上司のSNSアカウントを探し出している!イマドキのSNSは複垢が常識?!「10代・20代・30代のSNSに関する意識調査」
イマドキのSNSは複垢が常識?!リアルとネットの使い分け
イラストのオーダーメイドマーケットプレイスSKIMA(https://skima.jp/)にて、18歳~39歳の先輩・上司のSNSアカウントを知っている男女689人(予備調査10,000人)を対象に、2019年5月24日~5月27日の期間で「10代・20代・30代のSNSに関する意識調査」を調査機関に依頼して実施いたしました。調査結果は以下の通りです。
※調査対象者はSKIMAユーザーではありません。
- 最もよく利用しているSNSは「Twitter」、10代は60.8%が複数アカウントを所持
- 複数アカウントを持つ理由、10代は「趣味のジャンル分け」、20代は「見られたくない発言がある」、30代は「自分のキャラが複数ある」
- 複数アカウントの存在、「絶対にバレたくない」 30代が最多、10代はアカウント使い分けが上手?
- 職場の先輩・上司とSNSでつながった経緯、「会話の流れでつながった」「上司に発見された」
- 6人に1人が上司のSNSアカウントを見たくて探し出している
- SNSアイコン、先輩・上司のアイコン好感度は低くないが、子供の写真は防犯上よくないという意見も
最もよく利用しているSNSは「Twitter」、10代は60.8%が複数アカウントを所持
予備調査として、18歳から39歳の男女10,000人を対象に、SNSの登録状況を聞いて、最も利用しているSNSを選んでもらったところ、全年代で最も人気なのは「Twitter」で、年代が若いほど利用も高い傾向にあることがわかった。
「Facebook」は30代の27.1%が利用しているが、10代は1.5%にしか満たない。
『Facebookのオジサン化』が進んでいると言われているが、この結果にもしっかりと表れた。
次に、「若者はSNSでアカウントを何個も登録して使い分けている」という噂の実態に迫った。
年代別にグラフを分けたので見て欲しい。10代のTwitter登録者は、60.8%が複数アカウントを使い分けている結果になった。
20代は37.4%、30代は20.4%と下がり、若者ほどアカウントをたくさん持っている傾向にある。ただし、TikTokは20代、30代の複数アカウント所持者が多い。
傾向はわかったが、果たしてアカウントを複数持つ意味とは何だろうか?
複数アカウントを持つ理由、10代は「趣味のジャンル分け」、20代は「見られたくない発言がある」、30代は「自分のキャラが複数ある」
複数のアカウントを持つ理由を確認したところ、「趣味のジャンル分け」「タイムラインのジャンル分け」といった回答が多い中、「リアルな知り合いに見られたくない発言がある」という回答も多く、現実とは違う世界を楽しんでいると仮定できる。
各年代が突出しているのは10代が「趣味のジャンル分け」、20代が「知り合いに見られたくない発言がある」「本音や愚痴と使い分け」、30代が「自分のキャラクターが複数ある」だった。
年代が上がるにつれて、「自分のキャラクターが複数ある」という回答が増えている。
「リアルな知り合いに見られたくない自分」、そのアカウントがバレるリスクや恐怖はないのだろうか。
複数アカウントの存在、「絶対にバレたくない」 30代が最多、10代はアカウント使い分けが上手?
