【リアセック調査】新卒エンジニアの育成課題は「ソフトスキル不足」に集中!?

配属後の新卒エンジニアに「課題を感じる」が9割超。人事と現場での複層的な成長支援が効果的

株式会社リアセック

株式会社リアセック(所在地:東京都港区、代表取締役CEO:平田 史昭)は、IT企業で新卒エンジニアの育成を担当している①人事担当者/②現場マネージャーを対象に「新卒エンジニア育成」に関する調査を行いました。

新卒エンジニアの育成では、専門スキルとソフトスキルのどちらも欠かせません。

特に入社1年目は、業務に必要な知識を身につけると同時に、チームで成果を出すための姿勢や考え方を育む大切な時期です。

配属後の早期戦力化や離職防止が求められる中で、人事担当者と現場マネージャーがそれぞれどのような力を重視しているのかには、少しずつ違いが見られるかもしれません。

そこで今回、株式会社リアセックhttps://www.riasec.co.jp/)は、IT企業で新卒エンジニアの育成を担当している①人事担当者/②現場マネージャーを対象に「新卒エンジニア育成」に関する調査を行いました。

調査概要:「新卒エンジニア育成」に関する調査

【調査期間】2025年11月4日(火)~2025年11月6日(木)

【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査

【調査人数】863人(①252人/②611人)

【調査対象】調査回答時にIT企業で新卒エンジニアの育成を担当している①人事担当者/②現場マネージャーと回答したモニター

【調査元】株式会社リアセック(https://www.riasec.co.jp/

【モニター提供元】PRIZMAリサーチ

調査サマリー

・研修は「技術」が中心、約9割が「役に立っている」と評価

 新卒研修は技術スキルを教えるものが主流で、人事・現場ともに約9割が「実務の役に立っている」と感じている。

・配属後の新卒の約9割に「主体性・協調性の課題」ありと回答

 研修はうまくいっている一方で、現場配属後には約9割の担当者が、新卒の「ソフトスキル(主体性や協調性)」に物足りなさを感じている。

・一番大事なのは「チームで協力する力」、一方で約4割が「不足」と回答

 育成で最も重視されているのは「チームで協力する力」だが、実際には約4割が「ソフトスキル不足」が課題であると回答。

・ 約9割が「人事のサポートが必要」

 現場だけで育成するのは難しく、約9割が「人事が現場を支援する体制が必要」だと回答。

新卒エンジニア研修の実態調査

はじめに、「新卒エンジニア向けに、現在貴社で実施している初期研修の内容」について尋ねたところ、人事担当者は『技術スキル中心の集合型研修(52.4%)』と回答した方が最も多く、『ビジネスマナーなどの基礎研修(49.6%)』『ソフトスキル重視の研修(38.5%)』『OJT中心の実践型研修(32.1%)』『部署・現場別の個別研修(31.0%)』と続きました。

現場マネージャーは『技術スキル中心の集合型研修(54.7%)』と回答した方が最も多く、『ビジネスマナーなどの基礎研修(49.6%)』『ソフトスキル重視の研修(35.5%)』『部署・現場別の個別研修(31.8%)』『OJT中心の実践型研修(30.4%)』と続きました。

人事担当者・現場マネージャーともに「技術スキル中心の集合型研修」が最多となり、初期段階では一定の技術基盤を整える取り組みが広く行われていることがわかりました。一方で、OJTや部署別研修はいずれも3割前後となっており、配属先ごとの業務特性に応じた育成は、企業によって対応が分かれている状況がうかがえます。

では、初期研修に対してどの程度の満足感が得られているのでしょうか。

ここからは前の質問で『特に明確な研修プログラムは設けていない』と回答した方以外にうかがいました。

「現在の新卒エンジニア向け初期研修の内容に満足しているか」について尋ねたところ、『非常に満足している(26.8%)』『まあ満足している(57.1%)』が合わせて8割以上を占めました。

8割以上が「満足している」と回答しており、初期研修の内容は大多数にとって一定の水準を満たしていることが明らかとなりました。一方で、1割半ばが不満を示しており、人事担当者・現場マネージャーともに一定数の方は研修の内容に改善の余地があると感じていることがうかがえます。

実際に、初期研修は業務にどの程度役立っていると感じているのでしょうか。

「新卒エンジニア向け初期研修の内容は実務で役立っていると感じるか」について尋ねたところ、『とても役立っている(29.6%)』『ある程度役立っている(59.9%)』と回答した方が合わせて約9割を占めました。

