鳥海山麓の湧水の町を海外アーティストの目で見つめ直す。イタリアの写真家・映像作家を迎え、遊佐中学校でトークイベント開催『イタリアのアーティストが遊佐の水を見たら』10月2日(金)16時〜【参加費無料】

インターネット界のアカデミー賞と評されるWebby Awardsのネットアート部門一般投票賞受賞者Giuseppe La Spada(ジュゼッペ・ラ・スパーダ)氏が山形県遊佐町を訪れトークイベント登壇

一般社団法人遊ばざるもの学ぶべからず

一般社団法人遊ばざるもの学ぶべからず(山形県遊佐町、代表理事:藤川かん奈)は、2026年10月2日(金)16:00〜17:00、遊佐中学校3階のコミュニティ拠点「幸自縁(KOJIEN)」で、トークイベント『イタリアのアーティストが 遊佐の水を見たら』を開催します。

ゲストは「水」を重要なテーマに制作を続けるイタリア・シチリア出身の写真家・映像作家、Giuseppe La Spada(ジュゼッペ・ラ・スパーダ)氏です。聞き手を当法人代表理事の藤川かん奈が務め、世界各地で見てきた水にまつわる風景や、アートを通じた水の表現、そして遊佐の水について話を聞きます。

放課後に開催する本イベントは、中学生や地域の方など、どなたでも参加できます。参加費は無料です。学校を会場に、子どもと大人がともに身近な水や自然との関わりを考える1時間です。

左:ジュゼッペ・ラ・スパーダ氏/右2枚:同氏による水中写真(被写体:藤川かん奈)

世界の水、アート、そして遊佐の水を語る

ラ・スパーダ氏は、写真や映像などの表現を通じて、水と人間、自然の関係を探究してきました。当日は、これまでの作品や活動、世界各地で見てきた水にまつわる風景、制作に込めた思いについて話を聞きます。

鳥海山の麓に湧き出る水は、川や田畑を潤し、日本海へとつながっていきます。日々の暮らしを支える水や風景を、異なる文化や経験を持つ写真家・映像作家はどのように捉えるのか。その視点に触れながら、「自分たちにとって遊佐の水とは何か」を、参加者とともに考えます。

今回の滞在では、ラ・スパーダ氏とともに遊佐の湧水や川、自然再生の現場を訪れ、地域の人々や文化に触れることを予定しています。そこで得られた気づきや対話をもとに、2027年春に向けた共同制作を構想しています。

項目

内容

名称

イタリアのアーティストが 遊佐の水を見たら

日時

2026年10月2日(金)16:00〜17:00

会場

遊佐中学校3階 コミュニティ拠点

「幸自縁(KOJIEN)」(遊佐町 小原田字上川原18番1)

ゲスト

Giuseppe La Spada(ジュゼッペ・ラ・スパーダ)氏/写真家・映像作家

聞き手

藤川かん奈/一般社団法人遊ばざるもの学ぶべからず 代表理事

参加対象

どなたでも参加可能(中学生、地域の方など)

参加費

無料

内容

世界各地の水にまつわる風景や作品制作の経験を通じて、遊佐の水を見つめ直すトーク

主催

一般社団法人遊ばざるもの学ぶべからず

参加に関するお問い合わせ

contact@asobamana.com

■ゲスト Giuseppe La Spada(ジュゼッペ・ラ・スパーダ)氏について

イタリア・シチリア出身の写真家・映像作家。

写真、映像、インスタレーション、パフォーマンスなどの表現を通じて、人間と自然の関係を探究しています。長年「水」を重要なテーマとして制作を続け、若い世代が参加するプロジェクトにも取り組んでいます。

▼公式アートサイト

https://art.giuseppelaspada.com/

年

主な受賞歴・活動歴

2007年

国際賞「Webby Awards」※のNet Art部門People’s Voice Award(一般投票賞)を受賞。 受賞作品は、坂本龍一氏の環境プロジェクト「Stop Rokkasho」を支援するWeb作品「Mono No Aware」。

2012年

坂本龍一氏との共同作品を「Digitalife 2012」で発表。 坂本氏の音と、木・山・水のイメージを組み合わせた参加型インスタレーションを制作し、人間の行為が自然の均衡に及ぼす影響を表現。

2017年・2023年

2017年、フェデリカ・ブリニョーネ選手(2020年・2025年アルペンスキーW杯総合優勝)の環境プロジェクト「Traiettorie Liquide」で水中写真を制作。2023年には、同選手や子ども、大人が参加するパフォーマンス「Replanting Human Beings」を実施。

2022年

日本のアーティスト集団「ダムタイプ」の作品「Playback 2022」(音響ディレクション:坂本龍一氏)に、エトナ山で収録した音源を提供。この音源は、第59回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展の日本館で展示された同集団の作品《2022》でも使用。

