主婦層における社会や環境に対する意識とコロナ禍の影響による価値観の変化
~「優先順位を考えたい」「価値観が変わった」・・・withコロナ時代のスタンダードを模索する生活者~
家事、暮らしを大切に、きちんと楽しみたい人に向けたWebメディア『みんなの暮らし日記ONLINE』を運営する、株式会社翔泳社(本社:東京都新宿区舟町5、社長:佐々木幹夫)は、主婦層を中心とする同メディア読者およびメールマガジン読者を対象に、東京都の緊急事態宣言が解除された直後の5月29日(金)~6月2日(火)、「社会や環境に対する意識とコロナ禍の影響による価値観の変化」についてアンケート調査を実施。197人の回答と、約100人からの詳細な記述回答がありました。
■「社会や環境に対する意識とコロナ禍の影響による価値観の変化」 調査結果サマリー
■調査概要/回答者プロファイル
調査方法:インターネット調査
調査対象:『みんなの暮らし日記ONLINE』読者、同メールマガジン読者
回答者:20~70 代 197名(女性94%)
■「社会や環境に対する意識とコロナ禍の影響による価値観の変化」調査結果 詳細
Q1.新型コロナウイルスの影響により、家の中で過ごす時間が増えている方が多いかと思います。あなたの今の気持ちに近いものはどれでしょうか? あてはまるものをすべてお選びください。(複数回答)
当時の不安や実感を想定した複数の項目のうち、約半数の人が「今後も社会や生活が元には戻らないから、何を優先して暮らすかを考えたい」(46.2%)を選択し、中長期的に“withコロナ”時代の生活を捉えていることがわかりました。「価値観や、自分の人生における優先順位が変わった」(33.5%)と挙げた人も、全回答者の3分の1に上りました。
また、「自粛の必要がなくなっても、旅行や外食の機会は以前より減ると思う(家で満足)」(36.0%)と、「自粛の必要がなくなったら、その反動で以前より旅行や外食などにお金を使いそう」(13.7%)の結果からは、自粛要請が明けても消費行動が以前には戻らない人が約3倍となりました。また「ネット通販やオンライン(対面しない)サービスを積極的に使いたい」(44.7%)が全体で2番目に多く選ばれていました。これらから本調査の回答者に関しては、コロナ禍の影響が薄れていっても、外での消費の揺り戻しよりも、「家の中を充実させる/家の中で楽しむ」方向へのシフトが中長期的に起こることが予想されます。
Q2.Q1で「価値観や、自分の人生における優先順位が変わった」とお答えになった方にお伺いします。具体的にどのように変わったか教えてください。(記述回答)
▼“家族”に改めて目が向く
▼人づきあいのよい点、困る点
▼“自分”を改めて大切にしたい
▼消費について
回答者の8割が既婚、また7割弱が子どもがいることもあり、もっとも多かった回答は「家族との時間が何より大切」改めて家族の大事さを実感した」といった、「家族」に関するものでした。また、人づきあいの良さを再認識した、あるいは本来しなくてもよい人づきあいをしなくて済んでよかったという声も複数ありました。
一方、編集部が想定していなかった回答として「(家族も大事だが)自分を大切にしたい」といった意見も目立ちました。中には、「これを機に第二の人生を真剣に考えて踏み出した」「家族が自分のやりたいことを応援してくれた」といった声もありました。平常時、主婦は家族のことが優先になりがちですが、図らずも長く家族と時間を過ごすことで、家族の中でも「個」の大切さを実感したり、それを応援する動きがあるのではと推察されます。
Q3.あなたの最近のライフスタイルについて、次のうちいちばん近い価値観はどれですか?ひとつだけお選びください。(単一回答)
Q4.環境や社会問題への配慮、また少し先の未来について、あなたの気持ちや行動に近い選択肢はどれですか? あてはまるものをすべてお選びください。(複数回答)