大多数が実務で役立っていると感じており、初期研修で上位にあがった技術スキル中心の集合型研修などが役立っていることがうかがえます。

一方で、「あまり役立っていない」「まったく役立っていない」と回答した方は約1割存在しました。

最も重視すべき新卒エンジニアスキルは「チームで協力する力」だった

多くの人事担当者・現場マネージャーが初期研修を「実務で役立っている」と評価する一方で、改善の余地を指摘する声も一定数見られました。では、育成において具体的にどのスキルを重視しているのでしょうか。再び全員にうかがいました。

「新卒エンジニア育成で重視するスキル」について尋ねたところ、人事担当者は『チームで協力する力(44.8%)』が最も多く、『周囲をまとめ導く力(35.3%)』『感情をコントロールする力(31.4%)』『他者との関係構築力(31.0%)』『前向きに挑戦し続ける力(29.4%)』と続きました。

現場マネージャーは『チームで協力する力(48.1%)』が最も多く、『周囲をまとめ導く力(31.9%)』『他者との関係構築力(30.6%)』『前向きに挑戦し続ける力(29.6%)』『感情をコントロールする力(28.6%)』と続きました。

人事担当者・現場マネージャーともに、ソフトスキルを重視する傾向にありました。最も重視するのは「チームで協力する力」であり、組織で働くうえでの基盤となる協働性を共通して求めている点が明らかになりました。

さらに、下位項目では“ハードスキルの扱い”にやや温度差が出ている点も注目できます。現場マネージャーは人事担当者よりもハードスキルを重視する割合がやや低い傾向が見られ、人事側が想定する“育てるべきスキル”と“現場で求められる行動”の間に、見えにくいギャップが潜んでいる可能性があります。

若手エンジニア育成において重視するスキルの傾向が見えてきましたが、人事担当者・現場マネージャーは育成において現状どのような課題を感じているのでしょうか。

「若手エンジニア育成において、課題だと感じる点」について尋ねたところ、人事担当者は『ソフトスキル(主体性・論理性・協調性など)が不足している(44.1%)』が最も多く、『OJT体制にばらつきがある(31.8%)』『成果を測定・可視化する仕組みがない(29.8%)』と続きました。

現場マネージャーは『ソフトスキル(主体性・論理性・協調性など)が不足している(40.3%)』が最も多く、『OJT体制にばらつきがある(31.3%)』『成果を測定・可視化する仕組みがない(26.5%)』と続きました。

人事担当者・現場マネージャーともに、若手エンジニア育成の課題として約4割が「ソフトスキル不足」を挙げており、コミュニケーションや協働面での課題が共通の悩みになっていることが明らかとなりました。ソフトスキル重視の研修を行っている企業は一定数いるものの、課題として上位に挙がっています。

また、「OJT体制のばらつき」や「成果の測定・可視化の仕組み不足」も上位に挙がりました。

ここで新卒エンジニアのソフトスキルについてスポットを当て、「配属後の新卒エンジニアについて、ソフトスキル(主体性・論理性・協調性など)に課題を感じたことはあるか」について尋ねたところ、『よくある(30.8%)』『ときどきある(61.0%)』が合わせて約9割を占めました。

前段での調査結果では初期研修の満足度自体は高かったものの、多くの人事担当者・現場マネージャーが、配属後の新卒エンジニアのソフトスキル面に課題を感じていることが明らかになりました。

主体性や論理的思考力、コミュニケーション力の課題は、チーム開発の連携や成果物の完成度に影響している可能性があります。

これらの傾向から、ソフトスキルを育む機会の充実が課題となっていることがうかがえます。

現場任せでない・人事も含めた育成支援体制の必要性、約9割が必要と回答

最も多い育成課題として「ソフトスキル不足」が挙げられましたが、新卒エンジニアのソフトスキルの育成はどの程度重視すべきと考えられているのでしょうか。

「新卒エンジニアのソフトスキル(主体性・論理性・協調性など)の測定・育成はどの程度重視すべきか」について尋ねたところ、『非常に重視すべき(29.6%)』『ある程度重視すべき(61.2%)』が合わせて約9割を占めました。

