しております。

 

<この企画を起案した、芳林堂書店高田馬場店 店長 山本さん コメント>

文藝春秋の担当者様より、どうしても復刊したい本があるとご紹介を頂いてから、もう一年以上が経ちました。私も読んですぐ虜になった倉野先生の作品世界を、弊社から皆様にプレゼンするとしたらいつがベストなのか。ずっと考え続けた末のこのタイミングです。2026年、新刊の発売によってこれからの「変格」を背負って立つ作家・倉野憲比古さんに、ぜひ入門してください!

<著者 倉野憲比古さん コメント> 

時代は変わったなあ……!

刊行当時はクソミソに叩かれるか黙殺されるか、どちらかだった私の怪奇探偵小説、近頃ちらほらと再評価の動きが出てきたなとは思っていたけれど、まさか復刊されるなんて! もしかすると、平成の世には早すぎた書だったのでしょうか……。

この書を読んで、雪盲の虜になるか、はたまた吸血神の餌食になるか……。さあ一緒に〈新変格〉の旗を掲げるぞ!

<文藝春秋 担当 荒俣勝利さん コメント>

あまりにステロタイプな〈吹雪の山荘〉ものが中盤から徐々に歪んでいく。トリックが超常現象へと変貌し、ついに衝撃的なフィナーレへ。ミステリ読みとしては否定せずにいられない、だが著者と同じ心理学を学んだ身だからなのか、「これぞあり得べきラストなのだ」との思いも。それが20年近く前の『スノウブラインド』草稿初読の感想でした。

著者のホラーへの偏愛と本格ミステリへの近親憎悪が生み出した、〈新変格ミステリ〉の世界をご堪能あれ。

【商品情報】

タイトル:『スノウブラインド』(著者:倉野憲比古)

ISBN:978-4-16-327110-1

価格:税込3,850円

あらすじ:

現代の奇書か、アンチミステリーか、唾棄すべきダメミスか?

〈新変格探偵小説〉の旗を高々と掲げた瞠目のデビュー作

R大学史学科のホーエンハイム教授は自らの退官記念にゼミ生たちを軽井沢近郊の狗神窪にある邸宅に招待した。

だが、豪雪に降り込められた邸宅の中で、使用人のフリッツが惨殺されたのを皮切りに次々と殺人が。

心理学を専攻する学生・夷戸武比古(いどたけひこ)は謎を解明するため、必死の探索を始めるが……。

典型的な「吹雪の山荘」シチュエーションで進む物語が、やがて奇怪な歪みを孕み始め二転三転、ついに驚愕のフィナーレへ。

本格ミステリとホラーの2つの要素を巧みに操り、謎と恐怖のタペストリーを描いたデビュー作。

 

タイトル:『墓地裏の家』(著者:倉野憲比古)

ISBN:978-4-16-380660-0

価格:税込4,070円

あらすじ:

新変格の無人の荒野を突き進む、シリーズ第二作!

吸血鬼が棲む館で血塗られた惨劇が。怪奇幻想ミステリー

東京・雑司が谷の墓地裏に教会を構える神霊壽血教は吸血鬼・ストリゴイを崇拝する異端の新興宗教。

「教主の様子がおかしい」との妻からの相談を受け、心理学を学ぶ大学院生・夷戸武比古(いどたけひこ)は教会を訪れる。

あらゆる用事を放り出して、ひたすら近所にできた観覧車に見入る教主・印南尊血に戸惑う夷戸。

やがて教主の娘が密室で死に(自死か殺人か?)、惨劇の幕が開く。

果たしてそれは教会に棲む吸血鬼の仕業なのか?

本格ミステリと怪奇幻想ホラーがせめぎ合う、賛否両論の異色作。

 

発売:株式会社文藝春秋

販売価格:

① サイン本2冊セット(有償特典冊子付):税込8,580円

② サイン本なし2冊セット(有償特典冊子付):税込8,580円

③ 単品『スノウブラインド』:税込3,850円

④ 単品『墓地裏の家』:税込4,070円

【有償特典】

タイトル:『絵描きと蚯蚓(仮)』

倉野憲比古 未発表短編2作収録小冊子

価格:税込660円

※2冊セット購入の際に選択可能です。

■ 予約開始日:2025年12月26日(金)

書泉オンライン:https://shosen.tokyo/apps/note/?e-landing-page=kurano_morihiko

① サイン本2冊セット(有償特典冊子付):税込8,580円:

 https://shosen.tokyo/?pid=189832833

② サイン本なし2冊セット(有償特典冊子付):税込8,580円:

 https://shosen.tokyo/?pid=189832834

③ 単品『スノウブラインド』:税込3,850円:https://shosen.tokyo/?pid=189832835

④ 単品『墓地裏の家』:税込4,070円:https://shosen.tokyo/?pid=189832836

 

芳林堂書店高田馬場店/書泉グランデ/書泉ブックタワー

■ 予約〆切日:2026年1月26日(月)

