プレシードラウンドにて資金調達を実施
“クレームを売上UPに変える”AIシステムの成長を加速
East Venturesから資金調達を実施
生成AIと公式LINEを組み合わせ“クレームを売上UPに変える”クラウドサービスを開発・提供するプラウドシンク株式会社(本社:埼玉県さいたま市、代表取締役:吉野創太郎、以下「プラウドシンク」)は、East Venturesを引受先とする第三者割当増資を実施し、プレシードラウンドにて1200万円の資金調達を完了したことをご報告いたします。
本調達によって得た資金は、①開発・マーケティング各部門におけるハイレベル人材の採用・育成、②セキュリティ・ガバナンス体制の強化、③LINE公式アカウントと外部CRMを統合するデータ基盤の構築、④AIモデルの高度化とマルチモーダル対応に重点的に投下し、プロダクトの進化と提供体制のスケールアップを加速させます。

公式LINEとの連携によって従来にない訴求力と即時性を実現しながら、金融・物流・公共セクターなどへの展開を加速。各業界に最適化されたテンプレートの開発と、共創型のパートナーシッププログラムも始動し、多様な業種で“クレームを起点とした顧客戦略”の実装を支援してまいります。
“クレームマーケ”を国内のみならずグローバルスタンダードへ押し上げ、顧客満足度と企業収益を同時に最大化する新しい顧客戦略を世界に向けて発信してまいります。
プラウドシンクとは
企業VISIONは「社員が子どもに誇れる会社を創る」。
ただ誰かに自慢できる会社ではなく、心から「ここで働けてよかった」と思える場所を目指しています。日々の働き方や選ぶ言葉、手がけるプロダクト、関わる人すべてが、将来子どもに語る“物語”になると信じています。
たとえうまくいかない時でも、本音で向き合い、信じたことを形にしていく——。そんな姿勢こそが会社の“あたたかさ”を生み、仲間とともに誠実に未来を創る原動力になると考えています。
私たちはテクノロジーと想いを携え、社会とつながる一歩一歩を、楽しく、そして誇りをもって歩んでいきます。
クレームマーケとは
クレームは“価値あるフィードバック”──売上の起点へ変える新しい顧客戦略
「クレームは企業にとってのリスクではなく、最大のチャンスである」。
この考え方を象徴するのが、米国の経営コンサルタント、ジョン・グッドマン氏による「グッドマンの法則」です。
彼の研究によれば、商品やサービスに不満を感じた顧客のうち、実際に苦情を申し立てるのはわずか4%に過ぎません。そして、苦情を申し立てなかった残りの96%の顧客の再購入率はわずか9%。
一方で、苦情を申し立てた4%のうち、迅速かつ的確な対応を受けた顧客の再購入率は実に82%にも達しています。
この結果は次のことを明確に示しています。
クレームこそが、顧客ロイヤルティを劇的に高める“きっかけ”になり得るということです。
企業が向き合うべきは、不満の“抑圧”ではなく、その“表出”と“対応品質”にあります。

なぜ今、“LINE × AIチャットボット”なのか?
現代のビジネス環境では、企業が受ける問い合わせやクレームの量は増加の一途をたどっています。
従来のFAQ型チャットボットは、あくまで定型的な問い合わせ対応に限定されており、複雑なクレームや感情を伴う相談には十分に対応できませんでした。
さらに、せっかく得たクレーム対応の記録や行動データを、顧客理解やプロダクト改善に活かせていない企業も少なくありません。
ここで重要なのが、「LINE × 生成AI」という新たな選択肢です。
LINEは日本国内で圧倒的な普及率を誇り、開封率は60〜80%と非常に高いチャネル。
この“もっとも生活に近いインフラ”に、生成AIの自然な応答力と学習能力を掛け合わせることで、単なるカスタマーサポートではなく、**マーケティングの起点となる“対話型データ接点”**を構築することができます。
本システムの特徴:対応から売上へ
プラウドシンクが開発・提供する「LINE × AIチャットボット」は、以下の3つの軸を中心に構成されています。