「今の自分や家族にとって」という視点から、「中長期的な社会にとって」という視点へ、モノやサービスの選択基準が拡張しているのではないかという仮説の下、環境や社会的影響に対して、また次世代に対して感じることを調査しました。すでに意識が顕在化している、エコやSDGsをテーマとする記事に関心があるとした層は26.9%でしたが、「難しい解説記事などは読まないが、環境や社会問題の解決について自分にできることはやりたい(エコバッグを使う、など)」(71.6%)と、自分のできる範囲では積極的に行動したい意識が全体の7割を占めました。また、「使い捨てのモノ、ワンシーズンしか着ない服のような使用期間が短いモノを買わなくなった」(46.2%)、「若い世代が大人になる10年後、20年後に、負の遺産を残したくない」(44.7%)が次いで高く、エコ意識や”もったいない“意識の浸透、また次世代が生きる社会を考える中長期的な視点、利他的な視点が根付いていることがうかがえました。
【『みんなの暮らし日記ONLINE』について】
累計発行部数50万部の書籍シリーズ『みんなの日記』(『みんなの朝ごはん日記』『みんなの持たない暮らし日記』など)を母体に、2017年にオンラインメディアとしてオープン。30人の公式アンバサダーをはじめとする、ブロガーやインスタグラマーなどの書き手によるコラムや、編集部オリジナル記事を通して、日々の暮らしを大事にしている人をささやかに応援するコンテンツを提供している。現在、3周年記念コンテンツ配信中。
https://minna-no-kurashi.jp/
■書籍シリーズも好評発売中
https://www.seshop.com/campaign/minnano
- コロナ禍による自粛期間中の実感として、46%の人が「今後も社会や生活が元には戻らないから、何を優先して暮らすかを考えたい」、33.5%の人が、「価値観や、自分の人生における優先順位が変わった」と回答。
- 自粛要請が明けても「旅行や外食の機会は以前より減ると思う(家で満足)」と回答した人が、「自粛の反動で以前より旅行や外食にお金を使いそう」と回答した人の約3倍に。
- 44.7%の人が「ネット通販やオンライン(対面しない)サービスを積極的に使いたい」と回答。
- 社会や環境に対する意識と消費行動との関係では、「価格が安く利点の多いモノやサービスを買いたい」人が22.3%だったのに対し、「『同じ価格なら』もしくは『10~20%ほど高くても』環境や社会にやさしいモノやサービスを買いたい」という人が62.9%に。さらに「そうしたモノ選びは調べにくく、疲れている」人は10.7%となった。
■調査概要/回答者プロファイル
実施時期:2020年5月29日(金)~6月2日(火)
調査方法:インターネット調査
調査対象:『みんなの暮らし日記ONLINE』読者、同メールマガジン読者
回答者:20~70 代 197名(女性94%)
■「社会や環境に対する意識とコロナ禍の影響による価値観の変化」調査結果 詳細
Q1.新型コロナウイルスの影響により、家の中で過ごす時間が増えている方が多いかと思います。あなたの今の気持ちに近いものはどれでしょうか? あてはまるものをすべてお選びください。(複数回答)
当時の不安や実感を想定した複数の項目のうち、約半数の人が「今後も社会や生活が元には戻らないから、何を優先して暮らすかを考えたい」(46.2%)を選択し、中長期的に“withコロナ”時代の生活を捉えていることがわかりました。「価値観や、自分の人生における優先順位が変わった」(33.5%)と挙げた人も、全回答者の3分の1に上りました。
また、「自粛の必要がなくなっても、旅行や外食の機会は以前より減ると思う(家で満足)」(36.0%)と、「自粛の必要がなくなったら、その反動で以前より旅行や外食などにお金を使いそう」(13.7%)の結果からは、自粛要請が明けても消費行動が以前には戻らない人が約3倍となりました。また「ネット通販やオンライン(対面しない)サービスを積極的に使いたい」(44.7%)が全体で2番目に多く選ばれていました。これらから本調査の回答者に関しては、コロナ禍の影響が薄れていっても、外での消費の揺り戻しよりも、「家の中を充実させる/家の中で楽しむ」方向へのシフトが中長期的に起こることが予想されます。
Q2.Q1で「価値観や、自分の人生における優先順位が変わった」とお答えになった方にお伺いします。具体的にどのように変わったか教えてください。(記述回答)
▼“家族”に改めて目が向く
