多様な構成員の力を経営成果につなげるために、トップは何にコミットしていくのか?|マネックスグループ・SmartHR・出光興産の経営者を招いて「組織変革のためのダイバーシティ」を徹底議論!

〈カンファレンス事後リリース〉DE&Iの実現するうえで、マジョリティ層を巻き込むハードルをどのように超えていくのか。そのフォローアップとは?

■全員がOTDワークショップ受講者!豪華な経営者討論が実現

東京大学バリアフリー教育開発研究センターと共同開発したOTDワークショップ等を通して“公平でインクルーシブな組織”が増えるよう支援している一般社団法人 組織変革のためのダイバーシティ(OTD)普及協会(代表理事:庄司弥寿彦、https://otd0507.org/、以下、OTD普及協会)は、2024年5月に創設5周年を迎えたことを記念し、「DE&Iの実現に、どのようにマジョリティを巻き込むのか?」をテーマに東京大学大学院 情報学館・福武ホール 福武ラーニングシアターにてカンファレンスを開催いたしましたので、お知らせいたします。

当日は、冒頭に東京大学バリアフリー教育開発研究センター教授で、OTD普及協会の理事でもある星加良司氏からOTDワークショップの狙いと社会モデルの基礎知識についてお話しした上で、第1部として、OTDワークショップの受講経験者である経営者をお招きしながら経営戦略視点による示唆、第2部は組織変革を外部から支援する立場者の視点による実践のポイントを通して、「DE&I推進の経営効果を組織に根づかせる難しさや、実践をする上での工夫」を対話形式で行いながら、本質をつく活発な意見交換が行われました。特に経営視点からもOTDワークショップは意義があり、DEI担当者だけでなく、経営トップから現場までDEIの共通言語をもつ必要があることの認識合わせがなされたカンファレンスとなりました。

■登壇内容|一部抜粋

〈第1部〉

・マイノリティの本音が言えないことによる自己効力感の低下がパフォーマンス発揮につながらないことを痛感して、声を聞くことが大事。

・不均衡が完全になくなることはなくならいが、違いを受け止めて寛容になることが大事。日本の中で根回し文化が生産性を下げる要因になっている

・どちらか答え探しをしているとイノベーションは起きないので、成功よりも失敗、強みよりも弱みにいかにフォーカスできるか、そのことによってイノベーションやパフォーマンス発揮につながっていくのではないか

・企業風土を変えることが経営者の最重要課題。トップマネジメントから企業風土を変えていく。そのためにはあらゆることのチャレンジが必要で継続的にトップが伝えていくこと。

〈第2部〉

・多様な人たちがいる組織対には一人一人が違うということが認識されて安心して話せることが必要でファシリテーターの役割や準備はとても重要。

・マイノリティにどれだけ遠慮を与えているのかということを自覚的にならないといけない。どこの声が聞けてないのかに目を向けること。

・マイノリティの迷惑をかけてはいけないという呪縛について皆んなで考える。迷惑をかけるのではなく周囲の出番を作ることになる。この考え方をかえる。

■OTDアニュアルカンファレンス概要

テーマ:DE&Iの実現に、どのようにマジョリティを巻き込むのか

日 時:2024年5月20日(月)14:00-17:00

場 所:東京大学大学院 情報学館・福武ホール 地下2階「福武ラーニングシアター」

登壇者:

