オーケーエム、「国内最大級サーモントラウト陸上養殖プラント」に採用
~FRDジャパンの陸上養殖施設に高性能バルブを納入、環境負荷低減にも貢献~

各種流体制御バルブの開発・製造・販売を手掛ける株式会社オーケーエム(本社:滋賀県野洲市、代表取締役社長:奥村晋一、以下「当社」、TYO:6229)のバルブが、株式会社FRDジャパン(本社:埼玉県さいたま市、代表取締役:十河 哲朗、以下「FRD」)が千葉県富津市で建設中のサーモントラウト陸上養殖商業プラント(以下「本プラント」)に採用されました。
本プラントは、FRDが独自に開発した閉鎖循環式陸上養殖システムで、年間3,500トン規模の生産を目指す、国内最大級の養殖施設です。当社は本プラントの配管計装工事の設計・施工を担う日揮株式会社を通じて、養殖に不可欠な水処理・循環システムに使用されるバルブを納入いたしました。
■持続可能な養殖に向けた新しい挑戦を支えるオーケーエムのバルブ技術
世界的な食糧需要の高まりや、海洋資源の持続的活用が求められる中、FRDは海に依存しない新たな食料タンパク源を供給する水産事業モデルの構築を目指し事業を展開しています。
バクテリアによるろ過を活用した水質制御技術、ならびに天然海水を用いず、排水を出さない閉鎖循環方式により、環境負荷の低減と高鮮度なサーモン供給の両立が可能となります。
当社のバルブ製品は、こうした水質管理・流体制御の要となる設備において、高い信頼性と耐久性が評価され、本プロジェクトでの採用に至りました。
プラントの安定稼働を支えるインフラとして、当社の製品が持続可能な食の供給に貢献できることを誇りに思います。
■今後の展開
FRDは本プラントを皮切りに、国内外での事業拡大を構想しており、世界中で伸びゆくサーモンの需要を持続的に支える世界No.1の陸上養殖産業のパイオニア企業を目指しています。
当社も、こうした次世代型産業インフラの整備に向け、バルブ製品を通じて引き続き貢献してまいります。
今後も、高品質な製品と信頼性あるソリューションの提供を通じ、社会課題の解決と持続可能な未来づくりを支えてまいります。
■陸上養殖商業プラントの概要
所在地:千葉県富津市
生産魚種:サーモントラウト
生産量:年間3,500トン規模
着工時期:2023年7月
操業開始時期:2026年(予定)
出荷開始時期:2027年(予定)
■FRDの稼働中の養殖水槽

FRD公式サイト:https://frd-j.com (プラント予想図と画像は使用許可をいただいております)
株式会社オーケーエム
オーケーエムは、1902年創業の百年企業で、1952年にバルブ事業を開始。1962年の会社設立以来、バルブ事業が地場産業として根付く滋賀県に本社を置いています。船舶排ガス用バルブは世界シェアNo.1を誇り、経済産業省「2020年版グローバルニッチトップ企業100選」に選定。現在、LNG燃料船向けバルブを展開するとともに、脱炭素社会の実現に向け、アンモニアや液化水素対応バルブの開発を推進しています。


本社:滋賀県野洲市
創業:1902年(明治35年)
設立:1962年(昭和37年)
事業:工業用、建築用、船舶用等各種バルブの開発・製造・販売
資本金:1,185百万円
従業員(連結):357名
売上高(連結):10,974百万円
代表者:代表取締役社長 奥村 晋一
上場取引所:東京証券取引所 スタンダード市場
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