複数アカウントを持っている人に対して、「複数アカウントが知り合いにバレてもいいか」と確認したところ、「絶対にバレたくない」という意見は年代が上がるにつれて強く出た。
10代は「一部のアカウントはバレてもいい」という回答が多い。
20代、30代のアカウント登録数は2つ以下が多く、10代は3つ以上のアカウントを使い分けているケースが多かった。
若者ほどジャンル別に細かくアカウントを使い分けているのが一般的になっており、見られても問題ないほどライトなものも多く、本当に見られたくないものは鍵付きアカウントにするなど、しっかり使い分けているのだろう。
「アカウントはバレたくない」と回答した人に、何故バレたくないのか聞いてみた。
「リアルの愚痴が多い垢があるから(18歳・男性) 「裏垢は日記のような存在。本垢では言えないような愚痴だったり行動、感想を裏垢に呟いているため(21歳・女性)」 「旦那の愚痴を日記がわりに書いており、離婚の際に使うから(38歳・女性)」 |
「アニメの趣味アカウントで普段はオタク感を出してなく知られたくないから(18歳・男性)」 「オタク趣味全開だから(29歳・女性)」 「趣味全開のアカウントがある。趣味について理解が乏しい人も多いため、見られない方が平和だと思う(24歳・女性)」 |
「リアルの友達とつながっていない気楽なアカウントが欲しかったから(20歳・男性)」 「リアルで発言したら波紋を呼ぶとわかっているものを呟いているので、ばれたくない(28歳・女性)」 「ネットの世界とプライベートの付き合いは分けたいから(29歳・女性)」 |
「昔とキャラが違うから恥ずかしい(24歳・男性)」 「それぞれのアカウントでキャラ付けを変えているから(30歳・女性)」 「普段とは違うキャラを演出しているため(18歳・女性)」 |
職場の先輩・上司とSNSでつながった経緯、「会話の流れでつながった」「上司に発見された」
ここからはアカウントがバレたくない存在の上位にいるのではないかと思われる、職場の先輩や上司とSNSでつながっている人、そして一方的に先輩や上司のアカウントを知っている人に、先輩・上司とSNSの関係性について聞いてみた。
まずは先輩・上司のSNSアカウントと相互につながっていると回答した人に対して、どういった経緯でつながることになったのか聞いたところ、「会話の流れでつながった」という意見が最も多く、次いで「上司に発見された」という結果となった。
6人に1人が上司のSNSアカウントを見たくて探し出している
続いて、一方的に先輩や上司のアカウントを知っている人に対して、どうしてアカウントを知っているのか聞いたところ、最も多いのは「会話の流れ」だが、Facebookでは「おすすめユーザーに出てきた」という意見も目立つ。
しかし特筆すべきは「投稿を見たくて探し出した」が全てのSNSで15%以上いることではないだろうか。
約6人に1人が上司のSNSアカウントを探し出している計算だ。このグラフを見ているあなたも、アカウントを探し出されている可能性がある。
さて、先輩・上司とSNSでつながっている人たちはつながっていることに対してどのように思っているのだろうか?
SNSでつながったことを良かったと思うか聞いたところ、「良かった」という回答が多い結果となった。最も良かったと思われているのは「Instagram」、最も良くなかったと思われているのは「Facebook」だ。
Facebookは複数アカウント所持者が最も少ないので、それも関係しているのかもしれない。
良いと思った理由、良くないと思った理由をそれぞれ見ていこう。
「異なるコミュニケーションが取れるから(37歳・男性)」 「職場では見られない上司の一面を見られたから(37歳・男性)」 「安心感があり、より親しみやすい雰囲気が生まれると感じるから(27歳・男性)」 「コミュニケーションを深めれば良い仕事ができるから(28歳・男性)」 「プライベートとの境界があやふやになるのは良くないが、趣味趣向が知れて良いこともあるから(26歳・男性)」 「上司の日常生活を垣間見れることは、職場における円滑なコミュニケーションに資する。一方、自分の投稿に、上司に隠したいことはないのであまり痛痒を感じない(35歳・男性)」 「近況が連絡を取らなくても知ることができ、話のネタになる(31歳・男性)」 「プライベートなことも見れるから(19歳・女性)」 「上司の仕事以外の顔がわかった(32歳・女性)」 「異動で先輩と毎日話すこともなくなってしまったけど、先輩になにかあったときは知れそうだから(24歳・女性)」 「DMで仕事の相談などが出来て、普段は趣味の近況をタイムラインで追える(38歳・女性)」 「転職して今は会う機会がないけどネットでつながれているから(37歳・女性)」 「普段なかなか会えない元上司から誕生日は必ずメッセージがあり、励ましにもなるので(37歳・女性)」 「携帯をなくした時や故障してしまったときはPCなどでFacebookにログインして連絡を取ることができる(24歳・女性)」 「部署が離れてもプライベートの近況を知ることができる(29歳・女性)」 「プライベートもわかってくれるから、仕事の時じゃない性格とかもわかってもらえる(29歳・女性)」 「仕事以外の投稿がおもしろく、ためになるコメントも多いから(33歳・女性)」 |
