国内外で飲食事業を展開するきちりホールディングスと資本業務提携、「いしがまやハンバーグ」と新事業ゴーストレストラン「XMEAT」にDAIZの植物肉が採用され、植物肉と畜産肉のハーフ&ハーフも新登場

DAIZ株式会社(DAIZ Inc.)

 発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」を開発・製造するスタートアップであるDAIZ株式会社(本社:熊本県熊本市、代表取締役社長:井出 剛、以下「DAIZ」)は国内外で飲食事業を展開する株式会社きちりホールディングス(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO兼COO:平川 昌紀、以下「きちりホールディングス」)と資本業務提携を締結し、きちりホールディングスへの植物肉「ミラクルミート」の提供や、きちりホールディングスが植物肉「ミラクルミート」の販売代理を行うことに合意しましたことをお知らせします。

 

 本提携により、きちりホールディングスが運営する「いしがまやハンバーグ」において植物肉「ミラクルミート」を採用したハンバーグが10月23日より提供開始、きちりホールディングスの新事業であるゴーストレストラン「XMEAT」において植物肉「ミラクルミート」を採用した商品が10月23日より提供開始となります。

 「いしがまやハンバーグ」では、欧米では主流になりつつある植物肉と畜産牛を混ぜたハーフ&ハーフのハンバーグが、新たに登場しました。従来の植物肉で課題だった「肉のような食感」をDAIZの植物肉「ミラクルミート」は解決し、畜産肉との混ぜ合わせにおいても栄養価高く美味しくお召し上がりいただけます。

 


本資本業務提携契約の背景
 DAIZは、今後訪れるであろう世界的な人口増加によるタンパク質危機・食糧危機の解決策の一つになるべく、次世代植物肉「ミラクルミート」の開発を進めてまいりました。さらに、環境負荷の低減に寄与する「植物肉」の普及を通じて、DAIZは国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」達成への貢献とサスティナブルな世界の実現を目指しています。

 一方で、きちりホールディングスでは、「外食産業の新たなスタンダードの創造」をビジョンとし、既存の外食産業の枠組みに捉われることなく、これまでも「KICHIRIプラットフォーム」を活用し、大手小売事業者とのグローサラント事業展開、SaaS型POSシステム事業者との機能開発等、他業種の事業者との協働によるオープンイノベーションを推進することで、プラットフォームの強化を進め、フードテック企業として事業成長につなげてきました。

 このような状況の中、両社の強みを活かして「ミラクルミート」を原料とした新商品の開発・販売・広報協力を行うことは、両社の事業価値、企業価値の向上だけではなく、日本での植物肉市場規模の拡大に寄与し、持続可能な開発目標(SDGs)で示された「貧困」「飢餓」という観点からのサステナブルな社会への貢献にもつながることへの思いから、本契約締結に至りました。

■植物肉「ミラクルミート」が採用された新商品の概要
 きちりホールディングスが提供開始する下記の商品において、DAIZの植物肉「ミラクルミート」が採用されています。


1.「いしがまやハンバーグ」

 植物肉「ミラクルミート」を採用した新商品2種が10月23日より提供されます。美味しさ、高タンパク低脂質、高機能(栄養価値)を特徴とした商品です。


<商品概要>
■石窯で焼き上げる プレミアムハンバーグ ライト
 究極のプレムアムハンバーグステーキの美味しさはそのままに、栄養バランスが整い、健康や美容への機能性を高めたミラクルミートを使用。植物肉と畜産肉を使用したハーフ&ハーフのハンバーグです。

■石窯で焼き上げる プラントベースミートハンバーグ
 植物肉を100%使用した、大豆本来のタンパク質が豊富で脂質が低く、栄養バランスが整った高機能ハンバーグです。

いしがまやハンバーグについて:https://www.kichiri.co.jp/brand/ishigamaya/

※ 成城コルティ、アトレ吉祥寺、グランデュオ立川、アトレ亀戸、町田東急ツインズ、セブンパーク アリオ柏、イオンタウンユーカリが丘、さいたま新都心、ららぽーと富士見、イオンモール浦和美園、横浜ポル タ、MARK IS みなとみらい、マルイファミリー溝口、たまプラーザ、ららぽーと横浜、テラスモール湘南、ラス カ茅ヶ崎、ららぽーと沼津、 GOKU BURGERの全19店舗で提供されます。
※ 商品の詳しいお問い合わせは、きちりホールディングス(TEL:03-5466-3456)まで。

2.新事業ゴーストレストラン「XMEAT」
 店舗を持たずにデリバリーサービスでお客様へ提供する新たな飲食店のビジネスモデル、ゴーストレストラン「XMEAT」において、植物肉「ミラクルミート」を採用した新商品として、ガパオや麻婆豆腐、 ラザニアなど様々なメニューが提供されます。


<「XMEAT」の概要>
 外食産業ではコロナ禍を前提とし、様々な取り組みを行っていくことが必要です。きちりホールディングスは既存外食事業店舗のゴーストレストラン化に注力して取り組んでおり、この度、植物肉メニューを取り扱う「XMEAT」事業を新たに展開しています。