1. 即時対応で信頼を構築
顧客からのクレームや問い合わせには、まず生成AIがリアルタイムに最適な回答を提示。FAQの範囲にとどまらず、企業ごとにカスタマイズされたナレッジをもとに、柔軟かつ自然な応答が可能です。
しかし、すべてをAIで完結するのではなく、感情を伴う相談や複雑な課題など、AIの対応が適切でないケースでは速やかに人間の担当者にバトンを渡す設計を採用。
顧客にはその切り替えがストレスなく伝わるため、途中で途切れたり繰り返したりする煩わしさを感じさせません。
“待たせないAI対応”と“信頼できる人によるフォロー”の最適なバランスが、顧客満足度を高め、リピート利用やブランドへの信頼につながります。
2. LINEによる高開封率・高リテンション
返信はすべてLINEで自動配信され、開封率・既読率が高いことから、ユーザーとの継続的な関係構築が可能です。
また、問い合わせ対応に留まらず、LINE内でのステップ配信やセグメントごとの情報提供など、次なるマーケティング施策へとスムーズに展開できます。
3. マーケティングデータの可視化
やりとりの中で得られるクレームや質問の内容、反応、問い合わせ頻度、再購入率などをデータとして蓄積・分析。
これまで属人的・感覚的だった“顧客の声”が、定量的なマーケティングインサイトへと転換されます。
見えなかった課題やニーズが浮き彫りになり、プロダクト改善・顧客戦略の根拠ある意思決定に役立ちます。
“対応コスト”から“顧客投資”へ
クレーム対応は、もはやコストではありません。
適切に設計された“応答体験”は、企業の信頼、ブランディングを育み、リピートを促す長期的な資産となります。
AIとLINEという生活に根ざした技術を活用しながら、企業は今、クレームを“売上の起点”に変えることができるのです。
プラウドシンクは、これまで見過ごされてきた「クレーム」の価値を再定義し、企業と顧客の関係性をアップデートする、まったく新しいマーケティングの形を提案しています。
出資者からのコメント
East Ventures 村上雄也氏
吉野さんは最初お話した時から、どういう会社を作りたいかが明確(当然変化していくのは前提ですが)でした。更にその上で、初めは結局そのためには今時点スタートアップという手段は不向きという判断をされたのも内省的に向き合われたんだなと感じ、いいなと思いました。
しかし結果的に、情報収集や熟慮の末スタートアップをやられると決められ、その覚悟あるトライにご一緒したいと思い出資させていただくことになりました。期待しています!
創業者からのコメント


CEO 吉野 創太郎
今回の出資者であるEast Ventures 村上氏との出会いは、私が会社を登記する以前になります。村上氏に、本音でビジョンについてお伝えしたところ、理解して共感していただいたことが今回、村上氏に伴走していただきたいとオファーさせていただいた決め手です。
今回の調達により、ビジョンへの到達スピードが早まったこと、並びに社名の由来であるシンクロの輪が広がったことを嬉しく思います。
COO 森 寛太
従来“負のコスト”とされていたクレーム対応を、顧客戦略の武器、良質なコミュニケーションへと転換することが私たちの挑戦です。
今回の資金調達は、単なる事業拡大ではなく、社会や組織の“本音”が大切にされる仕組みをつくるための一歩。
目指すのは、顧客の声が当たり前に企業の力になる世界。そして、「このサービスに支えられてよかった」と誰かに思ってもらえる、誇れる技術と文化を築いていきたいと思っています。
会社概要
会社名 : プラウドシンク株式会社
所在地 : 埼玉県さいたま市中央区本町東2丁目16-16
資本金:1,210万円(資本準備金含む)
設立 : 2025年4月8日
代表取締役 : 吉野創太郎
事業内容 : (1)AIを活用したDX支援 / (2)公式LINEを活用したマーケティング支援 / (3)新規事業開発
メディアURL : https://proudsync.studio.site/
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