「一概にいいとは言えないから(26歳・男性)」 「特に投稿もしていないので、ただつながっているだけ(27歳・男性)」 「人となりが分かるのは良いが、プライベートを知られるのは嫌(37歳・男性)」 「ツイッターは裏側の人間性を感じるから(34歳・男性)」 「良い部分もあるが面倒な部分もあるため、どちらともいえない(30歳・男性)」 「これといって日常に影響がないから(31歳・男性)」 「特にメリットはなかった(26歳・男性)」 「つながってから特にSNSで交流することもない(27歳・男性)」 「職場のことを気軽に呟けないから(21歳・女性)」 「あまり自分から投稿しないので見られても問題ない。つながったことによるメリットも特にない(29歳・女性)」 「上司に言われてアカウントを作っただけで使っていないのでどうでもいい(30歳・女性)」 「仲の良い上司は問題ない。ただの上司と部下の関係であれば素のツイートがしにくい。上司は上司でも前の仕事先の上司なので特に何も考えていない(22歳・女性)」 「話題は出来たが、知られたくない事は載せられない(29歳・女性)」 「投稿したらまずい内容もあるけど、情報も得られるから(30歳・女性)」 「いい面も悪い面もある(26歳・女性)」 「休みの日に何をしているのか知られすぎるのはめんどくさいと思う。しかしInstagramに関しては職場の人をストーリー非表示の機能を使っているのであまり気にすることはなくなった(24歳・女性)」 「プライベートも知られてしまって窮屈な思いがある一方で会社では知ることの出来ない一面を知ることが出来て良かったとも思うから(27歳・女性)」 |
「上司とはプライベートでかかわりたくないから(39歳・男性)」 「監視されてる気分になる(32歳・男性)」 「常に監視されてるみたいで気持ち悪い(28歳・男性)」 「上司の承認欲求がめんどくさい(36歳・男性)」 「遊びに行ったなどの情報が筒抜けになるから。嫌味を言われている人をみたことがある(31歳・男性)」 「別に求められてはいないものの、気を使って「いいね!」をしないといけないのではないか、などと考えてしまうから(28歳・男性)」 「公私混同したくないから(31歳・男性)」 「自分の友達を知られたくないから(39歳・男性)」 「プライベートが筒抜けになってしまう(32歳・女性)」 「投稿する内容を選んでしまうようになったから(37歳・女性)」 「仕事の不満や愚痴は全く呟けなくなった。ふざけたツイートをすると後日会った時にネタにしてきて周りに内容がバレる(21歳・女性)」 「つながってしまったことで、見るのも見られるのも気になってログインしなくなった(32歳・女性)」 「仕事の不満や愚痴を書けなくなってしまったから(26歳・女性)」 「日記を書く際に内容に気を使うようになった(35歳・女性)」 「仕事の愚痴を書けないし、愚痴でなくても遊んでる写真とかをアップして次の日に疲れた感じも出せないのでアップしにくくなる(32歳・女性)」 「自分が休みの日などに上司や先輩が出勤していると何かと呟きづらい。見られていると思うと書きたくても書けないことが出てきて窮屈に感じる(28歳・女性)」 「発信する内容に気を使う、趣味のことを話せない(29歳・女性)」 「休日の様子など監視されているような気持ちになるから(38歳・女性)」 「誕生日が知られるし、休日の過ごし方がバレてしまう(28歳・女性)」 |
SNSアイコン、先輩・上司のアイコン好感度は低くないが、子供の写真は防犯上よくないという意見も
最後に、SNSの印象を左右する『アイコン』について聞いた。先輩・上司のSNSアイコンはどのように見られているのだろうか。まず先輩・上司のSNSアイコンの画像について聞くと、最も多いのは「自分の写真」となった。Twitterはその割合が減り、イラストや他の写真が増える傾向にあるようだ。
このアイコンについて、先輩・上司への個人的な感情を除いた、アイコンの好感度を聞いてみると、全てのSNSでアイコンの好感度は高いようだ。
「どちらともいえない」が多いが、「好感を持てない」という意見は少ない。
その中でも最も好感度が低いのは、アイコンに自分の写真が使われている割合が一番多い「Facebook」だ。
反対に、好感度が一番高いのは、自分の写真が使われている割合が最も少なく、イラストの割合が最も多い「Twitter」という結果になった。
アイコンの好感度について、意見を見てみよう。
