総務省「グローバルコミュニケーション計画」の研究成果を利用したインバウンド接客向け音声翻訳APIサービス「グローバルコミュニケーションパック」をリリース

みらい翻訳

【ポイント】
・「グローバルコミュニケーション計画」の成果による10ヶ国語対応の音声翻訳APIサービスの提供開始
・最新のNICT音声認識・機械翻訳・音声合成エンジン[1]を標準搭載
・TOEIC900点の語学堪能なビジネスマンと同等の翻訳精度のみらい翻訳エンジン(NICT共同研究)を搭載可能
・機械翻訳の辞書カスタマイゼーション機能1をAPIで提供
株式会社みらい翻訳(みらい翻訳、本社: 東京都渋谷区、代表取締役社長: 栄藤 稔)は、総務省の情報通信技術に関する研究開発「グローバルコミュニケーション計画」の推進の成果[1]と国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の研究成果を利用した音声翻訳プラットフォームを構築し、主にインバウンドの接客等を対象とした音声翻訳サービスを提供するサービスプロバイダー向けに、音声翻訳APIサービスの提供を2018年12月20日(木)から開始します。
当サービスは、パナソニック株式会社が提供する「対面ホンヤク」の音声翻訳プラットフォームとして連結され、当サービスのリリースとともに利用が開始されます。
(「対面ホンヤク」の詳細は、https://panasonic.biz/cns/invc/taimenhonyaku/ を参照ください)
当サービスの申込みは、みらい翻訳コーポレートサイト(https://miraitranslate.com)で受付し、順次サービスを提供します。

[1]  「グローバルコミュニケーション計画」の推進の成果 -多言語音声翻訳技術の研究開発および社会実証- I.多言語音声翻訳技術の研究開発」の成果

【背景】
近年のグローバル化が進む中、訪日外国人数は2017年は2,869万人、2018年は3,000万人を超える勢いで増加しています。また、2020年オリンピック・パラリンピックの東京開催を控え、2025年には大阪で55年ぶりの国際博覧会(万博)の開催が決まりました。政府は、訪日外国人数を2020年までに4,000万人、2030年までに6,000万人とすることを目標とし、日本国内においてもインバウンド対応を含む言語の壁を超えて、自由に交流できる社会を実現することが求められています。このような状況化において、機械翻訳の翻訳精度も飛躍的に向上し、社会における実用性も高まってきています。

【サービスについて】
みらい翻訳は、総務省の情報通信技術に関する研究開発「グローバルコミュニケーション計画の推進」の成果とNICTの研究成果を利用し、多言語に対応した音声翻訳APIサービスの提供を開始します。研究成果である最新のNICT音声認識、機械翻訳、音声合成エンジンを搭載し、これらを1つのパッケージ「グローバルコミュニケーションパック」として提供します。訪日外国人への対応がホテル業・小売業・飲食業等の接客現場において益々増加するなか、外国人とのコミュニケーション補助サービスを提供するサービスプロバイダーが増加してきています。これらのサービスプロバイダーが、より高精度で充実した多言語コミュニケーションサービスを提供することをサポートする音声翻訳APIサービスです。
  APIの仕様は、総務省の情報通信技術に関する研究開発「グローバルコミュニケーション計画の推進」の成果を用いており、みらい翻訳のコーポレートサイトにて公開します。
 


【APIの機能について】
サービス基本機能
口語文章にも対応し高い翻訳精度を実現するニューラル機械翻訳エンジンを搭載した、インバウンド向け音声翻訳APIサービスです。ユーザとなるサービスプロバイダーのサービスから当プラットフォームに元言語の音声データを送信すると、ターゲット言語に機械翻訳処理し、翻訳されたテキストとともに、翻訳先言語の音声合成データをユーザのサービスに返信します。

a. 音声認識
機械翻訳と組み合わせて利用するための音声認識処理です。言語を指定し音声データを送信することで、音声認識エンジンが、音声データを文字列(テキスト)化します。

b. 機械翻訳
翻訳元の言語と翻訳先の言語を指定し文字列を送信することで、機械翻訳エンジンがターゲットの言語に翻訳処理します。翻訳処理されたデータは送信元に返信されます。

c. 音声合成
機械翻訳と組み合わせて利用するための音声合成処理です。言語を指定した文字列を送信することで、音声合成エンジンが処理をし、合成音データを返信します。機械翻訳で取得した文字列を音声合成することで、翻訳文を音声として再生することができます。

カスタマイズ機能
サービスプロバイダーがビジネスで利用するためのカスタマイズ機能をAPIとして提供します。

a. ユーザ辞書
特定目的で翻訳サービスを提供する場合、製品名や専門用語を翻訳する必要があります。このようなケースに対応するために名詞のユーザ辞書登録管理機能が搭載されています。製品名などの固有名詞や専門用語を登録することで、より高い精度で機械翻訳を利用できるようになります。対訳収録された用語集ファイルを送信することでユーザ辞書をカスタマイズできます。

b. 翻訳メモリ特定の種類の文章を翻訳する場合において、毎回同じ翻訳処理結果が求められることがあります。このようなケースでは、翻訳メモリとして文章を登録しておくことができます。挨拶等の定型文等の翻訳に活用できます。対訳文ファイルを送信することで翻訳メモリをカスタマイズすることができます。

【サービス要項について】
本サービスは、グローバルコミュニケーションパックとして音声認識・機械翻訳・音声合成をセットにして提供します。提供言語の中から利用する言語対を4言語もしくは10言語から選択し、利用言語のエンジンをユーザ向けにセットアップしてサービスを提供します。

【ファーストユーザについて】
当サービスのリリースと同時に、パナソニック株式会社が提供する「対面ホンヤク」の音声翻訳基盤として利用が開始されます。パナソニック株式会社は、総務省の情報通信技術に関する研究開発「グローバルコミュニケーション計画の推進」における共同研究開発機関であり、研究開発の成果として(1)音声翻訳の精度向上サービスであること、(2)カスタマイズが可能であることから、当サービスの利用が決定しました。
https://panasonic.biz/cns/invc/taimenhonyaku/

 【販売について】
当サービスの申込みは、みらい翻訳コーポレートサイトで受付をします。サービス費用を含む詳細については、みらい翻訳のコーポレートサイトからお問い合わせください。(https://miraitranslate.com/contact/voice/

 【今後の展望】
今後のサービス開発においては、音声翻訳精度のさらなる向上、カスタマイズ機能の充実、高セキュリティ対応、また多言語の追加等を目指し、サービスの充実に努めてまいります。
 

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会社概要

株式会社みらい翻訳

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URL
https://miraitranslate.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区渋谷二丁目22番3号 渋谷東口ビル 2F
電話番号
-
代表者名
鳥居 大祐
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2014年10月