- 家族との時間が何より大切と感じるようになった
- 家族を守りたい気持ちが強くなった
- 家でゆっくり過ごし、家の中のことを家族でやる事もいいものだと思った
▼人づきあいのよい点、困る点
- 人との関わり合いの大事さを考えている
- 人との出会いを大切にできるようになった
- 自粛中は必要じゃない人づきあいをしなくてよかったのがラクだった
▼“自分”を改めて大切にしたい
- 子ども中心の生活だったが、自分たち(夫婦)のことも大事にしなくてはと気づいた
- 他人の目を気にしたり、見栄を張る必要がなくなった
▼消費について
- 以前は無駄遣いも多かったが、今は本当に必要か、どれが優先かを考えるようになった
- 自分が大切にしている事業者さんを、多少高くてもより積極的に利用するようになった
回答者の8割が既婚、また7割弱が子どもがいることもあり、もっとも多かった回答は「家族との時間が何より大切」改めて家族の大事さを実感した」といった、「家族」に関するものでした。また、人づきあいの良さを再認識した、あるいは本来しなくてもよい人づきあいをしなくて済んでよかったという声も複数ありました。
一方、編集部が想定していなかった回答として「(家族も大事だが)自分を大切にしたい」といった意見も目立ちました。中には、「これを機に第二の人生を真剣に考えて踏み出した」「家族が自分のやりたいことを応援してくれた」といった声もありました。平常時、主婦は家族のことが優先になりがちですが、図らずも長く家族と時間を過ごすことで、家族の中でも「個」の大切さを実感したり、それを応援する動きがあるのではと推察されます。
Q3.あなたの最近のライフスタイルについて、次のうちいちばん近い価値観はどれですか?ひとつだけお選びください。(単一回答)
社会や環境に対する意識と消費の意思決定について聞いたところ、「価格が安く、自分にとって利点の多いモノやサービスを買いたい」(22.3%)よりも、「同じ価格なら、環境にやさしく社会的負担(海外での不当労働など)が少ないモノやサービスを買いたい」(33.5%)が大きく上回り、さらに「10~20%高くても、そうしたモノやサービスを買いたい」(27.9%)意見も上回りました。また、「そうした選び方をしたいが調べにくく疲れている」人は10.7%となり、情報や選択基準をわかりやすく提示することが求められていると思われます。
Q4.環境や社会問題への配慮、また少し先の未来について、あなたの気持ちや行動に近い選択肢はどれですか? あてはまるものをすべてお選びください。(複数回答)
「今の自分や家族にとって」という視点から、「中長期的な社会にとって」という視点へ、モノやサービスの選択基準が拡張しているのではないかという仮説の下、環境や社会的影響に対して、また次世代に対して感じることを調査しました。すでに意識が顕在化している、エコやSDGsをテーマとする記事に関心があるとした層は26.9%でしたが、「難しい解説記事などは読まないが、環境や社会問題の解決について自分にできることはやりたい(エコバッグを使う、など)」(71.6%)と、自分のできる範囲では積極的に行動したい意識が全体の7割を占めました。また、「使い捨てのモノ、ワンシーズンしか着ない服のような使用期間が短いモノを買わなくなった」(46.2%)、「若い世代が大人になる10年後、20年後に、負の遺産を残したくない」(44.7%)が次いで高く、エコ意識や”もったいない“意識の浸透、また次世代が生きる社会を考える中長期的な視点、利他的な視点が根付いていることがうかがえました。
【『みんなの暮らし日記ONLINE』について】
累計発行部数50万部の書籍シリーズ『みんなの日記』(『みんなの朝ごはん日記』『みんなの持たない暮らし日記』など)を母体に、2017年にオンラインメディアとしてオープン。30人の公式アンバサダーをはじめとする、ブロガーやインスタグラマーなどの書き手によるコラムや、編集部オリジナル記事を通して、日々の暮らしを大事にしている人をささやかに応援するコンテンツを提供している。現在、3周年記念コンテンツ配信中。
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