心理的資本・健康資本と業績の相関を分析した調査結果を発表

大阪大学経済学部 開本研究室と共同で実施

Be&Do

モチベーションをテクノロジーで支援する事業を展開する株式会社Be&Do(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:石見一女)は、大阪大学経済学部 開本研究室(開本浩矢、大畑圭汰、奥田健太、竹中創一、中原早織、八太陸朗、堀川侑太朗、森本哲、山地稜)と共同で心理的資本・健康資本に関する調査を実施し、分析結果を発表しました。健康資本と業績との相関を確認するとともに、その背後にある心理的資本が業績向上に重要な役割を果たすことがわかりました。
■調査概要■
  • 目的:①健康資本および心理的資本が、従業者の業績感に影響を与えるか ②健康資本のどのような要素が心理的資本に影響を与え、従業者の業績感に影響を与えるか
  • 期間:2018年11月27日(火)~2019年2月28日(木)
  • 対象:民間企業17社(未回答除く899名)
  • 質問項目:心理的資本に関する項目(12問)、心理的資本の影響による行動結果に関する項目(7問)、 健康資本に関する項目(30問)

■分析結果■
  • 心理的資本に関する質問項目について「自己効力感」「レジリエンス「希望」「楽観性」の4因子に分類し、重回帰分析および媒介分析の手法を用いて各因子と観測変数の関係を検証した結果、以下の結果が得られた。
  • 健康資本については食事、運動、飲酒、プレゼンティーズムが、心理的資本については自己効力感 および楽観性が業績感に影響を与える。
  • 食事、運動に関しては、肯定的意識が業績感に正の影響を与える。
  • 飲酒に関しては、否定的意識が業績感に負の影響を与える。その要因として、飲酒に対する否定的意識が 自己効力感、希望、楽観性、行動変容(目的意識) に負の影響を与えることが挙げられる。
  • 自己効力感、楽観性は業績感に正の影響を与える。


◆重回帰分析結果 一部抜粋
  • 健康習慣について、食事、運動、プレゼンティーズム、飲酒が有意であった。食事、運動に関して肯定的意識が業績感に正の影響を与えることが示された。
  • 心理的資本:自己効力感、楽観性が有意であった。上記の心理的資本が業績感に正の影響を与えることが示された。
  • 4つの心理的資本の中でレジリエンスはほとんど有意性が認められなかった。

 



◆媒介分析結果 一部抜粋
  • 良い食習慣は自己効力感や楽観性のスコアを高め、それにより業績感のスコアも高める傾向が見られた。

 

 
  • 体を動かす習慣がある人は、自己効力感や楽観性のスコアが高く、それにより、業績感のスコアも高まる傾向が見られた。

 
  • 身体の不調は業績感と正の関係にある自己効力感、楽観性に負の影響を与えると示された。

 

  • 飲酒に対する否定的意識が、業績感と正の関係にある自己効力感、楽観性に負の影響を与えることが示された。
  • ​また、媒介変数の介在によって飲酒から業績感のパスが有意でなくなる完全媒介が成立した。​​​​

 

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会社概要

株式会社Be&Do

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URL
http://be-do.jp/
業種
サービス業
本社所在地
大阪府大阪市北区西天満2-8-1 大江ビル305
電話番号
06-6948-8095
代表者名
石見一女
上場
未上場
資本金
4800万円
設立
2011年10月