■ 店頭販売・商品お届け予定日:2026年2月末ごろを予定しております。・

【会社概要】

株式会社文藝春秋

大正十二年、作家・菊池寛が創刊した雑誌「文藝春秋」は、太平洋戦争後、伝説の名編集長・池島信平によって〝国民雑誌〟へと成長。企業としての文藝春秋は、雑誌から書籍、文庫、新書へと順調に事業の幅を広げ、真に個性ある版元として、出版界に確固たる存在感を示しています。活字からデジタルへと、表現の舞台が広がる現代にあっても、「自由な心持」で語りたいという創設者のスピリットは、文藝春秋のDNAとして脈々と受け継がれています。

株式会社書泉

「書泉」「芳林堂書店」の2つの屋号の書店を展開。「鉄道」「アイドル」「プロレス」をはじめ「数学」「占い」など様々なジャンルの本・雑貨を深く扱っています。著書にまつわるイベントも多数実施。

書泉URL:https://www.shosen.co.jp/

<参考>「書泉と、10冊」企画概要と、これまでの販売実績数

昨今、さまざまなネットサービスで過去に出版され、探しても見つからない数々の本が法外な値段で取引されています。「欲しい人が払える分の値段を払う」ということは一見、今の世の中の「当たり前」に見えますが、私たちは「そうではない」と考えます。

ファンの方が熱望するあの名作、私たちも是非お勧めしたいあの名著を「適切な価格」でお届けすることに私たちは挑戦していきます。

そして、それは私たち“本屋”だけでは実現できません。

著者の方々、出版社のみなさま、ファンのみなさま、などご縁のある方と協力しながら、少しずつでもこの挑戦をカタチにしていけると信じています。

この企画を「書泉と、10冊」「芳林堂書店と、10冊」という名前にしました。

「書泉と、ご縁ある方で世に送り出す10冊」という願いを込めての企画タイトルです。

この企画で改めておススメしたい本を2023年8月よりお届けしています。

2024年8月までの、第1シーズンでは25の作品を再度世の中に送りだし、総計で2万冊以上を販売することができました。

「書泉と、10冊」 第1シーズン(2023年8月~2024年8月)

「芳林堂書店と、10冊」 第1シーズン(2023年9月~2024年8月)

この後も、この取り組みを一過性ものにせず「書泉と言えば、10冊だよね」「芳林堂書店といえば、10冊だよね」と言っていただけるようなレギュラー企画に育てていきたいと想いを新たに、2024年11月より始めた第2シーズンも、「書泉と、10冊」は無事に10冊を復刊してシーズンを終える事ができました。

「書泉と、10冊」 第2シーズン(2024年11月~2025年10月)

「芳林堂書店と、10冊」 第2シーズン

これにて「書泉と、10冊」「芳林堂書店と、10冊」第2シーズンも目標としておりました10冊(22作品)の復刊を行う事ができました。第2シーズンも総計で1万5千冊以上を販売することができました。

「中世への旅」シリーズの大ヒットから始まった復刊企画「書泉と、10冊」「芳林堂書店と、10冊」。この企画は、過去に出版された書籍で既に在庫がなく手に入りにくい名作を、株式会社書泉と出版社のみなさま、著者のみなさまに協力いただき重版・復刊してお届けして参りました。

この度、「書泉と、10冊」「芳林堂ただき書店と、10冊」は無事に第2シーズンを終える事ができ、新たに第3シーズンへと突入します。これからも引き続き株式会社書泉では、埋もれてしまった沢山の名著を皆様の下へ届けさせていただきます。

企画にご賛同いただける出版社・著者のみなさまからのお声かけをお待ちしております。

これからも引き続き株式会社書泉では更なる復刊を行ってまいります。

企画にご賛同いただける出版社・著者のみなさまからのお声かけをお待ちしております。

<掲載記事リンク>

『堕天使拷問刑』『抹殺ゴスゴッズ』の著者、飛鳥部勝則最新作『フィフス2 密室愛』を㈱書泉が「芳林堂書店と、10冊 第2シーズン」第8弾として同人誌で出版します!予約は10月18日(土)からスタート‼

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000007387.000016756.html

「書泉と、10冊」「芳林堂書店と、10冊」の復刊企画でお馴染みの㈱書泉から、新たな復刊企画「Re文庫」スタート!記念すべき第1弾は『Aクラス麻雀』(双葉社)を復刊。予約は9月19日(金)から開始‼

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000007220.000016756.html

「芳林堂書店と、10冊」に、SF・ライトノベル史に燦然と輝くあの文庫が電撃参戦!うえお久光さん『紫色のクオリア』を堂々復刊。書き下ろし特典付きも同時販売!予約受付は6月10日(火)より開始‼

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000006710.000016756.html

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000006710.000016756.html

2年で40作品を復刊。合計6.5万冊以上を再び読者のもとへ!復刊企画「書泉と、10冊」「芳林堂書店と、10冊」は、まだまだ続きます。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000006730.000016756.html

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会社概要

URL
-
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都板橋区弥生町77-3
電話番号
-
代表者名
髙橋 豊
上場
未上場
資本金
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設立
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