この結果から、技術力だけでなく、チームの一員として円滑に協力し成果を出す力を持ったエンジニアが求められており、技術教育と並行してコミュニケーション力や協働力などの人間的成長を支援するプログラムの必要性が高まっていることがうかがえます。

このような育成における体制について、どの程度の方が人事と現場の連携を強化すべきと考えているのでしょうか。

「人事が現場での新卒エンジニアのスキル育成を支援する体制は必要だと思うか」について尋ねたところ、『非常に必要だと思う(29.5%)』『ある程度必要だと思う(55.3%)』が合わせて約9割を占めました。

約9割が「必要」と回答しており、育成における人事と現場の連携やサポート体制の重要性が高く認識されていることがうかがえます。初期研修だけでなく、現場での学びや成長を組織的に支える仕組みが求められているようです。

研修満足度は高いにもかかわらず現場でのソフトスキル不足が課題となる現状は、研修での学びと実務との乖離を示唆しており、やはり現場での能力開発が必要になります。

また、ソフトスキルはひとりひとり得手不得手があり、これまでの経験によりばらつきがあるため一律のスキルトレーニング・研修では、どうしても全体の学習効果が低くなってしまうケースもあります。そのため個々人に合わせた育成が不可欠ですが、OJTは教える側の指導スキルに依存し、育成効果がばらつきます。加えて、現場の負荷が高まることも課題です。

ここで、社員ひとりひとりのソフトスキルを測定し、結果をもとにパーソナライズする、現場での育成支援ツールの需要についてうかがいました。

「『測定×パーソナライズ×現場主導』の研修設計が可能なツールがあれば、導入を検討したいと思うか」について尋ねたところ、『ぜひ導入を検討したい(34.5%)』『やや導入を検討したい(57.7%)』が合わせて約9割を占めました。

 この結果は、データを活用した個別最適化と現場主導の両立が、新しい育成の方向性として期待されていることを示しています。育成の属人化を防ぎ、客観的な測定に基づく改善サイクルを回す仕組みへの関心が高まっているようです。

まとめ:技術と人間力を両立する「共育」の時代へ

今回の調査で、新卒エンジニア育成における実態と課題が明らかになりました。

初期研修は多くの企業が「技術スキルを中心とした集合型研修」を軸に、ビジネスマナーやソフトスキル研修も組み合わせる形で実施しており、約8割が「内容」「実務への有用性」ともに一定の満足度を示していることが明らかとなりました。一方で、OJTや部署別研修をしている企業は約3割にとどまり、配属先や個々の特性に応じたきめ細かな育成は難しさがある状況もうかがえます。

育成で重視するスキルとしては、人事担当者・現場マネージャーともに「チームで協力する力」が最上位に挙がり、「周囲をまとめ導く力」「感情コントロール力」「関係構築力」など、ソフトスキルが幅広く求められていることが示されました。しかし、配属後の新卒エンジニアに対しては約9割がソフトスキル面の課題を感じており、「ソフトスキルが不足している」「OJT体制にばらつきがある」「成果を測定・可視化する仕組みがない」といった点が共通の課題として挙がっています。

そして約9割が「現場でのスキル育成を人事が支援する体制は必要」と回答しており、人事と現場が連携して新卒エンジニア育成に取り組む必要性が強く意識されていることがわかります。

「測定×パーソナライズ×現場主導」が可能な育成ツールについては、約9割が導入を検討したいと回答しており、データに基づいて育成を最適化したいニーズが高いことが明らかとなりました。これからのIT企業には、こうした仕組みを活用しながら、一人ひとりの成長を可視化し、技術とソフトスキルの両面から新卒エンジニアの活躍を後押しする取り組みが求められていきそうです。

調査結果を受けて(株式会社リアセック)

1. ソフトスキル育成における課題と方向性

今回の調査結果から、約3~4割の企業が新入社員や若手向けの初期研修においてソフトスキル育成を実施しているという実態が確認されました。しかしながら、その一方で、「ソフトスキル不足」が依然として現場の主要な課題として挙げられていることも浮き彫りになりました。

ソフトスキルは知識として一度学べば身につくものではなく、「実践し続けること」が不可欠であると考えます。

人事施策として重要なのは、社員が学んだスキルを活かせる「実践の場」を提供し、その経験を成長につなげることです。特に、現場の理解を得る難しさや工数を考慮すると、研修などといった日常業務以外の時間を使うのではなく、「日常の業務そのもの」を「実践と成長の場」として活用することが望ましいと考えます。

