音声生成AIを提供する東大発スタートアップ企業の株式会社IZAI（イザイ）、コールセンター向け電話応対支援ソリューションの提供を開始

リアルタイム文字起こし・自動要約・カウンタートーク提案・一部自動応対を実現

株式会社IZAI

2024年4月30日 10時00分

株式会社IZAI（イザイ、本社：東京都文京区、代表取締役：泉恭太）は、大規模言語モデル、音声生成AIの開発知見を活かし、コールセンターにおける電話応対業務の効率向上と応対品質向上、特定業務の自動化を実現する『IZAI（イザイ） assist』の提供を開始しました。

■『IZAI assist』

サービスサイト: https://www.izai.co.jp/callcenterassist/

株式会社IZAIは生成AI開発の知見を活かし、コールセンター事業者様の業務を効率化し、お客様の声に集中できるAIシステム『IZAI（イザイ） assist』の提供を開始しました。

■『IZAI assist』の主な機能

・リアルタイム文字起こし

業界最高レベルのリアルタイム音声認識を提供しています。大規模コールセンターへの導入も可能な強靭なインフラを提供します。

・LLMによる自動要約

LLM（大規模言語モデル）を用いた自動要約を提供しています。低コスト高性能なモデルにより、人間に匹敵する（当社測定）レポーティングを実現します。

・返答文章のリアルタイム提案

会話文のコンテクストやキーワードから、事前に設定したマニュアルやFAQの該当箇所を自動で提案するリアルタイム提案機能を提供しています。

・一部業務の自動対応

システムによる自動応答で、人間を介さず一次対応を自動化します。お客様からのお問い合わせ対応や架電業務どちらの場合でも、単純な対話が想定される場合にシステムによる自然な自動応答により、オペレータの工数を大幅に削減できます。音声に事前収録音声を使用することで、まるで人間と話しているような対応を実現します。

■業務効率化・応対品質向上を両立

『IZAI assist』は、最先端のAI技術を駆使することで、コールセンター業務の効率化と応対品質の向上を同時に実現します。リアルタイム文字起こしや自動要約により、オペレータの作業負荷を大幅に軽減。返答文章のリアルタイム提案機能は、オペレータの応対品質を高めるとともに、トレーニング期間の短縮にも貢献します。また、一部業務の自動化により、単純な問い合わせ対応や定型業務から人員を解放し、付加価値の高い業務へとシフトすることが可能になります。

■ユースケース1：単純な架電業務の代替

定型的な架電業務の一部をAIが代替することで、オペレーターの負担を大幅に軽減できます。例えば、アポイントメントの確認や変更の連絡、アンケートの依頼など、決まった手順で行われる架電業務は、AIによる自動応答で十分対応可能です。オペレーターは、より複雑なエスカレーション対応が必要な業務に専念できるようになります。

■ユースケース2：プッシュボタン式IVRの代替

従来のプッシュボタン式のIVR（Interactive Voice Response、自動応答システム）に代わり、よりユーザ体験の良い自然な音声でのやりとりを可能にします。お客様は煩雑なプッシュボタン操作から解放され、スムーズに目的の部署やオペレータにつなげることができます。企業側も、お客様の導線を効率化し、問い合わせ内容に適したオペレータのアサインを実現。『IZAI assist』の高度な自然言語処理により、従来のIVRでは必要であった、複雑なルールの設定の手間なく使いやすいシステムを構築できます。

■〜先端技術による汎用的な完全自動応答を目指して〜

株式会社IZAIは、音声認識、自然言語処理、音声合成など、AIに関する幅広い技術を有しています。『IZAI assist』では、これらの技術を結集し、将来的には業界を問わず適用可能な、汎用的な完全自動応答の実現を目指します。現在はコールセンターを主なターゲットとしていますが、お客様からのお問い合わせ対応、注文受付、アポイント調整など、電話での受発信業務が求められるあらゆる場面での活用を想定しています。