先の価値と、今日の手応えをつなぐ。「非金銭的報酬の先取思考®」

やってみたいことが、日々の仕事に埋もれてしまう。誰の何を変えたいかを描き、小さく試せる一歩と支援を考えます。

組織行動科学®︎

2026年10月25日 更新|2020年11月9日の発表をもとに、新しい取り組みの意味と小さな一歩を考える使い方、現在の公開コンテンツへの案内を充実しました。発表当時の日時は保持しています。

「やってみたい」と話していたことが、今日も日々の仕事に埋もれてしまった。新しい技能を身につけたい、新しい提案を試したいと思っている方へ。2020年に発表した「非金銭的報酬の先取思考®」は、その先で誰にどんな価値を届けたいかを具体的に描き、途中の小さな進歩も手応えとして捉えられるよう、企業での実践から開発したプログラムです。

新規事業開発の現場で、取り組み方の違いに出会った

開発の背景には、クライアントの新規事業開発などで当社が見てきた現場の違いがあります。挑戦を始め、解けない問題の痛みを経験している人には、変えたい状態が具体的にあります。一方、既存業務を優先する中では、新しい取り組みの必要性が自分の経験と結びつきにくい場面がありました。2020年の発表では、経過報告やゴールに直結しない過去の成功の紹介に偏る状況を、各社のプロジェクトで散見された事実として記しています。

この実践から、将来の絵を描く訓練を、本人が実際に困っていることと結びつける必要があると考えました。目指す状態に近づいた手応えを途中で捉えられること、実際に挑戦した経験のある人が支えることも、開発の核です。当時はベーシックとアドバンスなどの構成を設け、会社全体の提供実績を約820社・延べ54,000人と紹介していました。

先の価値を、今日の小さな手応えへ

図:違和感から具体的で精緻な将来の絵を描き、今感じる報酬と近づく実感を、挑戦を続ける力にする。

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その技能で、誰のどんな仕事を変えたいか

当社の訓練でいう「先取」は、先々に相手と自分が利益を得ている場面を具体的で精緻な絵として描き、その絵を思い浮かべることで得る非金銭的な報酬を、今この瞬間に感じることです。その絵に少しでも近づいている実感も、挑戦を続ける報酬として扱います。「身につけた自分」から、相手の仕事に役立っている場面へと、絵を一歩先へ進めてみます。

たとえば分析の技能なら、顧客が欠品の理由を知り、発注を決められる場面まで想像します。そこで必要な小さな分析を一つ選ぶと、学ぶ内容と使う場面を結びつけられます。実際の反応に出会ったら、望む状態も描き直します。

当時の資料は、小さな違和感から望む状態を考えるベーシック、競争上の位置や使える資源まで考えるアドバンス、既存業務を支えるリーダー育成のオプションを示していました。このプログラムの実践は現在も続いています。現在の募集や提供条件は、末尾の窓口でご確認いただけます。

当時のオプション「オペレーション型リーダーの育成」では、約30,000人の各社のオペレーション型リーダーについて、思考と行動習慣を観察し、具体的なパターンに整理していました。そのパターンがなぜ効果的なのかを脳神経科学と行動科学から捉え、職場での訓練や応用開発につなげる構成です。

続ける準備として、使える時間、必要な知識・道具、相談できる相手を一緒に考えます。すぐに解けないところには、経験者の見本や途中の助言を用意します。望む状態を描くことと、実際に取り組める場をつくることを組み合わせる提案です。

最初は小さく試せる範囲を選びます。試せたこと、前より分かったこと、助けが必要だったところを振り返り、次の一歩を調整します。完成までの遠さだけでなく、途中で生まれた変化も、取り組みを考える材料にできます。

たとえば一週間を試行期間として選び、途中でできたこと、止まった条件、負担を確認します。一週間は習慣完成の期限ではありません。励ますことと、品質・安全上の問題を具体的に伝えることは両立します。人格を否定せず、直す必要のある行動と支援を話し合います。

仕事の例:新しい分析を後回しにする

以下は、使い方を伝えるために組み立てた例です。担当者は新しい分析を学びたいものの、毎日の集計で時間が埋まります。「習得した自分」を思い描くだけでは、練習の時間も使う場面も決まっていません。

分析を使って顧客の欠品の理由を一つ確かめる、と目的を具体化します。集計の一部を分担して練習時間を確保し、小さな分析を同僚と確認します。できたことと、まだ助けが必要なことを見て、次の一週間の範囲を調整します。

「やる」と決めた一件を、始められる形へ

公開資料「『やる』と決めた仕事が進まないときに」では、取り組む意味・目指す状態・最初の一歩・実行条件・懸念を話せる関係を見比べられます。まず、予定していた一件と実際に起きたことを思い出し、気になるところから読んでみてください。

最近の具体的な一件を整理したい方は「仕事を見直す実践室」もご覧ください。

当社は、先の価値を考えること、途中の小さな変化に気づくこと、必要な支援を整えることを組み合わせて確かめるよう提案します。

参考資料と、今回の提案との関係

Lally et al.(2010)How are habits formed: Modelling habit formation in the real world

Lallyら(2010)は、日常の飲食や活動を12週間追い、繰り返しによる自動性の高まり方に個人差があることを報告しています。取り組み方を本人と状況に合わせる参考です。当社の開発で扱ってきた取り組みと、この研究が観察した日常行動は、それぞれの対象と条件に沿って読みます。

この外部研究では、96人が選んだ日常行動について、12週間、実行と自動性を自己報告しています。当社の仕事での実践記録と合わせる際にも、行動の種類、継続を支えた条件、何が変わったかを分けて見る参考になります。

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現在の発行主体と公開方針(2026年10月24日追記)

リクエスト株式会社は、980社・33.8万人の働く人のデータを研究・教育開発の基盤に、組織行動科学®の知を仕事で使える形にしています。「成果につながる方法を、本人が使える仕事へ。」を軸に、図解資料と実践室を公開しています。

会社名:リクエスト株式会社

代表者:代表取締役 甲畑 智康(こうばた ともやす)

本社:東京都新宿区新宿3丁目4番8号 京王フレンテ新宿3丁目4F

会社公式サイト

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リクエスト株式会社

メール:request@requestgroup.jp

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会社概要

URL
https://requestgroup.jp
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都新宿区新宿3丁目4番8号 京王フレンテ新宿3丁目4F
電話番号
090-4183-2525
代表者名
甲畑智康
上場
未上場
資本金
-
設立
2020年10月