つまり、社員が日々の業務に取り組みながら、その取り組み方次第でソフトスキルを継続的に開発できる仕組みが求められています。

2. 日常業務をトレーニング機会にするためのポイント

日常業務をソフトスキルのトレーニングの機会に変えるためには、以下の二つの視点が重要です。

①人事・組織側

・社員が「やらされ感」なく、自ら動機付けを持ってスキルを実践できるように、自走・自律的に動ける環境づくりを推進する

②社員自身

・取り組みに納得感をもって臨み、成長予感を持ち続ける

・業務での小さな成功体験を通じて成長実感を得る

今回の調査において、新人エンジニアには特にソフトスキルが求められることがわかりましたが、それ以外の業界業種においてもソフトスキルは求められます。

人事・現場が連携しながら、日常業務の中でソフトスキルの継続的な育成を実現していくことが重要であると考えます。

新人・若手社員の育成なら『コントレ』

今回、「新卒エンジニア育成」に関する調査を実施した株式会社リアセックは、『コントレ』https://www.riasec.co.jp/business/co-training)を運営しています。

■若手の「伸び悩み」を感じている企業・マネジャーの皆さまへ

初期研修・OJTだけでは埋まらない“育成の壁”を、現場の経験をもとに乗り越える。

コントレは、新人・若手社員の自律的な成長を支援する実践行動型トレーニングプログラムです。

「経験→振り返り→概念化→試行」の学習サイクルを回すことで、若手自らが“気づき→行動”の流れをつくり、継続して成長できる状態へ導きます。

アセスメントでソフトスキルの強み・課題を可視化し、66種類のトレーニングから本人が伸ばしたいスキルに合わせて選択できます。

“押し付けない育成”だからこそ学びが定着します。

■コントレの特徴

①「経験学習モデル」による自律的な学習能力の向上

日常の業務を通じて、実際の経験を振り返りながら試行錯誤を繰り返します。このサイクルを通じて、受講者が自分に合った学び方を習得し、継続的な成長を支援します。

②PROG診断を使った個別対応

事前に行うPROG診断の結果をもとに、受講者一人ひとりの能力や成長段階に合わせて、66種類のトレーニングの中から最適なものを提案します。受講者が自分で選択することで、学習への意欲と主体性が高まります。

③「ピアセッション」での相互学習と内省の促進

毎週、受講者の仲間(ピア)と一緒に、コーチングを取り入れた振り返りセッションを行います。心理的安全性の高い環境で、客観的なフィードバックを受けることで自己認識が深まり、具体的な行動の変化が促されます。

④OJTとOJL(On the Job Learning)を組み合わせたアプローチ

従来のOJTに学びの要素を加え、現場での「訓練」と「学び」を融合させます。このアプローチにより、短期的な業務スキル向上と、長期的な問題解決力や適応力の習得を目指します。

■若手の行動が変われば、組織が変わる。コントレはその最初の一歩をつくります

・指示待ちから脱却してほしい

・主体的に行動する若手を増やしたい

・業務に追われて育成が後回しになっている

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こんな企業の悩みを、コントレは解決します。

成長の鍵は、特別な教材より“実務そのもの”。

現場の経験を学びに変える習慣が身につけば、

若手はどんな環境でも自ら伸びていきます。

■企業の人材育成ご担当者さまへ

コントレは、若手育成に関するあらゆる課題に伴走します。

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・職種問わず導入可能(営業・企画・バックオフィス・クリエイター職など)

・研修後も職場で継続できる“再現性”を重視

・短期間で組織の成長行動を可視化

まずは資料をご確認いただき、詳しい内容をご確認ください。

・資料ダウンロードはこちら:https://www.riasec.co.jp/hr-dl/12561

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本調査の内容をテーマに、新卒エンジニア育成に関するセミナーを開催します。

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■お問い合わせ

・株式会社リアセック:https://www.riasec.co.jp/

・お問い合わせURL:https://www.riasec.co.jp/inquiry/

・お問い合わせTEL:0120-769-396(土日祝を除く10:00~18:00)

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会社概要

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業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都港区浜松町1-2-11 浜松町鈴木ビルディング3F
電話番号
-
代表者名
平田 史昭
上場
未上場
資本金
7500万円
設立
2006年05月