【上司からのフィードバックに関する調査結果を公開】約半数が上司からのフィードバックは役に立つものの割合が多いと回答する一方、フィードバックの受け取り方に課題感あり
個人の成長とパフォーマンス向上を促進するために重要なコーチャビリティとは
詳細は3月27日に公表した当社Webサイトの調査レポート(https://www.fosterlink.co.jp/data-download/feedback-survey)からもダウンロードできます。
■調査背景
フィードバックは、相手の成長のために、相手の行動に対して口頭や文章などで評価や改善点を伝える行動のことです。中でも上司から部下へのフィードバックの場合、フィードバックを適切に行うことは、部下のモチベーション向上、スキルアップ、目標の達成につながるなど、人材開発や組織の成果向上に大きく寄与します。また、部下側が適切にフィードバックを受け取ることも、個人のスキルアップや組織の成果向上に重要な要素となります。今回は、上司から部下へのフィードバックに関してフィードバックを受け取る側に着目して、組織(会社、国および地方自治体、国際機関等)に所属する10代から60代の770名に対し、「上司からのフィードバックに関する調査」を実施しました。
【調査概要】
調査対象:組織(会社、国および地方自治体、国際機関等)に所属する10代から60代の770名
調査方法:インターネット調査
調査期間:2024年3月14日~3月18日
■調査結果
①約50%が上司から役に立つフィードバックを受け取る割合が最も多いと感じている
33%の部下が、上司から受け取るフィードバックの割合で一番多いのが「ポジティブな内容で役に立つフィードバック」と回答しています。また、15%の部下は、「ネガティブな内容だが役に立つフィードバック」が最も多いと回答しています。一方で、21%の部下が、フィードバックをまったく受け取っていないと回答しています。
②能動的にフィードバックを求める行動ができているのは約50%のみ
フィードバックは、受け取るのを待っているだけでなく、能動的にフィードバックを求める行動も重要です。しかし、実際に能動的にフィードバックを求める行動ができているのは全体の約50%という結果でした。
③約75%がフィードバックを上手に受け入れることに課題を感じている
全体の約75%が、フィードバックを上手く受け入れることに課題を感じており、具体的な課題としては、フィードバックの解釈が難しい、自己評価とのギャップ、ネガティブな感情が湧いてきてしまうといったものでした。
■『コーチャビリティ』とは
VUCA※1とも呼ばれる変化の激しい経営環境の中、それに適応していくために学び続けることが重要視されるようになってきています。フィードバックは他者からの指摘による気づきを通じて学びを促進するもので、その力を組織が活用していくためには、フィードバックの仕方だけではなく、受け取り手の『コーチャビリティ』も求められます。『コーチャビリティ』とは「個人の成長とパフォーマンス向上を促進するために、建設的なフィードバックを求め、受け入れ、実行する意欲と能力」とされており、具体的には以下の3つからなります。
・フィードバック探索行動
・フィードバック受容性
・フィードバックを反映した行動の実行
コーチャビリティについての詳細はこちら:
https://articles.fosterlink.co.jp/coachability/
調査レポートの無料ダウンロードはこちら:
https://www.fosterlink.co.jp/data-download/feedback-survey
※1 「Volatility(変動性)」「Uncertainty(不確実性)」「Complexity(複雑性)」「Ambiguity(曖昧性)」の頭文字を組み合わせた略語で、社会やビジネスの環境が目まぐるしく変化し、先行きが不透明で将来の予測が困難な状況を意味する言葉
■会社概要
社名:フォスターリンク株式会社
代表者:代表取締役社長 倉島秀夫
所在地:東京都新宿区高田馬場1-34-6
設立:2000年10月
事業内容:①クラウド型組織・人材マネジメントアプリケーション 「HR-Platform」の開発・運用
②人事部に「戦略人事」に専心いただくためのアウトソーシングサービス
③「戦略人事」推進のためのコンサルティング/研修事業
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