2024年大河ドラマにも登場! シリーズ累計9万部の平安コミック第3弾は、元祖『源氏物語』ヲタ、菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)が綴る『更級日記』をコミカライズ!

人気イラストレーター小迎裕美子が描く『胸はしる 更級日記』が2024年10月2日(水)発売!!

株式会社KADOKAWA

株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、取締役 代表執行役社長 CEO:夏野剛)は、2024年10月2日(水)に『胸はしる 更級日記』(著者:小迎裕美子・菅原孝標女、監修:赤間恵都子)を発売いたします。


『更級日記』は、推しに向かってまっしぐらのキラキラ10代から、後悔と懺悔を繰り返す晩年までを綴った回想録

更級日記』に関して、名前だけは知っているが、何が書いてあるのかは知らない……、もしくは「元祖文学少女」が書いたヲタ活日記というイメージがあるだけという人も多いのではないでしょうか? 一方で、この作品に魅力を感じ、何度も読み返す根強いファンもいます。読めば読むほど、歳を重ねれば重ねるほど、共感が増えていく……『更級日記』は、とても不思議な日記です。

400ページ詰め原稿用紙70ページにも満たないこの日記は、50代になった作者が13歳から50代になった晩年までの人生を綴った回想録です。本書は、このおよそ40年の記録を、コミカライズという形でユーモアたっぷりに描いていきます。


読む年代によって、感じ方が変わっていく!?

10代のムスメ(本書では、菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)を敬意と愛情をこめて「ムスメ」と名付けました)は、とにかく物語ファーストの文学少女。『源氏物語』を全巻読むために、等身大の仏像まで彫らせて、毎日一心不乱にお祈りをするほど。やっとの思いで全巻を手に入れたムスメは、「ひたすら読み続けているときの心地は、お后(おきさき)になるよりも、断然幸せ!」と書き記しています。

この、『源氏物語』ヲタクのパートが注目されがちですが、家族で上総(現在の千葉県)から京(現在の京都府)に引っ越すための約3カ月の旅を綴ったパートでは、ムスメが見る情景、出会う人々への繊細な眼差しが美しい描写となり展開されていきます。

そして、思うようにいかない仕事や結婚、老いていく両親との関係など、現代の私たちとも変わらない困難や悩みを目の当たりにするパートでは、多くの人が共感するのではないでしょうか?

この日記を書き記している50代のムスメは、過去の人生への後悔と懺悔を繰り返し綴りますが、本当の気持ちはどうだったのか? 

この作品に触れる年代や、置かれた状況によって、読後感が変わっていく1冊です。

「物語」を手に入れるために、一心不乱にぬかづくムスメ。推しのチケットを手に入れたくて祈りまくる私たちと同じ!?「物語」を手に入れるために、一心不乱にぬかづくムスメ。推しのチケットを手に入れたくて祈りまくる私たちと同じ!?

3カ月の旅路を、美しい描写で届けてくれる旅パート。3カ月の旅路を、美しい描写で届けてくれる旅パート。

かつての自分を後悔する日々……、その真相はいかに?かつての自分を後悔する日々……、その真相はいかに?


清少納言から紫式部、そして菅原孝標女へとバトンが続いていく本シリーズ

2024年大河ドラマ『光る君へ』にも登場する清少納言が綴った『枕草子』と、大河の主人公・紫式部が綴った『紫式部日記』、続いて紫式部の『源氏物語』を愛しまくった菅原孝標女の『更級日記』と本シリーズは続いていきます。

先日、大河にも登場するという発表もあり、注目されるであろう菅原孝標女の人生を、本書でぜひご覧ください。


  • 目次

プロローグ
菅原孝標女周辺人物相関図
イントロダクション
旅パート1
旅パート2
物語が手に入ったパート
ふりかかる現実!!
愛と青春の旅立ち
夢見る頃が過ぎても
エピローグ
赤間先生のよくわかる更級日記講座1~6
巻末おまけ コムカイ的さらす日記
『更級日記』原文 etc.


  • 書誌情報

書名:胸はしる 更級日記

著者:小迎裕美子・菅原孝標女

監修:赤間恵都子

定価:1,430円(本体1,300円+税)

発売日:2024年10月2日(水)

判型:四六判

ページ数:232ページ 

ISBN:978-4-04-606875-0

発行:株式会社KADOKAWA


KADOKAWAオフィシャル 書誌詳細ページ

https://www.kadokawa.co.jp/product/322401001004/


出版書誌データベース本書ページ

https://www.books.or.jp/book-details/9784046068750


【関連書誌】

書名:新編 本日もいとをかし!! 枕草子

著者:小迎裕美子・清少納言

監修:赤間恵都子

定価:1,320円(本体1,200円+税)

発売日:2023年1月27日(金)

判型:四六判

ページ数:224ページ 

ISBN:978-4-04-606088-4

発行:株式会社KADOKAWA


KADOKAWAオフィシャル 書誌詳細ページ

https://www.kadokawa.co.jp/product/322209000095/


出版書誌データベース本書ページ

https://www.books.or.jp/book-details/9784046060884


書名:新編 人生はあはれなり… 紫式部日記

著者:小迎裕美子・紫式部

監修:赤間恵都子

定価:1,320円(本体1,200円+税)

発売日:2023年1月27日(金)

判型:四六判

ページ数:224ページ 

ISBN:978-4-04-606089-1

発行:株式会社KADOKAWA


KADOKAWAオフィシャル 書誌詳細ページ

https://www.kadokawa.co.jp/product/322209000096/


出版書誌データベース本書ページ

https://www.books.or.jp/book-details/9784046060891


  • 著者プロフィール

小迎裕美子(こむかい ゆみこ)

愛知県名古屋市生まれ。広告デザイン事務所勤務を経てフリーイラストレーターに。雑誌を中心に、テレビ、広告、WEBなどで活躍中。著書に『新編 本日もいとをかし!! 枕草子』、『新編 人生はあはれなり… 紫式部日記』(共にKADOKAWA)、『脱力道場』(小学館)、『だいこくばしズム』(朝日新聞出版)などがある。


X: @ComukaiYMK

https://x.com/ComukaiYMK


菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)

寛弘5年(1008年)- 康平2年(1059年/所説あり)。平安時代の貴族女性。本名不明。本書原作が初書籍。


  • 監修プロフィール

赤間恵都子(あかま えつこ)

石川県金沢市生まれ。十文字学園女子大学名誉教授。博士(文学)。専攻は、『枕草子』『蜻蛉日記』などの平安女流文学。著書に『歴史読み枕草子 清少納言の挑戦』(三省堂)、監修に『新編 本日もいとをかし!! 枕草子』、『新編 人生はあはれなり… 紫式部日記』(共に、KADOKAWA)などがある。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

株式会社KADOKAWA

3,112フォロワー

RSS
URL
https://group.kadokawa.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区富士見二丁目13番3号
電話番号
-
代表者名
夏野剛
上場
東証プライム
資本金
406億円
設立
2014年10月