2024年

映像展示「The Voices of Water」の企画・キュレーションチームを率いる。 世界各地に受け継がれてきた水利用・管理の知恵を紹介する作品で、第10回世界水フォーラム(インドネシア・バリ)で発表。

2025年

イタリア・トリノで開催された、水を共通テーマにアート・科学・対話を通じて環境問題を考える国際イベント「Festival For The Earth 2025」で、アート部門のキュレーションを担当。会期中には、Gallerie d’Italiaで没入型展示「Flow+er」を発表。

※Webby Awardsについて

国際デジタル芸術科学アカデミー(IADAS)が主催し、インターネット上の優れた作品や活動を表彰しています。米紙ニューヨーク・タイムズから「インターネット界のアカデミー賞」と評される国際賞です。ラ・スパーダ氏が受賞した2007年の第11回には、全部門合計で世界60カ国超から約8,000件の応募がありました。同氏が受賞したPeople’s Voice Awardは、一般投票によって選ばれる賞です。

■今回の招聘の背景

今回の招聘につながったのは、当法人代表理事の藤川かん奈がシチリア滞在中に訪れた、ラ・スパーダ氏の展示です。子どもたちに水の大切さを伝える展示に触れた藤川は、その後、振袖を着て海に入り、同氏の水中写真の制作に参加しました。

撮影には、遊佐町の呉服店の女将が振袖の提供と着付けで協力し、現地にも同行しました。この交流は、藤川が地域に眠る着物や反物の価値を見つめ直し、ブランド「Oriori」を立ち上げるきっかけにもなりました。

参考:〈Oriori〉代表・藤川かん奈さん みんなで笑って助け合う、 地域という名の学校を

今回のイベントチラシには、当時制作した水中写真を使用しています。シチリアで生まれたつながりを、遊佐の学校や地域の人々との新たな交流へとつなげます。

遊佐町での水辺の自然再生活動について

当法人は、環境省「令和8年度良好な水環境保全・活用モデル事業」の一環として、月光川の水辺の保全・自然再生に取り組んでいます。月光川養漁業協同組合、一般社団法人鳥海山・飛島ジオパーク推進協議会、地域の専門家の協力のもと、地域の中高生や大人とともに活動を進めています。今回の滞在では、ラ・スパーダ氏にその現場の一部を案内する予定です。 水と人間、自然の関係を表現してきた同氏に、遊佐の水辺や人々の取り組みがどのように映るのか、感想や気づきを伺います。

月光川での自然再生の取り組み

直近の取り組みとして、2026年9月19日(土)に月光川養漁業協同組合・遊佐町駅一地区青年部の協力のもと、月光川河川公園で「第4回 月光川の小さな自然再生会」を開催しました。

2024年7月の水害で利用しにくくなっていた月光川河川公園で、中高生と地域の大人が協力し、地域住民や遊佐町を訪れる人が水辺に親しむことができるように、環境を整えました。

中学生1名、高校生7名、遊佐町駅一地区青年部3名、地域の協力者9名の計20名が整備に参加し、作業後は、整えた水辺で芋煮を囲み、参加者が交流しました。

▼整備前の様子(水害の影響で利用しにくくなっていた状態でした)

湧き水の流れる水場に藻が発生
芋煮会用のかまども草が茂った状態に
広場の池が泥と草に埋まっている状態

▼整備後の様子(利用しやすい環境を目指し参加者で整備しました)

水場を清掃し利用しやすい状態に
かまど周辺の草を刈り使いやすく整備
池を掘り出し生物観察に使える状態に

▼川魚の捕獲と実食(川魚を高校生が捕獲・調理しました)

漁協の許可のもと捕獲した川魚
下処理の後 火起こしして串焼き
高校生中心に川魚を捕獲し調理

\整備した水辺が 高校生・若者の交流の場に/

遊佐町地域おこし協力隊の久田直氏が企画・運営した芋煮会

整えた水辺は、整備から2日後の9月21日(月)、町外から訪れた高校生達を迎える芋煮交流会および川遊びの会場としても活用されました。

芋煮交流会には、地元遊佐高校の生徒、地域みらい留学の「未来ハイスクール」プログラムを通じて訪れた全国各地の高校生、東京都西東京市の「丹誠塾」の一行、遊佐町地域おこし協力隊、遊佐町共同開発米部会の方など、地域と世代を超えた総勢25名が参加しました。

▼整備を行った月光川河川公園の俯瞰図

2026年9月19日の整備活動「第4回 月光川の小さな自然再生会」の後片づけ時点の様子

水辺に親しみ、保全に関わる機会を次世代へ

月光川の水辺の保全では、漁協の組合員の減少や高齢化が課題となっています。また、若い世代が水辺に触れる機会の少なさも、当法人は課題と捉えています。自然に触れる機会と、川を守ってきた人の営みを知る接点を増やすことが、活動を続けるうえで大切だと考えています。