〈第1部〉

・マネックスグループ株式会社 取締役 代表執行役社長CEO

 マネックス証券株式会社 取締役社長執行役員

 清明祐子氏

・株式会社SmartHR 代表取締役CEO

 芹澤雅人氏

・出光興産株式会社 代表取締役副社長

 平野敦彦氏

〈第2部〉

・一般社団法人東京コーチング協会理事

 TCA/ICF認定プロフェッショナルコーチ

 斎藤浩氏

・キャリアヴィーボ代表

 特定非営利活動法人日本ファシリテーション協会 前会長

 竹本記子氏

〈討論・モデレーター〉

・東京大学バリアフリー教育開発研究センター(CBFE)教授 兼 OTD普及協会理事

 星加良司氏

・一般社団法人ALIVE代表理事/OTD普及協会代表理事

 庄司弥寿彦氏

URL:https://otd20240520.peatix.com/

■登壇者紹介

清明祐子(せいめい・ゆうこ)氏

マネックスグループ株式会社 取締役 代表執行役社長CEO

マネックス証券株式会社 取締役社長執行役員

2001年4月株式会社三和銀行(現 株式会社三菱UFJ銀行)入行、2006年12月に株式会社MKSパートナーズに転じ、2009年2月にマネックス・ハンブレクト株式会社(2017年マネックス証券と統合)入社。2011年6月マネックス・ハンブレクト株式会社代表取締役社長を経て、2019年4月マネックス証券株式会社代表取締役社長に就任。2020年1月当社代表執行役COO、2021年1月当社代表執行役COO兼CFOに就いた後、2022年4月より取締役兼代表執行役 Co-CEO兼CFO。2023年6月、マネックスグループ代表執行役社長CEOに就任(現任)。マネックスグループとマネックス証券が24年1月NTTドコモと資本提携したことに伴い、マネックス証券取締役社長執行役員に就任。

芹澤雅人(せりざわ・まさと)氏

株式会社SmartHR 代表取締役CEO

2016年2月、SmartHR入社。2017年7月にVPoE就任、開発業務のほか、エンジニアチームのビルディングとマネジメントを担当する。

2019年1月以降、CTOとしてプロダクト開発・運用に関わるチーム全体の最適化やビジネスサイドとの要望調整も担う。

2020年11月取締役に就任、その後、D&I推進管掌役員を兼任し、ポリシーの制定や委員会組成、研修等を通じSmartHR社におけるD&Iの推進に尽力する。

2022年1月より現職。

平野敦彦(ひらの・あつひこ)氏

出光興産株式会社

代表取締役副社長 副社長執行役員

社長補佐(資源、潤滑油、LPG)

生年月日1962年8月25日

職歴

1985年4月 昭和シェル石油株式会社入社

2002年9月 同社静岡エリアマネジャー

2004年9月 同社営業企画部長

2005年3月 同社執行役員営業企画部長(兼)リテール販売部長

2006年3月 同社取締役

2009年3月 同社常務執行役員

2013年3月 同社専務執行役員

2014年7月 ソーラーフロンティア株式会社代表取締役社長

2019年4月 当社常務執行役員

2020年6月 当社取締役常務執行役員

2022年6月 当社取締役副社長執行役員

2023年6月 当社代表取締役副社長 副社長執行役員(現)

斎藤浩(さいとう・ひろし)氏

一般社団法人東京コーチング協会理事

TCA/ICF認定プロフェッショナルコーチ

前職にて会社立上げ、運営し組織開発の経験から、「個人」の成長が、「組織」を強くし、また「個人」のやりがいにつながる、いわゆる「組織」との『エンゲージメント』が強まる、好循環を実感。

企業には個人の成長が重要であり、経営の力になると確信を持ち、とりわけ個々の自立の重要性を認識し、コーチングを学ぶ。

現在は前職までの経験を活かし特に起業家、経営者、マネージャーを対象としたビジネスコーチングと東京コーチング協会のコーチ養成講座の講師、メンターコーチとしてコーチ育成サポートに力を入れている。

竹本記子(たけもと・のりこ)氏

ナラティブ・エナジー代表

特定非営利活動法人日本ファシリテーション協会 前会長

企業や行政・教育機関にて、ファシリテーションを活用し、各種モチベーションアップやダイバーシティ&インクルージョンなどのヒューマンスキル研修・ファシリテーション研修、対話の場づくり(ワークショップ企画・運営)や学生や社会人に対するキャリア開発を行っている。多様な人が響き合う場づくりを行うことで、生きる喜びと誇りを実感できる社会づくりの実現を目指している。現在、大阪経済大学・京都華頂大学・阪南大学にて非常勤・特別講師。キャッチフレーズは「歩くパワースポット」、あめちゃんで人と関わるあめちゃん文化を広める、あめちゃん文化推進協会「あめちゃんず」のメンバー。

