ヤマハ株式会社人事部が『哲学クラウド』の哲学対話を実施。哲学者との対話を通して見えてきた「ヤマハ式成長モデル」
「正解探し」のコミュニケーションを打ち破る新しいコミュニケーション手法として「哲学対話」を実施
ヤマハで人材・組織開発を担当する太田 佳宏さん・山下 未奈子さんは、組織の固定概念にとらわれない新しいコミュニケーション手法を模索し、人事部員向けに「哲学対話(※1)」を実施されました。
・導入インタビュー記事全文:https://note.com/tetsugaku_cloud/n/nca5c2ee19d48?sub_rt=share_pb
※1:哲学対話とは、哲学者がファシリテートしながらテーマについて複数人で自由に対話し、ひとりひとりの前提や文脈を分かち合い、物事に対する見方/考え方をアップデートしていく対話手法。
■導入背景
(以下、ヤマハ山下さん・太田さんのインタビューコメントを抜粋)
山下さん:人事部員の育成プログラムに先端的な専門性を取り入れたいと考えていました。GoogleやAppleが哲学者を採用したり、NTTが「京都哲学研究所」を設立した動きから、哲学と組織開発の関係に興味があったんです。「哲学対話」について概要を聞いたときに、問いを立てて本質に迫っていく作業が面白そうだと感じました。
太田さん:新しいコミュニケーション手法としての期待がありました。社中のコミュニケーションは通常、誰かが持っている「正しい答え」を探りながら話をしたり、空気を読んで何も言わないことが多いと思います。でも哲学対話は、そうした暗黙のルールを一気に壊すフレームで対話が進んでいく。これなら、今まで我々が持っていた固定観念を打ち破ることができる体験だと思いました。
■実施内容
ヤマハの中期経営計画や人事部員としてなど、様々な「成長」がテーマになっていたことから、哲学者のファシリテーションのもと「成長」について問い考える「哲学対話」を実施しました。後日、参加者が哲学対話を通して見出した「成長」について哲学者がさらに分析してレポートいたしました。
■効果
フラットで"自由"な対話の場が実現された
企画する際に「How=施策をどうやるか」に寄りすぎず「Why=何のためにやるのか」を考えるようになった
(以下、ヤマハ太田さん・山下さんのインタビューコメントを抜粋)
太田さん:本当にフラットで忖度なしに自由に意見を出すのって、結構難しいと思うんです。通常の社内の対話や会議だと「自分が当たったらどうしよう、何を言おう」と思って身を引いている人もいると思うのですが、哲学対話ではむしろ「言いたいんだけど…」とみんながうずうずして前のめりな姿勢になっていたように思います。
山下さん:「成長」と言うと右肩上がりのカチコチの成長しかがイメージされがちですが、「問い」を出すことは自分たちの「成長」に対する既存概念を壊すクリエイティブな作業でした。我々の仕事は企画が多いのですが、「何のためにやるのか?」というWhyが曖昧なままHowに集中して「施策をどうやるか」に議論が集中してしまいがちなんです。でも哲学対話を終えた後はHowに寄りすぎではいけないと、普段から気づきが生まれるようにもなりました。
■導入インタビュー記事
・「正解探し」のコミュニケーションを打ち破る「哲学対話」の魅力
記事URL:https://note.com/tetsugaku_cloud/n/nca5c2ee19d48?sub_rt=share_pb
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【株式会社ShiruBe 会社概要】
代表の上館が哲学を学ぶ中で、「こうあるべき」という「正しさ」が原因で自分自身が生きづらさを感じていると気づき救われた経験から、多くの人が自分らしく生きるきっかけを社会に届けたいと考え、設立にいたる。
・会社名:株式会社ShiruBe
・代表者:代表取締役 上館 誠也
・所在地:東京都大田区大森西1-15-13
・設立日:2022年4月15日
・事業内容:哲学コンサルティング、組織開発・個人開発支援
・サービスサイト:https://www.service.tetsugaku-cloud.jp/
【本件に関する問合せ】
株式会社ShiruBe(担当:湯浅)
・TEL:090-2090-5951
・MAIL:press@tetsugaku-cloud.jp
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