「顔は出さなくてもよいが出している方がその人だと特定しやすいので、探す側としては助かる(33歳・男性)」 「好感のある上司だが、アイコンもその人の人柄があらわれていると感じられ、素敵に思えるから(32歳・男性)」 「自分の写真またはそれに似た似顔絵をアイコンにする人は、子供の写真をアイコンにするような人と比べると、評価を他者に依存せず、自立していると思い、好感を持つ(35歳・男性)」 「普段の上司や先輩からは想像できないようなかわいいアイコンだったので(39歳・男性)」 「ナルシストな感じがしない(27歳・男性)」 「イラストの雰囲気がいいから(37歳・男性)」 「職場で接するときと印象が変わらなかったから(29歳・女性)」 「誕生日の際のケーキを持った写真で素敵だと思った(22歳・女性)」 「同じ部署の思い入れのある部下との写真にしている(37歳・女性)」 「円満な家庭が想像できる、微笑ましい写真だから(27歳・女性)」 「趣味を楽しんでいる様子がわかり、いつもと違う一面をあらわしているから(27歳・女性)」 「凄く楽しそうにふざけている場面を他人に撮られていて、行動も笑顔も自然感溢れていた(21歳・女性)」 「自分の写真や家族の写真を出さないように気をつけていると聞いて危機管理が良くできていると思った(33歳・女性)」 |
「そもそも自分の顔を晒すことに疑問を感じる(37歳・男性)」 「ナルシスト感がある(30歳・男性)」 「ダサい(33歳・男性)」 「自己アピールが強い(39歳・男性)」 「家族の写真は身ばれする恐れがある(35歳・男性)」 「会社の名前をSNS上に出すのはよくない(26歳・男性)」 「年齢相応でない(29歳・女性)」 「キメてる感じがひいてしまう(32歳・女性)」 「いかにも自分が可愛いって見せるためとしか思えないから(28歳・女性)」 「詐欺の写メだから(26歳・女性)」 「子供の顔を出しているので、防犯上良くないし、子供を危険にさらしていると思うから(34歳・女性)」 「世代が違うなぁと思うのみ(31歳・女性)」 「似合わなくて胡散臭いから(37歳・女性)」 「自慢が入っているから(28歳・女性)」 |
自分の写真や自撮りがナルシストな感じがする・しないで好感度が分かれるようだ。
好感度の高い意見で多かったのは「キメすぎていない」「ナルシストっぽくない」「人柄が出ている」「雰囲気がよい」「趣味がわかる」など。
子どもや家族の写真を使うことに防犯を気にする声も多い。
写真の利用は個人の特定につながることや、好感度の明暗も分けてしまうので、似顔絵の利用を検討するのもよさそうだ。
部下・後輩がいる皆さんはこの機に自分のSNSアイコンを見直して、つながって良かったと思われるようなアカウントを目指してみるのはいかがだろうか。
■ SKIMAとは? オリジナルのイラストや似顔絵、デザインを簡単に個人で売買することができる、スキルシェアサービスです。 全てのイラストにその価値があり、そのイラストを必要としている人がいます。 SKIMAは、「COMMISSION(コミッション)」という、イラストを個人に有料で依頼する海外の文化を日本でも広めることを一つの目標にしています。 今回の調査はSKIMAでSNSのアイコン作成の依頼が増えていることから、SNSやアイコンに関する実態を調査しました。 |
■ 今回の調査結果より、SKIMAの見解
SNSを使い始めた時期やきっかけが年代によって様々であることから本調査を実施した。 特に10代と30代では使用するSNSやSNSの使用用途に大きな違いが生じることが改めて浮き彫りになる結果となった。 中でもTwitterに多く見られた「複数アカウント作成」については世代間ギャップがあり、当社のSKIMAでも、アカウントごとにアイコンイラストを変えるなど、若い層に多く見られる特徴となっている。 一方で、まだまだ他者にSNSのアイコンイラストを作成してもらったことがある数は少ないが、若い層を中心に増加していることはSKIMAでの取引を見れば明らかとなっている。 今後もSKIMAでは、アイコンイラストをキッカケに、クリエイターへの支援やイラストの依頼・購入(Commission)文化を広めていく活動を積極的に行っていきたい。 株式会社ビジュアルワークス 専務取締役 牧 圭介 |
※本調査レポートは小数点以下任意の桁を四捨五入して表記しているため、積み上げ計算すると誤差がでる場合があります。
■ 調査概要
「10代・20代・30代のSNSに関する意識調査」
・ 調査期間:2019年5月24日~5月27日
・ 有効回答:689人(予備調査10,000人)
・ 調査方法:インターネット調査
・ 調査対象:18歳から39歳の男女
・ 設問数 :予備調査11問、本調査9問
・ 調査元 :MMD研究所(https://mmdlabo.jp/)
■ 会社概要
設立日:2003年7月22日
代表者名:落水恒一郎
所在地:〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-22-8池袋千歳ビル7F
事業内容:モバイル公式コンテンツ企画運営 / WEBコンテンツ運営
会社URL:http://www.visualworks.co.jp/
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