星加良司(ほしか・りょうじ)氏

東京大学大学院教授/OTD普及協会理事

東京大学文学部卒業、同大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(社会学)。東京大学先端科学技術研究センターリサーチフェロー、同特任助教を経て現職。主な研究分野はディスアビリティの社会理論、多様性理解教育。著書に『障害とは何か』(生活書院、2007年)、『合理的配慮』(有斐閣、2016年【共著】)、『「社会」を扱う新たなモード』(生活書院、2022年【共著】)他。

庄司弥寿彦(しょうじ・やすひこ)氏

OTD普及協会代表理事/一般社団法人ALIVE代表理事

サントリーの人事課長時に実施した異業種混合型の社会課題解決プロジェクトで「社会的団体の想いに、ビジネスのリソースをつなぎ、変化を巻き起こす」ことをライフワークとして強く認識する。2017年一般社団法人ALIVEを立ち上げ、2018年サントリーを退社し代表理事に就任、合同会社CONNECTIVE創立。ALIVEのセッションでクイズ&ギャンブル・ゲームに出会い、企業の中に「組織変革のためのダイバーシティ OTD」視点の必要性を強く感じ、2019年5月OTD普及協会を設立、代表理事就任。

■組織変革のためのダイバーシティ(OTD)普及協会とは

2019年設立の一般社団法人。アカデミアの最先端の知見と企業のニーズをつなぐことで、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の推進こそが組織の成長につながることを示し、東京大学バリアフリー教育開発研究センターと共同開発した OTD ワークショップ等を通して“公平でインクルーシブな組織”が増えるよう支援しています。

※OTD研究会とOTD認定講師は、OTD普及協会と東京大学バリアフリー教育開発研究センターとの共催事業。

■OTD普及協会が展開する3つの事業について

1. OTD研究会とは

OTD研究会は、年間を通じてアカデミアの知と企業のニーズをつなぎ、組織変革のためのダイバーシティをどのように実現していくのかを探求する会です。企業の第一線で活躍する著名な推進者と東京大学大学院教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センターと連携して、東京大学の中から講師を招きます。様々な企業や個人から集まったメンバーとD&I推進における自社課題に向き合います。

https://otd0507.org/studygroup/

2. OTD認定講師制度とは

OTDワークショップのファシリテーターとして活躍したいとお考えの方向けに、認定講師制度を設けています。クライアント企業や自社内へのワークショップを行うことを想定した上で、希望者の方に必要な理論や実践方法を盛り込んだ学習機会を提供し、認定試験に合格した方をOTD認定講師として認定します。

https://otd0507.org/instructor/

3. OTDワークショップとは

OTDワークショップは、グループ対抗のゲームを通して、多様な構成員を包摂する組織づくりにおいて鍵となる視点を体感することを目的としています。互いの違いを尊重し、それぞれの強みを評価し活かし合うことを難しくしている原因は、実は「マジョリティの無意識の前提」にあります。そうした前提に気づき、捉え直すことで、組織や社会にある構造上の不均衡への感度を高め、フェアな職場づくりへの一歩を後押しします。

https://otd0507.org/workshop/

■2024年度認定講師と研究会の申し込みを開始しました!

詳細及びお申し込み先

 ・OTD認定講師8期(9月スタート) https://otd0507.org/instructor/

 ・OTD研究会2024(7月スタート)  https://otd0507.org/studygroup/

■無料説明&相談会を実施中!

D&Iの実現やインクルーシブな組織づくりに対して、課題を感じていたり、取り組みを加速させたいと考えている企業のご担当者の課題に対して、私たちが3年間の取り組みで培ってきた知見をもとに、その方策などをご説明する無料説明&相談会を、開催しています。ぜひ、ご参加ください。

https://otdsetsumeikai2405.peatix.com/

■団体概要

名称    :一般社団法人 組織変革のためのダイバーシティ(OTD)普及協会

代表者   : 代表理事 庄司弥寿彦

設立    : 2019年5月

事業内容  : DE&Iを企業内で実現するために欠かせない「OTD視点」を獲得できるワークショップ、研究会、認定講師制度の運営

URL     : https://otd0507.org/

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ビジネスカテゴリ
経営・コンサルティング
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会社概要

URL
-
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都豊島区南大塚3丁目36番7号 T&Tビル
電話番号
-
代表者名
庄司弥寿彦
上場
未上場
資本金
-
設立
2019年05月