【在庫ロス削減】のむヨーグルト「伊都物語」の工場でAIを活用した生産計画自動作成サービスの実証実験を開始
経験頼み・属人化からの脱却で、働き方改革と食品ロス削減を目指す
株式会社Regnio(本社:福岡県福岡市中央区/代表取締役:中野 雅俊 以下 Regnio)は、2021年11月1日より福岡市実証実験フルサポート事業の支援を受けながら、株式会社糸島みるくぷらんと(本社:福岡県福岡市西区/代表取締役:宮﨑英文 以下糸島みるくぷらんと)と生産計画自動作成サービス「Regnio Factory(リグニオファクトリー)」の実証実験を開始することをお知らせいたします。
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実証実験の概要
期間 | 2021年11月~12月 |
導入先 | 糸島みるくぷらんと 糸島工場 |
内容 | Regnioが開発中の生産計画自動作成サービスで毎日、過去の出荷実績データをもとに統計学とAIによって需要予測と生産計画を作成。工場長が立案するものとの比較(11月)や、自動作成された生産計画に基づいたライン稼働(12月)を行う。 |
検証項目 | 欠品の発生有無、在庫数の推移、出荷時の賞味期限、値引き商品の発生有無、作業時間等 |
今後の予定 | 2022年1月以降にIoTカメラを用いた在庫自動カウントの実証実験を行う |
- 糸島みるくぷらんとが抱える課題
生産計画の立案のためには、正確な在庫把握と需要の予測が必要です。現在の糸島みるくぷらんとでは人力での在庫把握、システムへの手入力を行っているため、リアルタイムで正確な在庫把握は難しく、また気温などに左右される需要を加味して生産計画を立てるという業務はとても難易度が高く経験も要します。工場長は経験を頼りに手間なく生産計画を立案できますが、他の社員が担当するとかなりの時間を要してしまい、教育コストも高くなることから属人的な業務になってしまっていました。
生産計画を誤り作り過ぎが発生すると、店頭で値引き販売することがあるため損失が生まれます。また、賞味期限が長い商品を卸すことで販売数を伸ばすことができますが、在庫に賞味期限の近いものが多くあると、そちらから出荷せざるを得ません。
「適切な生産計画が経験に頼らずに自動で立案できることで、属人化からの解放と損失削減、ひいては売上向上につながることを期待しています」と糸島みるくぷらんとの工場長浦重孝さんは実証実験に協力くださることになりました。
- 中小食品製造業向け生産計画自動作成サービスRegnio Factory
将来的には、原材料発注や営業情報との連携を強化していく予定です。私たちは、このサービスで、生産状況と市場情報の両方のデータを連携し、良いものを適切な価格とタイミングで届けられる工場を目指しています。
- 「産業の再点火」Regnioの目指す世界
このビジョンを実現するためには、弊社の幅広い技術力とデザインによるクリエイティブ力の他に、お客様の深い業務理解を組み合わせることが必要であると考えています。私たちは、お客様と継続的なパートナーシップを築き、経営レベルと現場レベルの両方に深く関わりながら、製造業の事業変革に挑戦しています。
- 福岡市実証実験フルサポート事業について
https://www.city.fukuoka.lg.jp/soki/kikaku/mirai/fullsupport.html
- 会社情報
所在地 :福岡市中央区大名2-6-11 FukuokaGrowthNext内
代表者 :代表取締役兼CTO 中野雅俊
URL :https://www.regnio.co.jp/
お問い合わせ:info@regnio.co.jp
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