XMEATについて:https://xmeat.jp/

※ 「XMEAT」の商品の詳しいお問い合わせは、きちりホールディングス(TEL:03-5466-3456)まで。

■DAIZの発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」について
 2050年までに地球上の人口は100億人に達すると予測されています※1。世界的な人口増加と新興国の経済成長により、2030年にはタンパク質の需要に供給が追い付かなくなる「タンパク質危機」が起こり、タンパク質の需給がひっ迫することで、これまで以上に食肉価格の高騰が予想されています。そこで、「植物肉」が代替タンパク質として注目されており、その市場は世界で9兆円を超えると見込まれています※2。
 植物肉が、牛肉・豚肉・鶏肉と同じように食卓に並ぶ時代が到来しています。


 これまでの植物肉に使用されてきた主原料は大豆搾油後の残渣物(脱脂加工大豆)であったため、①味と食感に残る違和感、②大豆特有の青臭さや油臭さ、③肉に見劣りする機能性(栄養価)といった課題が残っており、本格的な普及の妨げとなっていました。

 DAIZの植物肉は、原料に丸大豆を使用しています。さらに、独自の発芽技術によって、これまでの課題を解決する植物肉「ミラクルミート」の開発に成功しました。

<DAIZの植物肉(ミラクルミート)の特徴>
特徴1.原料に丸大豆を使用
 これまでの植物肉は、大豆搾油後の残渣物である脱脂加工大豆を主原料としていましたが、DAIZの植物肉「ミラクルミート」は原料に丸大豆を使用しています。さらに、オレイン酸リッチ大豆※3を使用することで、大豆特有の臭みを無くし、異風味を低減しています。

特徴2.旨味や栄養価を増大、肉様食感を再現する独自技術
 味や機能性を自在にコントロールするコア技術「落合式ハイプレッシャー法」※4で大豆を発芽させ、旨味や栄養価を増大させます。その発芽大豆をエクストルーダー(押出成形機)※5にかけ、膨化成形技術※6により、肉のような弾力と食感を再現しています。これらの独自技術により、異風味を低減した植物肉「ミラクルミート」を製造しています。

特徴3.独自製法による価格競争力
 旨味や栄養価が増大した発芽大豆を使用しているため、他の原料や添加物を何も足さずして、植物肉「ミラクルミート」が完成しています。発芽タンクを用いた独自の製造プロセスにより、原価低減を実現し、牛肉・豚肉・鶏肉に対し、価格競争力があります。

▲DAIZの植物肉「ミラクルミート」の製造工程

<大学との共同研究に裏付けされた技術>
 共同研究機関として下記の大学と連携しています。
 ◾️九州大学(松井 利郎 教授):植物肉に含まれる旨味成分の評価
 ◾️京都大学(後藤 剛 准教授):植物肉の栄養素の吸収性の評価
 ◾️佐賀大学(穴井 豊昭 教授):非遺伝子組み換え大豆からオレイン酸リッチ大豆の育種

※1 国連推計「世界人口推計2019年版」より。
※2 UBS調べ。
※3 遺伝子組換え大豆は使用していません。
※4 大豆の発芽中に酸素・二酸化炭素・温度・水分などの生育条件を制御し、酵素を活性化させることで遊離アミノ酸量が増加し、素材の旨味を引き出す栽培法。(特許第5722518号)
※5 食品加工時に使用される機械。材料に水を加えながら、高温下でスクリューで圧力をかけ押し出すことにより混練・加工・成形・膨化・殺菌等を行う装置。
※6 特許申請準備中。

■DAIZのサスティナビリティ、地球温暖化の解決に寄与する植物肉

 昨今、地球温暖化が私たちにとって大きな課題となっています。国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」に対し、DAIZは地球温暖化の解決に寄与する「植物肉」を普及させることにより、目標達成に向けて貢献しています。

 地球温暖化は、二酸化炭素・メタン・一酸化炭素・フロンなどの温室効果ガスが原因と言われています。温室効果ガスの最も大きな排出源は電力(火力発電など)ですが、同等に大きな排出源となっているのが、農業・畜産業※7です。世界で飼育されている15億頭もの牛による二酸化炭素や腸内ガス(メタン)の排出が温室効果ガスの大きな要因となっており、私たちの食生活の見直しが求められています。

 植物肉は「次世代のお肉」として、温室効果ガスの排出を抑える効果の高い植物性食品です。地球温暖化を防ぐため、私たちが今からでもできることは、なるべく地球にやさしい植物肉を食生活に少しづつ取り入れることです。牛・豚・鶏に次ぐ、「植物肉」の普及を通じて、DAIZはサスティナブルな世界を目指してまいります。
※7 IPCC「Global Greenhouse Gas Emissions Data」より。

■会社概要
 商号     :DAIZ株式会社(https://www.daiz.inc/
 代表者    :代表取締役社長 井出 剛
 所在地    :〒860-0812 熊本県熊本市中央区南熊本五丁目1番1号 テルウェル熊本ビル7階
 設立     :2015年12月1日
 資本金    :4億2,500万円(累計資本調達額12億円)
 事業内容   :大豆由来の植物肉(ミラクルミート)の開発・生産及び販売
         大豆由来の植物肉(ミラクルミート)を用いた食品の開発・生産及び販売

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会社概要

DAIZ Inc.(DAIZ株式会社)

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URL
https://www.daiz.inc/
業種
製造業
本社所在地
熊本県熊本市中央区南熊本五丁目1番1号 テルウェル熊本ビル4階
電話番号
096-363-8800
代表者名
河野 淳子
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2015年12月