2025年9月13日に実施した観察会では、参加した中学生から大学生までの半数が、それまで川に入った経験がありませんでした。[ 昨年度報告書:GOODLIFEISLAND合同会社・当法人 2025年度モデル事業報告書(2026年2月、環境省公開)]

コメント:代表理事 藤川かん奈 

開催にあたっての想い

私たちが目指すのは、豊かな自然への主体的な関わりが続き、広がっていく地域です。今回のトークイベントでは、ラ・スパーダ氏の作品や言葉に触れながら、普段見慣れた遊佐の水や自然を、新たな視点で見つめ直す機会にしたいと考えています。そして「面白い」「もっと知りたい」という気持ちを入口に、自らの意思で自然に関わる行動につなげていきたいと思います。

自然への関心が次の行動につながるには、参加を支える地域の環境も欠かせません。川を守ってきた人や専門家と出会い、繰り返し活動に参加できる機会をつくること。若者も大人も、関心や得意なことを生かして関われるつながりを育むこと。当法人は、自然に関わる人を育てることと、その人が関わり続けられる仕組みを整えることを、一体で進めていきます。

この考え方は、遊佐高校の魅力化を起点に、行政、学校、地域の事業者や住民をつなぎ、若者の学びと挑戦を支えてきた当法人の活動にも通じています。自然が豊かなうちに、それを次世代へ受け継ぐ営みそのものを学びの機会にし、自分の関わりが地域の未来につながることを実感できる場をつくります。

一般社団法人遊ばざるもの学ぶべからずについて

一般社団法人遊ばざるもの学ぶべからずは、2024年10月に設立され、山形県遊佐町を拠点に「自分たちのまちは自分たちでつくる」を掲げて活動する団体です。遊佐高校の魅力化に携わってきたメンバーが、行政、学校、地域の事業者や住民とのつながりを生かし、若者の学びと挑戦を地域全体で支える環境づくりに取り組んでいます。

「まちのプレイヤー育成事業」では、地域の教育のコーディネート、高校生からU30世代の起業支援、大学生インターンシップ、海外交流などを展開しています。

「みんなの自然再生事業」では、住民が身近な自然の保全・回復・再生に楽しく関われる機会と仕組みをつくっています。自らの意思で地域に関わる人づくりと、豊かな自然を次世代へつなぐ取り組みの両方を進めています。

環境省「令和8年度良好な水環境保全・活用モデル事業」について

水環境の保全と持続可能な活用を、生物多様性の保全や地域の活性化につなげる環境省の事業です。水質・生態系の調査、自然を生かした活用方法の検討、活動を続けるための体制づくりなどが対象となります。選定団体は、事務局との請負契約に基づく事業費の支援に加え、伴走支援や必要に応じた専門家の助言を受けて取り組みます。当法人は2025年度に続き、2026年度も継続実施団体に選定されています。月光川での自然再生会は、水辺の調査や保全活動に地域の人が継続して関わる機会をつくる、同事業の一環です。

関連リンク

〇2025年度事業報告書

「高校生と釣り人によるイワナの資源量調査および 水圏活用と保全のための拠点・コミュニティづくり」(作成:GOODLIFEISLAND合同会社・一般社団法人遊ばざるもの学ぶべからず/2026年2月/環境省ウェブサイト公開)

〇過去のPR TIMESリリース:

山形県遊佐町の人づくり・地域づくりを発信「全国約5000校に配布される高校向け進路指導・キャリア教育専門誌『キャリアガイダンス』に掲載」「11月7日開催『山形の暮らしとなりわいカンファレンス』に登壇」

山形県遊佐町月光川でモクズガニのすみかづくり「小さな自然再生会」を令和8年9月13日に開催。鳥海山の湧水に恵まれた清流で生物調査【環境省 令和8年度良好な水環境保全・活用モデル事業:講師 三橋弘宗氏】

山形県遊佐町・月光川河川公園の整備と芋煮会交流「小さな自然再生会 第4回」を2026年9月19日(土)に開催

「遊佐まちなかビジネスチャレンジ」昨年参加者が登壇。若者の挑戦を応援する『遊佐チャレンジトーク&アイデア作戦会議』を2026年10月24日(土)に開催。午前はまちなか探検 夜は昨年挑戦者の喫茶店で交流

〇一般社団法人遊ばざるもの学ぶべからずHP

https://www.asobamana.com/

▽取材・参加に関するお問合せ先▽
contact@asobamana.com

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会社概要

URL
https://www.asobamana.com/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
山形県飽海郡遊佐町当山字上戸15番地の1
電話番号
-
代表者名
藤川かん奈
上場
未上場
資本金
-
設立
2024年10月