日本最大級のアクアポニックス農場を岐阜県にオープン
自社開発のIoTサービスで施設を管理
株式会社スーパーアプリ(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:飯沼 正樹)は、アクアポニックスとして日本最大級の施設となる『マナの菜園』を岐阜県加茂郡八百津町に建設し、本日2022年12月13日(火)より稼働開始したことをお知らせいたします。
■アクアポニックスについて
当施設は、水耕栽培と水産養殖を組み合わせた“アクアポニックス”と呼ばれる農法で、野菜と魚を生産します。アクアポニックスは、水産養殖を意味する「アクアカルチャー」と、水耕栽培を意味する「ハイドロポニックス」を組み合わせてできた、新しい農業・水産業を表す言葉です。
アクアポニックスは、魚と野菜を一緒に育てます。エサを食べた魚がフンをするとバクテリアが分解し、植物の栄養素を作ります。その栄養素を使って植物が成長し、浄化された水が魚の水槽に戻ります。
残餌や排泄物の混じった排水がないため環境負荷が低く、また生きた魚がいるので農薬や化学肥料も使えません。「土壌の代わりに水で育てる有機栽培」ともいえる、エコでサステナブルな循環型農法として注目されています。
■マナの菜園の特長
1. アクアポニックスとして日本最大級
面積は2,800平方メートルあり、2022年12月時点で国内最大級のアクアポニックス施設となります(自社調べ)。
当施設は、日本におけるアクアポニックスの先駆者である株式会社アクポニ様の協力もあり、リーフレタスやロメインレタスなどの葉物野菜生産と、ティラピア(イズミダイ)やチョウザメ養殖からスタートします。現在はオープン直後のため、栽培ベッドの稼働も5割程度ですが、今後はこの広さを活用し生産品目の拡充を図ります。
2. 自社開発のIoTサービスで施設を管理
私たちは2020年より、小規模なビニールハウスを建設し、アクアポニックスでの試験栽培を始めてきました。そしてPC・スマートフォン向けゲーム開発で培った技術を活かし、環境モニタリングや制御が可能なIoTサービス『マナシステム』を完成させました。
同システムは、アクアポニックスのような循環型農業で必要とされる水陸の複合データを、一元的に管理できます。
取れるデータは、農業関係では室温、湿度、照度、二酸化炭素濃度、電気伝導率(EC)などです。また水産関係では、水温、pH、総溶解固形物(TDS)、溶存酸素量(DO)などを取得できます。そして取得したデータは、スマートフォンやPC、タブレットなどで、遠隔地からリアルタイムに状況を把握でき、内蔵カメラより現地の状況も動画にて確認できます。
環境制御も備えており、換気ファンや遮光カーテンの自動開閉、自動給水などが可能です。
なお同システムは、『マナの菜園』のほか、すでに国内複数のアクアポニックス施設へ導入いただいております。
3. 築40年のビニールハウスを活用
アクアポニックスは、栽培ベッドや水槽、循環ポンプなどの設備を必要とし、初期コストが嵩みがちです。
私たちは、築40年の中古農業用ハウスを自社リソースで再生に成功。低コストなアクアポニックス施設を実現しました。
■販売について
『マナの菜園』で今後生産した野菜は、準備が整い次第、産直ECサイト「食べチョク」などでも販売いたします。農薬・化学肥料不使用の安全なお野菜にご興味ある方は、ぜひ『マナの菜園』をフォローしてください。
生産者名 : マナの菜園
生産者ページ: https://www.tabechoku.com/producers/25690
■株式会社スーパーアプリについて
2010年6月設立のPC・スマートフォン向けゲーム制作会社です。
昨今の世界情勢の不安定化に伴い、食糧危機や物価上昇が危ぶまれる中、私たちの強みであるITを活かし、持続可能な循環型社会の創造に寄与します。
同時に、日本の就農人口の減少対策や、食料自給率の向上も目指してまいります。
社名 : 株式会社スーパーアプリ
所在地 : 愛知県名古屋市中区栄二丁目11番30号 セントラルビル5階
代表者 : 代表取締役 飯沼 正樹
設立 : 2010年6月8日
資本金等 : 6,854万円
事業概要 : 農業・養殖業、IoT機器の製造・販売、アプリケーション開発
URL : https://www.super-appli.co.jp/
Youtube : https://youtu.be/H_qSPr_tOfw
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